住所 |
〒859-3711 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2239番地 |
設立 |
昭和24年12月 |
出資金 |
66,550千円 |
電話番号 |
0956-85-3003 |
FAX番号 |
0956-85-6108 |
組織形態 |
産地組合 |
地区 |
長崎県東彼杵郡 |
主な業種 |
陶磁器製造業 |
組合員 |
40人 |
組合専従者 |
5人 |
専従理事 |
8人 |
URL |
https://www.hasamiyaki.or.jp |
陶磁器産業では、川上から川下までの分業体制において石膏型の経済的負担が、長年にわたり課題となっていた。波佐見焼の産地である波佐見町の産業廃棄物処理の受け入れ問題が再浮上したことで、廃石膏型の処理について解決が避けられない状況となった。そのため、関係団体が参加するリサイクル協議会を立ち上げ、廃石膏型のリサイクルを推進し、分業体制の再構築、地域経済の浮揚とブランド力向上を目指すことが求められた。
町の産業廃棄物処理施設が限界に達し、リサイクルの必要性が浮上した。これまで安価な処理方法が主流であったことから、排出者の認識不足によって適正な処理が行われていない課題が浮かび上がった。
この課題への対処として波佐見町は専門家を招聘し、産地の実態を調査。その結果、リサイクル協議会が設立された。協議会には当組合の理事長や組合員が参画し、排出者への適正処理啓発・副産物の研究・処理費用の削減と体制強化の必要性が再確認された。
組合員の合意を得る過程は難航したものの、説明会や組合の会議での説明を通じて、必要性を熱心に訴え続け、組合員と関係団体の関心が次第に高まっていった。年内稼働を目指し廃石膏の一時保管施設が建設中であり、これにより排出者の作業スペースが確保され、生産性の向上と固定費用の削減が期待されている。
またリサイクルプロジェクトから新たな商品も生まれており、町おこしの一環として展開されている。波佐見町のブランド力が高まり数々の賞を受賞するなど、地域経済の浮揚にも貢献している。
廃石膏のリサイクル事業は、地域経済の浮揚や担い手不足解消に寄与する機会につながると期待されている。当組合は、引き続き組合活動を通じて組合員間の連携と協力を強化し、波佐見焼のブランド力向上に貢献したい意向である。
廃棄物処理の課題に直面し、課題の核心はこれまで安価な処理方法が普及し排出者が環境に対して認識が薄いことであると確信、波佐見町の協力も得てリサイクル協議会を設立したこと。そして、一時保管施設の建設が実現となり排出者にとって生産性向上と固定費削減が期待される見通しが立ったこと。これらの成功要因は組合員への説明と合意形成、地域内での連携である。
廃石膏(右)と廃石膏を粉砕してつくられた肥料(左)
波佐見焼くらわんか碗とリサイクルプロジェクトから生まれた「八三三米(はさみまい)」
中小企業団体全国大会の物産展に出展