平成24年9月21日(金)、福岡県の「ホテルニューオータニ博多」において、平成24年度組合青年部全国講習会(主催:全国中央会)が開催され、全国からおよそ250名の中小企業組合に所属する若手経営者・後継者及び青年中央会事務局担当者が参加しました。(本県からは11名が参加)
1.全国講習会
「講演1」 テーマ : 会社経営者に求められる法律知識
講 師 : 福岡県青年司法書士協議会
1.謄本の見方と債権回収 2.労働問題と役員の責任 3.事業承継
福岡県には約800名の司法書士がおり、そのうち200名で福岡県青年司法書士協議会を組織している。前福岡県青年協議会の会長が司法書士であったことから今回の講演依頼となりました。
商業登記簿のチェックポイント:本店所在地、目的、資本金、役員。通常、履歴事項全部証明書を謄本と呼んでいる。商業登記簿は取引先を見極める際の重要な資料、一つの判断根拠となります。また、自社の信頼性を示すための資料ともいえるので、コンプライアンスが求められる現状では、登記事項に変更が生じた場合は、速やかに変更登記を行うように注意を喚起されていました。
「講演2」テーマ:どん底からの大逆転経営 ~青年経営者に望むこと~
講 師:合資会社じじやの干物 店主
日本ひもの産業株式会社 社長 秋武 政道氏
売れた!売れた!お客様の声で売れました!~小さな会社の地域密着ブランドの作り方~
スーパーで要求されるものは、味や品質は二の次で価格と商品ロット。規格に沿った数量を納期内に揃えられるかどうかでその挙句に安値販売されてしまいます。10年前にマーケティングの手法に出逢い、それから消費者に直接販売するBtoCに移行されました。その間には倒産寸前の崖っぷちまで追い込まれるが、ややればできる。徹底したマーケティングとお客様の声。店頭でアンケートに応えていただき、リスト化する。「あなたへ」!のメッセージで消費者の声を届ける。今では「じじやの干物」が地元ではブランド商品に変化していった。
2.懇親会
九州経済産業局産業部次長をはじめ多数の来賓が出席のもと、様々なアトラクションで大いに盛り上がった懇親会であった。
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