経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

1 月 期 景 況 天 気 図

1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量前年比は醤油、味噌共に微減であった。2024年度は物流問題が大きな課題となる年と思われる。物流問題を踏まえ、次の手段が必要となる。
 
冷凍水産食品加工業 
*暖冬のため、冬季商品の売上が例年に比べ減少している。また、新型コロナウイルス感染症の影響の収束により、外食が増加し内食が減少した事も売上減少の要因と考えられる。
 
食料品
*物価高騰等の影響もあり、消費者の節約等で売上は減少した。また、年末商戦の売上も同様の影響で減少している。
 
麺類
*原材料価格の高騰に伴い、各組合員は販売価格への転嫁を進めている。販売単価は上昇しており、収益性は若干好転している。
 
麺類
*出荷量は前年比で微減であった。今後大きな商談会に参加するため、新規の商談に繋げていきたい。
繊維工業 成年女子・少女服製造業
*年度末にかけて、受注は順調である。
印刷 印刷
*売上高、販売価格に関してはやや増加傾向にあるものの、原材料・光熱費の高騰分までは反映出来ておらず、収益状況や景況の回復までは至らず、厳しい状況が続いている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*生コンクリートの技術者が年々高齢化している。資格取得のための講習会も開催しているが、なかなか合格するまでに至っておらず、資格者が増加していないのが現状である。
電気機器 電気機器
*工事関連の受注が増加している反面、技術者不足について懸念がある。また、一部の電気部品の納期が長期化している事から、会員企業での製作、出荷が長期化する事があり、そういった中で利益確保をいかに行うか検討していきたい。
輸送機器 輸送機器
*組合員企業全体で考えると先月と同等の操業であった。立神地区での工事量は防衛省新造護衛艦3隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様推移している。船殻工事はFFM#9のドック艤装が始まり先月より上がっており、作業人員も多少増員している。しかし、FFM#6が最終工程(試運転・調整試験)に入り工事量・配員とも減少傾向にある。修理艦は現在4隻修理工事を行っている。年検・定検で仕事量は異なるが、工事量は増加する見込みである。
小売業 青果物販売
*1月の取扱高は昨対比96.1%で、全体的に青果・果実とも入荷が少なく、単価的にも特に高い品目がない。但し、販売数量は人流の増加と共に各店舗とも回復基調になっているのが感じられる。4年ぶりとなる来月からの長崎ランタンフェスティバルの開催が、更なる起爆剤となる事を期待したい。
 
鮮魚介販売
*アワビ、サザエの漁獲量推移について、平戸島は海に囲まれている事から獲れたてのアウビ、サザエは直売所やスーパーでもよく目にするが、近年の漁獲推移について漁業者に聞き取りしたところ、近年、漁獲量はどちらも減少傾向にあるとの事。原因は、温暖化による海水温の上昇に伴う寄生虫の増殖による生育阻害・死亡や餌となる海藻がなくなる磯焼けが進行している事、そして全国的には磯焼けに加えて乱獲、密猟等が挙げられるとの事。アワビ、サザエの漁獲量減少は、ふるさと納税の返礼品確保にも今後影響が懸念され、稚貝放流など養殖にも注力はしているが、需要と供給のバランスには苦戦している模様である。
 
食肉販売
*諸物価値上げのアナウンスが続く中、消費者の生活防衛意識は一段と高まりを見せ、小売り面では来店客数、客単価ともに減少傾向が続いており、単価の高い商品は敬遠され安価な商品へのシフトが目立った。一方、業務用卸では季節的な交流人口の増加等により、宿泊観光及び飲食が順調で、受注量が増えた事で業況が若干ではあるが改善された。組合員それぞれにコスト削減には努めているものの、仕入価格の上昇、資材や物流経費の値上げ等により厳しい状況は相変わらずで、来月も従前の売上を期待するものの、その動向には大きな不安もあるようである。
 
生花販売
*能登半島地震の影響は感じないが、1月は毎年花の供給が増加している。気温が低下し花持ちが良くなる事もあり、来店客数が減少して需要が下がる時期である。更に積雪の影響で仏花の需要も減少しており、悪循環な状態が長く続いている。
 
石油販売
*1月商戦も需要の不振が大きく、燃料油ボリュームは前年比90%台前半と悪い状況である。また、油外商品の売れ行きも節約志向と人手不足による提案ロスが重なり低迷が続き、灯油も暖冬傾向や高齢世帯のエアコン切り替え、若者の灯油離れで、かつてないほどの販売不振が続いている。寒波到来も起爆剤には繋がらず、収益面でも昨年からマイナスが続き、厳しい経営環境が続いており、依然として需要の復活は厳しい状況にある。
商店街 佐世保市
*1月は寒さが厳しい時期もあったが、概ね天候に恵まれ人出も好調であった。中旬から中心部商店街のプレミアム付き商品券事業がスタートし、街中で流通し売上に貢献している。
 
島原市
*令和6年は、新型コロナウイルス感染症の影響からの解禁により、景気回復の年になるかと期待していただけに、元旦からの能登半島地震による影響からか、初売りやその後の売上など各店舗も伸び悩んでいるようである。また、普賢岳噴火災害により支援を受けた島原では、一早く募金等の活動を始めた商店街と歩調を合わせ、市商店街連盟でも募金活動をする事となった。
サービス業 旅館業
*人手不足の状況である。
 
飲食業
*昨年は長崎ランタンフェスティバルが1月スタートであったため、前年比ではマイナス40%程度の減収となったが、新型コロナウイルス感染症の影響以前の令和元年度と比較するとプラス30%程度の増収となっている。
建設業 建設業
*若年層の採用は難しいため、40~50代の方を対象とし、地元のみでなくUIターンも含め他産業よりも好条件の待遇に設定しているものの、応募者がいない。人手不足は益々加速している。
運輸業 運送業
*燃料費の高止まりが続いているが、一部の荷主との交渉で運賃を上げて頂く事となった。多少負担は減少したものの、依然として厳しい状況は続いている。

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