経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

3 月 期 景 況 天 気 図

3 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量前年比は醤油微増の味噌微減であった。業界情報誌に3月東京ビックサイトでFOODEX JAPANが開催され、北海道から九州までの多様な醤油メーカー29社が参加し、来場者の人波が絶えることなく賑わい、こだわりの逸品を売り込んだと元気な記事を拝見した。前進していきたい。
 
冷凍水産食品加工業
*輸入原料の価格が下がってきているため、収益内容は改善してきている。
 
食料品
*原材料価格の高騰及び品薄のため入手困難な状況で、商品価格の値上げをしなければならず、その後の商品の売れ行きが懸念される。一方、菓子類の売上は販路拡大等により増加傾向にある。
 
麺類
*2月のランタンフェスティバル以降、観光客数が増加しており、外食、土産物の売上が好調に推移している。また、販売価格の改定も徐々に浸透し、販売単価も上昇した。一方、仕入の方は、小麦粉の価格が多少下がったものの、その他原材料、燃料費は高止まりしている。雇用については、人手不足が続いている。
 
麺類
*出荷量は前年比、微減となった。組合員の中には、販売価格への転嫁が進んでいないところもあり、対応が急がれる。
繊維工業 成年女子・少女服製造業
*人材不足のため、受注に対して十分な対応ができていない。
印刷 印刷
*販売価格は微増で上昇傾向にあるが売上増までは繋がらず、収益状況の回復には至らない状況である。今後の需要回復に期待したい。
窯業・土石製品 生コンクリート
*当月の出荷は前年同月比で92%の出荷実績となった。ピーク時、年間250万㎥あった出荷もとうとう90万㎥を切る出荷実績となっており、非常に厳しい状況となっている。建設業と同じく恒常的な人材不足の状況が続いている。若手社員が入ってこないため、社員が高齢化しており、今後会社継続・技術継承が問題点となると思われる。
電気機器 電気機器
*工事関連の受注が増加している反面、技術者不足についての懸念がある。また、一部の電気部品の納期が長期化していることから、弊社での製作、出荷が長期化することがある。そういった中での利益確保をいかに行うかを検討していきたい。
輸送機器 輸送機器
*組合員企業全体で考えると先月と同等の操業であった。立神地区での工事量は防衛省新造護衛艦3隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様推移している。船殻工事はFFM#9のドック艤装が始まり徐々に上がっている。作業人員も多少増員している。しかし、FFM#6が最終工程(試運転・調整試験)に入り工事量・配員とも減少傾向にある。 修理艦は現在1隻修理工事を行っている。年検工事で仕事量は異なるが、工事量は前月より減少する見込みである。
小売業 青果物販売
*3月は、先月からの生育不足に加え、梅雨を思わせるような長雨で青果物の入荷が激減し高値となった。特に、野菜類ではトマト、キュウリ、ナスなどの果菜類、果実類ではイチゴの生育が悪く単価高となる。取扱高は昨年比120.9%、2割以上の増加となる。
 
鮮魚介販売
*当地の宿泊稼働状況は、聴き取りの印象では昨年よりはやや低下した模様。昨年度は、行政の方も‛心呼吸’の旅キャンペーンを打ち出すなどして旅行支援を図っていたが、今年度は若干トーンダウンした反動がでた様子。当地の土産品店も、来島客の微減により昨年よりは売上高は減少。何よりも、宿泊とのセットになった商品券による消費効果は大きく、当組合の商品券だけの売上高は昨年度を100とすると今年度は29%で大きくダウンしており、いかに昨年度はよかったかが窺がえる。 今後は、コロナ過が落ち着きを見せて、行政等の支援に頼らない本来の自助努力による営業推進が求められる時期となった。
 
生花販売
*小売り店舗の昼間及び夜間については、景気が回復せず不調が続いている。卸部門は、入荷量は減少し、最高値が続いている。ブライダル部門については、前年度が非常に好調であった分、今年度は通常通りに戻っている。
 
石油販売
*3月商戦は、2月よりは売れ行きは良いが、依然、需要の不振は続いており、前年実績には及ばない日が続いている。原油相場については、ウクライナによるロシア製油所攻撃、OPECプラスの自主減産延長などの要因で原油が高騰しており、円安ドル高も反映し、コストが上昇しているが、政府が原油価格高騰対策として実施している「燃料油価格激変緩和事業」の補助金が元売各社へ投入されていることで価格が制御されているものの、6週連続して20円超の補助金が支給されている。
 
木材販売
*新築住宅(持家)の着工数が減少している。
商店街 佐世保市
*3月に入り寒暖の差が日によってあり、雨も多く客足の予測が難しかった。3月後半には2~3日おきに外国船が寄港したが、乗船する観光客の行動形態がまちまちであり、商店街に押し寄せる日と全く散策しない日との落差が大きかった。
 
島原市
*3月3日~10日まで島原初市があった。江戸時代に島原城を築城した時に、近郊の商人や農民・漁民たちが大手門で開いたのが始まり。3月23日と24日は、2年前にイオン島原店が新築オープンしたが、以前から街づくり推進協議会や商店街連盟などと一緒に地域を活性化するために取り組んでいる。今年も「縁JOYフェス3」として、近隣の各商店街もそれぞれ催しや島原コスプレの乱、街づくり活動報告なども同時開催した。特に、雨天のために急遽イオン島原店内で行われた、まちなか交流&コンサートでは踊り、歌、演奏など約100名ほどの出演者とアンパンマンショーやSNSやテレビに出演しているペルーとフィリピンのハーフで二人組の「ペルピンズ」の出演などで凄く賑わった。今回も島原市の商店街の買物レシートでもイオンと同様にガラポン大抽選会に参加でき、年々盛り上がってきている。
サービス業 旅館業
*コロナ明けの景気が落ち着き、平常化にきている。レベルとしては、低レベルで推移している。
 
旅館業
*一部前年同月比と同等もしくは減少した施設もあったが、概ね上回った。
 
飲食業
*前年同月比はプラス20~25%程度。長崎ランタンフェスティバル後も、大学生、一般ともに多くの人出があった。一部、商品価格の値上げもあり、売上増に寄与している。ただし、旅行支援の終了により、土産品購入に関しては前年比マイナス15%程度の落ち込みとなっており、修学旅行生の土産物品購入に影響が出るものと考えられる。
建設業 建設業
*求人募集を行っているが応募者はゼロであり、建設業は避けられているようである。技術者不足により工事の受注機会を逸失し、技能者不足で受注した工事の下請け業者の確保難など人手不足が深刻化しており、更に経営環境が厳しくなってきている。
運輸業 運送業
*24年問題を目前に控え、荷主様との運賃を含めた交渉を行っていき、満額とはいかないが取引条件が多少好転するような話ができた。ただ、人員不足・高齢化等まだまだ課題がある。燃料も上昇傾向にあり状況的には厳しい感じは続いている。

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