経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

7 月 期 景 況 天 気 図

7 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量の対前年比は醤油微減、味噌微増とまだまだ厳しい状況である。そんな中、業界では新型コロナウイルス感染症禍以降では初のハイブリッド型で会議が開催され、輸出EXPO展示会にも共同出展するなど進んでいる。しかし、8月以降は1万品目超の値上げの報道があり、気になっている。
 
冷凍水産食品加工業
*輸入原料すりみのBシーズン(2022.9~搬入)の価格が決定し、120円/k(30%)アップと決定した。春先に値上げを行ったが、秋口に再度値上げを行わなければならない状況であり、更なる売上の減少が予想される。また、各メーカーとも資金繰りが悪化しており、廃業・倒産も予想されている。
 
食料品
*原材料の高騰及び品不足、エネルギーコストの高騰で利益に繋がらない状況である。
 
麺類
*小麦粉、食用油等の原材料価格、燃料等の経費価格が上昇しているが、販売価格への転嫁が難しい。新型コロナウイルス感染症第7波の感染拡大により、先行きが不透明になってきている。
 
麺類
*送料無料キャンペーンにより、通販では前年比大幅増となったものの、原材料価格の上昇により収益の増大までは繋がっていない。
繊維工業 成年女子・少女服製造業
*仕入原価が上昇しており、販売価格への転嫁が難しい。また、人手不足が改善できない。受注については、引き合いは活発な様子である。
印刷 印刷
*先月から特段の変化は見られず、厳しい状況である。適正な価格転嫁が進んでいないことがその一因であると考えられ、取引先等にも現状を理解してもらう必要性があると感じる。
窯業・土石製品 セメント製品
*猛暑の影響による工期の長期化や職人不足等により、全体的に困っている。 
 
生コンクリート
*4月から7月までの出荷累計実績は前年比83.3%と2割程落ち込んでいる。特に官公需関連の累計出荷は前年比76.3%と落ち込みが激しく、厳しい経営状況となっている。
電気機器 電気機器
*先月同様に新型コロナウイルス禍における諸問題に直面しているが、引き続き、営業活動や公共工事の入札案件に注力し、受注に繋げていきたい。

小売業 青果物販売
*7月の取扱高は103%であり、蔬菜では玉ねぎの高値が目立つが、概ね平年並みである。果実類では今年は天候に恵まれ、西瓜、ぶどう類、梨等の入荷が順調で販売数も若干増加している。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染者数の爆発的な増加に伴い、納品業者からは落胆の声が聞かれる。未だ収束が見えない状況に体力が持たない。

生花販売
*小売店舗の昼間に関しては、暑さもあり花の日持ちが悪く商品購入の買い控えも出てきている。夜間は、相変わらず厳しい状況が継続している。卸部門は、単価高の影響を受け、売上高は増加した。加工部門は、商品の入荷量減に伴い原価率が悪化している。ブライダル部門は、結婚式が延期となっていた方々が順番待ちとなっている状況である。
 
石油販売
*梅雨が早めに明け、人の動きも回復しつつあり、落ち込んでいた需要も前半は昨年度並みまで回復しつつあったが、高価格や週末の雨などで需要に恵まれず、昨年比95%程度となっている。今後の夏休み商戦も過去最多の新型コロナウイルス感染者数が続く中、不透明な情勢にある。原油価格は、当面100ドルから110ドルを中心に荒い値動きが想定されるが、中国の都市封鎖再導入や世界経済の更なる減速の懸念等があれば下落、ロシアへの経済制裁の実効性がより顕著になれば更なる上昇の可能性もあると考えられる。
商店街 佐世保市
*6月28日に梅雨明けしたこともあり、7月中のお客様の出足は概ね好調であった。小売業にとっては仕入価格の上昇もあり、売価に転嫁しなければならない店舗もあり、苦慮されたようである。7月中旬からの新型コロナウイルス感染症の感染急拡大も心配である。
 
島原市
*7月は夏休みに入り、商店街恒例の土曜夜市が新型コロナウイルス感染症の感染対策を施した上で、縮小して3年ぶりに開催した。子供達にも待ち望んで頂いており、輪投げや射的等のイベント、綿菓子、焼き鳥などの飲食で久しぶりに商店街が賑わったと感じる。商店街の指定管理温浴施設「ゆとろぎの湯」は昨年に比べ順調であったものの、7月中旬頃から新型コロナウイルス感染者数が急増した事で地元の入浴者や駐車場利用者が減少し、今月は昨年並みの売上となった。
サービス業 情報
*特段の変化はないが、昇給による固定経費の増加に対して売上が増加していないため、生産性を高める必要性を感じている。
 
旅館業
*未だ新型コロナウイルス感染症による影響が大きい。感染者数の増加に伴い政府による行動制限が発令されずとも自粛ムードは高まっており、客足は減少している。
 
旅館業
*新型コロナウイルス感染症第7波の影響で、行動制限はないもののキャンセルが多く、前年同月より売上高が減少した。
 
飲食業
*前年比約80%以上の大幅増となったが、新型コロナウイルス感染症禍以前との比較では5%~10%の若干の減少となった。第7波の影響の見通しが難しく、物販店では発注に苦慮している。原材料価格の再引き上げが9月以降もあるとの事で、厳しい状況が続いていくと思われる。
建設業 建設業
*7月に入り若年層の新型コロナウイルス感染症の感染者数が大幅に増加し、職員が感染者の家族や濃厚接触者となり休業させたため業務に影響が生じている。
運輸業 運送業
*7月の売上げは例年並みであったが、軽油価格の高止まりの影響で収益は悪化しており、厳しい状況が続いている。

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