| 食料品 | 味そ製造業 *出荷量前年比は、醤油微増、味噌微減であった。出荷量・金額共に順調の中で、4月の新年度がスタートした。しかし、喜びもひと時、大手醤油の情報として、中東情勢悪化の影響で、現在の原油価格の水準が1年間続いた場合、最大100億円のコストアップが見込まれると明らかにした。コスト増加分の吸収ができなければ、商品の値上げも検討され、食品値上がりに広がる懸念が一段と強まっている。 肉加工品製造業 *中東情勢悪化に伴い、原油製品の値上げが、収益に影響している。特に、ナフサ関連の商品品薄状況が悪化している。 めん類製造業 *売上高は小売店向けは減少、飲食店向けは前年並みで推移している。観光客の増加で、一部店舗の売上が増加しているものの、全般的には売上減少傾向にある。販売価格は、各社値上げを実施しており、上昇している。イラン情勢の影響で、包装資材が高騰しており、今後の収益悪化が懸念される。また、包装資材については、納期も長期化している。 めん類製造業 *売上高の減少が目立つ。昨年に比べ、販売価格の上昇と白米の値段減少等の要因があったためと考えられるが、組合自体が島外に向けた営業活動について、シビアになっている原因もあるかと思う。まずは、内部組織の安定化を図り、島外へ向けたアプローチを考えていくことが重要だと思う。 蒸留酒・混成酒製造業 *各種資材・原料・燃料・人件費等の上昇に伴い、商品価格の値上げを5月から行うこととなり、少しばかりの仮需要で売上がやや増加した。今シーズンは、ここ数年に比べ生産量を増やしたことで、将来的な在庫確保を行っている。しかし、原材料及び燃料高から収益圧迫で、値上げ前需要の資材調達も重なり、資金繰りも厳しい月末となった。社員の高齢化と人手不足に対応するため、雇用人員を増やした。 |
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| 繊維工業 | 織物製成人男性・少年服製造業 *全体的に受注が低調である。資材の調達に不透明感がある。人手不足のため、納期の対応が難しい。 |
| 印刷 | オフセット印刷業 *売上高及び販売価格は、わずかに上昇傾向ではある。しかし、用紙等の値上げが相次ぐ中、それに見合う価格転嫁が進んでいないこともあり、収益状況にまでは反映されず、厳しい状況が続いている。 |
| 窯業・土石製品 | 粘土かわら製造業 *低調ではあるが、維持している。早期に安定を願う。 生コンクリート製造業 *4月に入り、上五島・対馬以外の地区は、前年を割った出荷量が報告されており、引き続き需要減の傾向から抜け出せない状況となっている。長崎・県北・島原・壱岐地区においては、前年比80%を切っており、厳しい状況が引き続いている。昨年・本年と閉鎖する工場も出ており、今後が危惧される。 |
| 電気機器 | 配電盤・電力制御装置製造業 *売上高は着実に伸長しており、収益・資金繰り共に極めて安定している。原材料費等の高騰により、利益率は押し下げられているが、徹底した原価管理と工程見直しにより、その影響を最小限に留めている。現在は、協力会社との関係を重視しつつ、適正な価格転嫁と付加価値の向上を並行して進めており、収益構造の更なる強化に努めている。 |
| 輸送機器 | 船舶製造・修理業 *造船関係は多少であるが売上・雇用人員が増加傾向にある。造機関係(機械・ボイラー・タービン)は横ばいの状況にある。先月との比較でも造船関係はイージス艦工事(ドック建造)が入ってきたため、艤装工事量が増えている。造機関係は大きく変化していないが、アフターサービスなど出張工事は、徐々に好転傾向にある。立神地区工事量は防衛省新造護衛艦4隻の各セクションでの艤装工事・試運転など先月同様推移している。イージス艦はドック内艤装も着工され、ブロック艤装と並行し、艤装工事が進んでいる。作業量も増えて行くので、人員も多少増員している。修理艦は4月末現在、3隻となっている。造機関係はアフターサービスなど出張工事などが多くなってくる(発注が遅延しているため、低操業)。8/5に豪州の新型護衛艦日本製導入、2026初旬の契約を目指し、官民一体となって今後の受注を計画して行きたい。中東情勢の悪化に伴う影響では、塗装関係企業は影響が出ている。塗装・シンナーなど一部メーカーでは、希釈溶剤などの供給停止や制限が出ている。それ以外にも、メーカーにスプレー缶タイプのもの(洗浄液・パーツクリーナー・処理水の処理用薬品)が品薄で入ってこない。ウエス(工業用の雑巾・ぼろ布)の入手ができなくなっている。配送トラックの燃料が高騰しており、自社でのスタンド供給でも1.5倍になっている。今後の懸念事項として、リードタイムの長期化と海上輸送便の乱れ、納期・納品の遅れ、価格改定頻度の増加がある。資材関係(洗浄液・パーツクリーナーなど)入ってこなくなり、製品の保持への影響や作業者の工数確保ができなくなるのでは、と懸念される。 舶用機関製造業 *イラン戦争が長引くと、佐世保を母港とする米軍艦艇の入港が遅れ、仕事に支障が出るのではないかと懸念している。 |
| 小売業 | 野菜小売業 *4月の取扱高は105%で、青果物は順調な入荷となるが、中東情勢の悪化に伴い、包装資材やレモン・オレンジ・パイナップルなどの輸入品の価格が高止まりする恐れがあり、収益状況が悪化する恐れがある。また、雇用関係においても、収益を上回る勢いの時給の上昇により、募集してもなかなか思うように人が集まらない。 鮮魚小売業 *4月は春日和が続き、安定した気候で、鮮魚もそこそこ揃い出した。ただ、値段は上げ下げがかなりあったようである。赤魚では、天然鯛・甘鯛・糸ヨリ鯛・赤ムツ等は、日が経つにつれて少しずつ値下がりし、小売も販売しやすい価格になった。また、時期がひと月早いが、イサキが今月下旬から増え始めた。6月頃が時季のため、その頃には、痩せイサキとなるのでは。青魚は、アジが少なく、痩せイワシが大量に水揚げされ、脂はのっていないが、値が安かったので、スーパー関係業者の仕入れが見受けられた。キビナも時季外れではあるが、粒が大きく、刺身として手でさばくことは簡単で、また、脂ものって最高であった。サバは、やはり春サバのため、産卵で身の締まりが悪く、販売しづらかった。しかし、鮮魚の種類が少なく、季節物(時季物)が揃いにくくなっている。 生花小売業 *小売部門(昼)の売上は若干増・仕入値安・利益は増となっている。小売部門(夜)及びブライダル部門の売上及び利益は減少・仕入値安となっている。卸部門の売上は若干増・仕入安定・利益減となっている。小売の需要は伸びず、生産量減少・相場安定となっている。 ガソリンスタンド *米国とイスラエルによるイラン攻撃開始から2か月を迎え、双方による一時停戦が合意されたものの、戦闘終結への道筋は不透明で、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続いている。政府は、中東情勢を踏まえた石油対策として、価格と数量の両面で対応しているが、一部油種では、現在も供給制限が行われている。特に、重油や軽油の入札案件では、数か月先の予想ができないこともあり、窮する局面が多い。 |
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| 商店街 | 佐世保市 *4月は、外国観光船の寄港も多く、乗客の国籍や船の規模によっては、商店街の売上に貢献した。気候が良くなるにつれて、来街者の数も増えたように感じた。隣接の大型マンションの入居が始まったので、居住人口も増えて、商店街に良い効果が表れればと思う。 大村市 *4月は3月と比較しても気温は高く、お客様の来店も増加傾向にあるが、客単価は増加していないのが現状である。今後も気温の上昇と共に、来街者の増加を期待している。イラン情勢の動向も気になるところである。 島原市 *商店街では長崎ヴェルカのポスターやTシャツを配布し、商店街全体で応援している。エネごはんプロジェクトを商店街と各店で検討中である。ゆとろぎの湯前の商店街側の支柱に損傷があるため、島原市に修繕依頼を行い、5月に工事が開始される。 |
| サービス業 | 旅館、ホテル *組合員の4月売上は、前年比減少となっており、インバウンド・個人客の減少が主な要因である。今後は、物価高の中で、消費者の国内旅行需要の動向に注視する必要がある。 旅館、ホテル *ビジネス宿泊客が減少しており、売上減。物価高で困っており、収益減。 中華料理店 *料理店は前年比並を確保したが、物販店は前年比△10~15%程度となった。月前半は、前年と大きな差はなかったが、月後半は、前年より減少している。修学旅行が例年より少なかったことと、29日が週の中日となり、GWの人出には繋がっていないことが影響したと思われる。 |
| 建設業 | 一般土木建築工事業 *中東情勢の影響により、既に資材価格が今月から5%以上の値上げの通知がきている。また、先行きが不透明な状況であるため、建設資材に関わらず、他の物件の見積内容が、見積期限2~3週間となっている。物価高・人手不足・金利上昇・人材確保のための賃金アップなど、厳しすぎる経営環境となっている。 |
| 運輸業 | 一般貨物自動車運送業 *新年度が始まり、多少の運賃の上昇はあったが、運賃交渉が終了した後での中東紛争だったため、急に上昇した軽油費・資材費等の上昇分まで価格転嫁できておらず、厳しい状況となっている。 |