経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

8 月 期 景 況 天 気 図

8 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量前年比は、醤油味噌共に微減。また、業界の累計出荷数量は対前年比で醤油100%、味噌99%であった。緩やかな持ち直しの動きが感じられるが、まだまだ厳しい状況である。年末に向け、景況感が回復すると共に出荷量の増加を期待する。
 
冷凍水産食品加工業
*組合員1件の倒産が発生した。今後も厳しい状況が継続すると予想される。西九州新幹線(長崎~武雄温泉)の開通による盛り上がりが起こる事を期待する。
 
食料品
*電気・ガス料金の高騰や円安下での原材料の輸入等が収益を圧迫している。
 
麺類
*前年同月と比較すると売上高は回復してきたものの、新型コロナウイルス感染症禍以前の状況までには回復していない。観光客も戻りつつあったが、第7波の影響でこちらもコロナ禍前の水準には戻っていない。小麦粉や食用油の価格高騰、重油、ガス、電気代等の経費の高騰で収益性が悪化している。販売価格への転嫁については十分にできておらず、今後も価格改定を検討している。
 
麺類
*売上は増加したものの、値上げによるものであり、個人消費者の買い控えが見受けられ依然として厳しい状況である。
繊維工業 成年女子・少女服製造業
*受注環境はまだら模様であり、生地、付属品の入荷が遅れているため、生産計画が立てにくい。また、離島地区は運賃その他のハンデがある。年内は現在の状況が続くものと思われる。
印刷 印刷
*原材料価格の高騰による影響を大きく受けていると思われ、業況は芳しくない。好転に向かうため、まずは適正な価格転嫁がなされることが必須である。
窯業・土石製品 セメント製品
*猛暑のため長時間の工事をすることができず、売上は伸び悩む傾向であった。人手不足も一因であったと思われる。

生コンクリート
*石炭の高騰によるセメントの値上げ要請が再度あっており、1年間に約50%の値上げが実施される。工場側は原材料値上げによる価格転嫁を実施したばかりであるが、再度値上げを実施しなければならない状況となっている。
電気機器 電気機器
*先月同様に新型コロナウイルス感染症禍における諸問題に直面しているが、引き続き営業活動や公共工事の入札案件に注力し、受注に繋げていきたい。
郵送機器 郵送機器
*先月と比較してほぼ変化はない。
小売業 青果物販売
*8月のお盆の特需に期待したが、折からの値上げラッシュの影響からか、例年に比べて売上は思うようには伸びなかった。取扱高は昨年同月比で102%であった。
 
生花販売
*小売店舗の昼間に関しては、1本あたりの単価が上昇し昨年より売上は増加した。夜間の昨年同時期は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う緊急事態宣言中であり、店舗は休業状態であった。卸部門と加工部門においても、単価高騰の影響を受け、売上は増加した。ブライダル部門は、婚礼件数の増加により業況は好転している。
 
石油販売
*一昨年は新型コロナウイルス感染症の影響による帰省や行楽の自粛、昨年はコロナ禍に加えて、九州北部を中心とした記録的な長雨・豪雨のダブルパンチに見舞われた商戦であったが、今年は3年ぶりに行動制限がなかったことや猛暑による効果があり、需要面では昨年比110%前後で推移している。ただ、コロナ禍以前と比較すると総じて7~8割の水準であり、需要の回復は依然として厳しい状況である。
商店街 佐世保市
*7月中旬からの新型コロナウイルス感染症の感染急拡大により、回復傾向にあった景気の状況も今月は再び悪化に転じている印象である。元々消費が落ち込む8月であり、加えて仕入価格高騰の影響を販売価格に転嫁できず、利益が薄い商売を余儀なくされている。
 
島原市
*今年は8月の商店街恒例の土曜夜市を新型コロナウイルス感染症対策などを考慮し、規模や日程を縮小して3年ぶりに開催した。前回と比べて特別な催しはなかったものの、お客様は待ち望んでいたかのように久しぶりに楽しんで頂いた様子であった。商店街に賑わいがあると街全体に活気があるように思える。商店街が指定管理している温浴施設も昨年と比較して売上も増加し、3月からの累計でも昨年比111%となっている。駐車場収入もバスが昨年より増加し、累計でも昨年比101%となり今後とも努力していく必要がある。
サービス業 情報
*現状では特段の変化はなし。

旅館業
*前年よりも売上は増加しているが、新型コロナウイルス感染症禍以前の令和元年度と比較すると、減少のままである。
 
旅館業
*夏休み期間中も行動制限がなく、前年同月より売上は増加したが新型コロナウイルス感染症第7波の影響により微増であった。
 
飲食業
*前年比約3~4倍の大幅増となったが、新型コロナウイルス感染症禍以前の令和元年同月比では、マイナス20~30%と大幅減のままである。人出はそこそこあったものの、土産品購買の面では弱く、飲食が強い状況であった。幼いお子様連れや祖父母を交えたご家族、カップル、大学生の客層が多く、中高生を含むご家族は少ないように感じた。
建設業 建設業
*新型コロナウイルス感染症の影響で、地元での就職を希望する若年者が増加傾向にある中、数年ぶりに若手を採用出来ていたが3年目で退職してしまった。再び求人活動を行わなければならない状況である。
運輸業 運送業
*8月はお盆休みが長く、稼働日数が少なかったため、売上が減少した。また、軽油価格の高止まりにより、収益も悪化している。求人も継続しているが、中々応募がなく厳しい状況が続いている。

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