経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

2 月 期 景 況 天 気 図

2 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量前年比は醤油、味噌共に微増であった。前年2月は原材料の値上げ等で厳しい中の出荷量であったため、あまり参考にはならないものの、緩やかに回復している。また、東京の展示会に出展された業者からの新規情報が楽しみである。今後とも攻めの姿勢でチャレンジしていきたい。
 
食料品
*土産物商品等は売上が増加しているが、スーパー等の商品の売上が減少している。理由としては、暖冬による冬物商品の売上減少及び商品値上げに伴う売上減少が考えられる。
 
麺類
*2月は長崎ランタンフェスティバルの影響で、飲食店向けの売上が好調であった。土産品の販売も好調で、県外量販店については春の九州フェアを開催する店舗が多かった。価格改定も進んでおり、各組合員の収益性も回復基調にある。
 
麺類
*消費者の購買意欲が低く、問屋の受注減少傾向が続いている。全国規模の商談会に参加し、入場者数、商談件数も過去最大となった。受注の拡大と売上の確保に努めていきたい。
繊維工業 成年女子・少女服製造業
*人材確保が大きな課題であるが、受注の見通しは明るい状況である。
印刷 印刷
*需要の停滞が解消に至らず、厳しい状況が続いている。原材料価格の販売価格への転嫁が適正になされたうえで、今後の社会経済活動が活発化し、需要の増加に繋がる事を期待している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*2月の出荷は前年同月比で90%となった。現在の状況で推移すると、対前年比でマイナス10%の出荷実績となる事が想定される。前年も9%ダウンであったため、出荷量の減少に歯止めが利かなくなっており、経営的に厳しい状況となっている。
電気機器 電気機器
*工事関連の受注が増加している反面、技術者不足について懸念がある。また、一部の電気部品の納期が長期化している事から、会員企業での製作、出荷が長期化する事があり、そういった中で利益確保をいかに行うか検討していきたい。
輸送機器 輸送機器
*組合員企業全体で考えると先月と同等の操業であった。立神地区での工事量は防衛省新造護衛艦3隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様推移している。船殻工事はFFM#9のドック艤装が始まり先月より上がっており、作業人員も多少増員している。しかし、FFM#6が最終工程(試運転・調整試験)に入り工事量・配員とも減少傾向にある。 修理艦は現在2隻修理工事を行っている。年検工事で仕事量は異なるが、工事量は前月より減少する見込みである。
小売業 青果物販売
*2月は4年ぶりに長崎ランタンフェスティバルが本格的に開催され、飲食・宿泊を中心に客数が増加した事に伴い、納品業者で、新型コロナウイルス感染症の影響以前の売上を超えた業者が多く見受けられたものの、一時的な売上増加であるかの見極めが必要である。取扱高は100.9%となった。
 
鮮魚介販売
*平戸ヒラメ祭り2024が1/27~3/17の期間で開催中である。今年は価格も品質も例年と変わらず安定しており、市内飲食店やホテル、市場の食堂等でも刺身、フライ、井等で提供されている。土日には東京、千葉等からの来客もあり、盛況である。平戸の観光について、平戸は観光を売りにしているものの、日帰り客が多く宿泊客をいかに増加させるかが長年の課題となっている。平戸は島であるものの、平戸大橋があるため自家用車や観光バスで往来出来る事から、日帰りが可能となっている。収益的には宿泊客の確保が望まれるところであり、行政や観光協会でもPR活動に注力している。しかし、夜間になると市内を走るタクシーは1台且つ運転手も1名となるのが実態であり、飲酒後にタクシーを利用するにも長時間待ちとなるため、夜間に出歩く事を敬遠する傾向もある。
 
食肉販売
*当月は、一般的に販売業においては業績低迷の月であるが、当地では冬のイベント開催の影響も大きく、観光・飲食関連が活性化した。本年はイベント期間中に3連休が2度あった事で、過去にない交流人口の増加もあり、業況において卸・小売り共に順調に推移した。特に業務用卸は、商品の動きも好調で売上は増加傾向であったが、時期的な要因もあり仕入価格の上昇が顕著で、利益面では圧縮されたようである。
 
生花販売
*小売り店舗の昼間及び夜間については、景気が回復せず不調が続いている。卸部門は、出荷量が減少しているものの、相場が上昇せず売上が伸び悩んでいる。加工部門については、ホームユース全体が伸び悩み、ギフトも減少傾向にある。ブライダル部門については、前年度が新型コロナウイルス感染症の影響からの脱却により婚礼数がピークであったようで、下降気味である。全体として、市場への入荷量が減少しているにも関わらず、単価が上昇せず売上は減少傾向にある。
 
石油販売
*2月はガソリン需要が減少する時期でもあり、その分の収益をカバーしてきた灯油であるが、暖冬も重なり、今季の需要は例年を大きく上回る落ち込みとなった。寒波が来ても瞬間で終わり、前年比70%台に落ち込んでいる。需要減少は続いてきたが、ここまでの大きな落ち込みはこれまでにもなく、収益も悪化し、資金繰りにも影響している。断熱効果の高い住宅やマンションの普及、共働き世帯の増加で、暖房燃料をわざわざ購入に行くというスタイルが減少し、需要減少は時流で今後さらに加速する見通しが強く、仕入れの工夫等の対策がこれまで以上に重要となっている。
商店街 佐世保市
*2月は例年商売の閑散期に当たるが、暖冬の影響もあり、商店街の来客数は概ね好調である。佐世保市主導のスマートフォンによる電子決済は、プレミアムも付き徐々に浸透してきている。
 
島原市
*2月初旬から中旬にかけ、天候に左右されつつも頑張っていたが、2月は逃げ月と言われるほどあっという間に過ぎ去った。商店街が、8年前から島原市より指定管理を受けていた「ゆとろぎの湯」から撤退する事となり、備品やその他引継ぎのための準備に追われていた。
サービス業 旅館業
*昨年12月、国から統合型リゾート(IR)施設の区域整備計画の不認定を受けた事で、IR関係者の入り込みが減少し、2~3月の稼働はいま一つといった状況である。
 
旅館業
*先月に引き続き前年同月を下回った。1月末に1件廃業があり、インバウンドも減少したように感じている。  
飲食業
*前年同月比ではプラス30~80%程度の大幅な増加となったが、これは長崎ランタンフェスティバルが前年は1月下旬~2月始めの開催であった事による。1月~2月の合計前年比ではプラス25%程度となり、今年は4年ぶりの本格的な開催で、期間も2日間ほど長かったため、人出が大幅に増加した事による。人員スタッフの不足により、営業時間短縮や休日設定の見直しなど長崎ランタンフェスティバル中にも影響が見られた。
建設業 建設業
*毎年工業高校の新卒者を採用していたが、今年は応募者がゼロであったため普通高校へも求人を提出したが、結果は同様であった。その理由は、建設企業よりも県内外企業の待遇条件が良い半導体関連企業への就職希望であった。ますます、担い手確保が困難な状況となった。
運輸業 運送業
*運賃の値上げ交渉により、来年度から取引条件が多少改善する見込みであるが、燃料費の高止まりが続いており人件費の高騰も見込まれるため、厳しい状況は続くと思われる。

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