平成30年度発行 ものづくり事例集(第4刊)
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 長崎県内に印刷業は200社以上の事業所があります。加えて、近年ではネット印刷も普及し、価格競争は激化の一途を辿っています。そのような競合他社と、価格面で勝負したくないと考えた時、クオリティー面でお客様に満足していただこうと思ったのです。従来の印刷では裏移り防止のためにパウダーを散布するのですが、表面を加工する時にはその粒子が影響して凹凸が出やすいという問題がありました。それが、今回の機械を導入した事でパウダーを散布する必要がなくなり美しい表面加工が可能となったのです。この特性を活かし、現在はラベル、シールの印刷が主ですが、今後は表面加工が必要な冊子の表紙やPOP等、印刷の幅を広げていければと考えています。高いクオリティーを実現できたことは、受注の幅を広げることにもつながります。営業部 森山 昂紀株式会社九大印刷20

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