平成30年度発行 ものづくり事例集(第4刊)
44/68

 現在、食の外部化から野菜くずや調理くずが大量に発生し、コンビニエンスストア等では時間が経って捨てられるロス商品がたくさんあります。弊社では、これら食品廃棄物を豚用の飼料に転化する取組を行っており、現在、週30トンの液状飼料を製造しています。この生産量は、現状、農林水産省が推進する「エコフィード(eco-feed)」として集められる食品廃棄物に対して上限に近い量ではありますが、他に焼却処理されている食品廃棄物を考えると、もっと伸ばしていけるはずです。「捨てればゴミ、分ければ資源」を意識し、また広く意識してもらうことで、長崎で完結できる食の循環を目指しています。廃棄される全てのものに新たなる息吹を与える。「もったいない」で「エコフィード」の取組。代表取締役 平木 實男平木工業株式会社42

元のページ  ../index.html#44

このブックを見る