経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

11 月 期 景 況 天 気 図

11 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量前年比は醬油微減、味噌微増であった。値上げ後の出荷量は厳しいと予想していたが前年並みであった。日本醤油協会では、全国各地の醬油をもっと知っていただき、さらにファンになっていただくことを願い、「ふるさとのしょうゆ1300名様プレゼント」を実施した。12月下旬までに当選者のお手元に届き、年末年始の家族団らんのお料理などにお使いいただく予定。
 
食料品
*人件費や仕入価格の高騰で収益確保が厳しい状況である。12月のお歳暮等の贈答品売上に、僅かに期待している。
 
麺類
*修学旅行が増えているような感じはあるが、飲食、土産品ともに前年と比べ、横ばい。11月5日には全国製麺業者大会を本県にて開催した。全国から約100名の製麺業者が長崎に集った。
 
麺類
*キャンペーンが14日から始まったが、昨年同月に比べると売上減となっている。今後の拡販方法の見直しも含め、問題点が少しずつ見えてきたように感じる。来月17日までのキャンペーン期間、号外の広告メールを再度出す予定。ここでの売上増に期待しつつ、新たな拡販方法を見出していきたい。
 
酒類
*11月は島内外で展示会や各種イベントが行われた。壱岐酒造組合としては中央会のご協力のもと、壱岐焼酎GI指定30周年記念の「壱岐焼酎世界にKANPAIフェス」を長崎市で開催した。定員150人を超える申し込みがあり、盛況の中、壱岐焼酎の魅力を堪能していただき、お客様の多くの笑顔を見ることができた。これまでは福岡市中心のイベントが多かったが、地元長崎県内で開催することで県産酒であるGI壱岐の認知向上と拡売へとつなげる機会となった。一方で、各種資材(容器、ラベル、梱包資材他)の値上げが続き、加えて原材料である米と大麦の価格上昇によって更なる収益圧迫が予想される。
繊維工業 衣類
*メーカーが在庫を抱えすぎており、新規の予算組みが出来ないため、新規の発注がない。計画生産も少なくなっている状況であり、縫製業は依然として厳しい状況である。
 
織物製成人男性・少年服製造業
*受注にバラツキがあり、業界に活気が感じられない。また、従業員の高齢化に伴い、人手が不足している。
印刷 印刷
*人件費の負担増と設備の老朽化問題、さらに原材料費の値上がりにより収益状況も全体的に悪化している。販売価格への転嫁が急務であり、景況はますます厳しいと考えている。
窯業・土石製品 陶磁器
*原材料費の高騰で収益が悪化し、受注に対して生地業者の減少による生地の納入の遅れで生産に遅れが出ており、今後この状況がますます進むものと思われる。
 
セメント製品
*先月とはあまり変化はなく、年末に向けて昨年同様に忙しくしているところが多いようだ。販売価格は、材料の値上げと共に上昇しているが、人件費に関しては多少しか上昇がされていないように思える。人員に関しても作業員の高齢化などの要因から少しずつ減ってきており、外国人労働者に頼っているところが多い。

生コンクリート
*4年に1度行われる全国生コンクリート認定共同試験場の認定更新審査が、島原南高技術センターで行われた。更新審査では1日かけて運営システムと技術の2班に分けて行われ、審査結果は指摘事項もなく、無事更新することができた。
輸送機器 輸送機器
*昨年度(11月)と比較して 組合全体では、造船関係・造機関係(機械・ボイラー・タービン)とも横ばいの状況にある。先月との比較でも造船関係・造機関係とも大きく変化していない。造船に関しては10月以降のイージス艦工事が入ってくれば、昨年を上回る工事量になってくる。立神地区での工事量は防衛省新造護衛艦4隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様推移している。作業人員は、多少増員している。修理艦は現在4隻。造機関係(機械・ボイラー・タービン)は、アフターサービスなど出張工事などが多くなってくる。(工事量は現状のまま低操業で、11月以降少しずつ好転してくる予定だったが発注が、遅延している。)8月5日に豪州の新型護衛艦に日本製が導入されることが決定した。(三菱重工業の提案を採用)2026年初旬の契約を目指し、官民一体となって今後の受注を計画していきたい。
小売業 青果物販売
*11月に入り、地場野菜やみかんなど長崎産の青果物の入荷が活発となり、相場安となる。昨対比82.8%。ただし、販売状況では折からの食料品の値上げにより低価格志向となり、収益面で厳しさが残る。
 
鮮魚介販売
*今月も変わらず、小売が欲しい鮮魚の水揚げは厳しいものであった。特に、赤魚は手が出せない状況。しかし、青魚(アジ、サバ、イワシ、キビナ)は変動はあったものの何とか販売できる水準となったが、やはり高値状態が続いている。しかし、有明海の真イワシが入荷し、脂がのって最高な鮮魚は小売の方達は喜んでおり、販売も順調なようであった。今一番心配していることは、米の値段が安定せず、物価高騰で消費者の購買意欲がなくなっていること。また、今の時代は、鮮魚離れでなく料理離れがかなり進行しているようだ。
 
石油販売
*ガソリン税と軽油引取税の旧暫定税率廃止の移行措置として13日から燃料油価格対策の補助金が段階的に増額される。石油元売などに現在リットルあたり10円支給されているため、実際はガソリン15円10銭、軽油7円10銭が現在の価格から引き下がることになる。具体的な日程は、ガソリンは13日に15円、27日に20円、12月11日に25円10銭となり、12月31日に税率廃止に切り替える。軽油は27日に17円10銭となり、地方自治体の財政年度が始まる4月1日に税率が廃止となる。段階的に補助金が拡充されるが、補助が増える前の燃料油在庫があることから、補助金の効果が小売価格に反映されるには、一定の時間がかかると予想される。
商店街 佐世保市
*10月下旬から冷え込み、11月も引き続き寒い日が続いているので、冬物衣料や家電を中心に消費は動いている。1年の内では繁忙期なので、商店街全体の売上も向上していけばと思っている。
 
大村市
*食品については買い控えはあるものの値上もやむなしの状況だが、物販はまだ難しい。まずは、食、電気、ガス以外の余裕はないだろう。12月末でまた1店が撤退する状況。
 
島原市
*11月3日に「Oh!BENTOマーケット」を開催した。昨年は40店の出店があったが、本年度は36店と出店者は4店舗の減となったものの、ステージイベント(ラムネ早飲み大会、書道パフォーマンス、よさこい、音楽イベント)は昨年より集客できた。また、11月28日より、場所を北尾茶屋前から野中糸屋跡に変更し、クリスマスイルミネーションを18時~23時まで点灯している。
サービス業 飲食業
*売上は前年比+5~10%の好結果となった。3連休が2回あったことと、ポケモンGOのイベントが開催されたことが好結果の要因。体感として、修学旅行が若干減少したように思える。長崎観光業界として春・秋の修学旅行は大事な基盤なので、行政は修学旅行シーズンにイベント誘致を避けるなど戦略的に動いて欲しい。
建設業 建設業
*技術者・技能者共に人手不足及び高齢化が深刻化しているが、建設分野を学んだ高校生や大学生が、建設業界に対してネガティブな印象を持ち、敬遠している。新たな担い手の安定的確保は、非常に困難な状況である。
運輸業 運送業
*ドライバー減少のため、売上高は減少した。物流コストの上昇分を運賃に転嫁できていない状況なので、お客様には業界の現状を理解してもらいつつ、値上交渉を継続していく。

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