経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界の48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
*天気図の見方:各景況項目について「増加」又は「好転」との連絡を頂いた業種割合から「減少」又は「悪化」との連絡を頂いた業種割合を引いた値をもとに作成しました。その基準は次のとおりです。
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
9 月 期 景 況 天 気 図
天気図
9 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*前年オーバーや前年並を維持している企業もあるが、全体的には厳しい状況に変わりはない。
*販売エリアの拡大をはじめとして、新商品の投入等による新たな需要の開拓が必要である。

水産加工品製造業
*時化の多い中、大型旋網を中心に水揚が順調にあった。
*冷蔵庫は順調に稼働したが、加工場は魚価が高いため、生産・販売共に低調であった。

漬物
*北海道の漬物製造業者(アウトサイダー)が不祥事を起こしたO157事件の影響が大きく響き、白菜関係商品が今だ回復出来ず、業績が落ち込んでいる。

酒類
*平成24年8月の課税移出数量(kl)は、清酒が101.5%、本格焼酎は94.2%、全体では95.6%であった。在庫数量(kl)は、清酒が92.4%、本格焼酎は101.8%、全体では100.5%であった。
繊維工業 衣類
*低迷状態を維持

成年女子・少女服製造業
*自組合は仕事の量が増加し売上高も上ってきている。原因は全国の縫製工場の縮小等によるものと思われる。
印刷 印刷
*時間の経過とともにますます状況の見通しが立たない状況となっている。
窯業・土石製品 セメント
*売上前年比28%減少。
*9月はハウスメーカーのソーラーの許可が遅れ完成できず、資金繰りが困難。又受注も減少。

生コンクリート
*上半期の出荷は前年割れの96.9%の出荷となった。民間需要も落ち込んではいるが官公需要は前年対比にして2割以上激しく落ち込んでおり、厳しい状況は引き続くと思われる。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*厳しい受注環境の中ではあるが、組合員全体の売上高は24年度上期ベースで前年度比5%の微増で推移している。
輸送機器 輸送機器
*船関係と陸上関係の仕事量の二極化が顕著になっている。
*陸上関係は火力発電所絡みの量が増えている。
*船関係は不透明さが続いている。
小売業 青果物販売
*H24年9月分の青果物取扱高は、前年同月比82.1%と大幅な減少となった。台風の接近が昨期同様あったが、青果物に被害が生じる程でもなく消費税増税、領土問題等先行き不安感による購買意欲不足を伴ってか取引価格の安値が続き、青果物取扱高の減少となった。4月からの累計でも対前期比97.5%となってしまった。
*東シナ海・日本海波高し。中国との交易を考えてか松ヶ枝の埋立てが考えられている。中国リスクを考えると、中・韓には、付かず、離れず、施さず!が良いのではないか?「鶴の港」の復元は、出島の復元のようには、容易ではなくなるのではないか…。

鮮魚介販売
*今月は台風、また中国船の入荷がなく少なかった。

食肉販売
*10月に開催される全国規模のイベントを控え、マスコミ等でも大きく告知して話題にはなっているようだが、いかんせん消費への影響はさほどないようだ。
*消費者の購買意欲は、相変らず低調である。季節需要でバーベキュー等の依頼が時々あったりもするが、売上げを押し上げる迄には至っていない。前年対比で不変に丸が付いていても全体的にはなだらかな右肩下りの傾向で何とか食い繋いでいると言う実態である。

鼈甲製品販売
*24年8月は前年比77.29%。

石油販売
*今月に入り原油相場もやや落ち着き、仕切り(元売卸値)値下げ基調。
商店街 佐世保市
*景況は引続厳しい状況が継続している。

島原市
*9月27日付の新聞に大村市の商店街にある百貨店が閉店するという記事が載っていた。島原中心市街地の商店街にあった地元スーパーが閉店した事例と同じ事のように思える。本商店街ではその地元スーパー跡がどうなるか結論が出ていないので、今後どのような形態になるか研究委員会を立ち上げ勉強中である。
*10月13・14日は「不知火まつり」があり、島原城を中心に「薪能」やミス島原・天草四郎などパレードが計画されている。
サービス業 旅館業
*9月売上げは対前年同月比マイナス13.5%。これで4ヶ月連続の減少。組合員各社かなり資金繰りが厳しくなっている。10月の予約状況も好転の材料がない。先日、長崎県商工課からセーフティネット保証5号の借り換えの案内が来ていたが、金融審査・保証審査等の条件付であった。緊急の運転資金は借入限度額の上限を決めて、審査無しで行う融資制度の整備が出来ないものか…。

飲食業
*前年より3連休が1回少なかったこと、1回の3連休も台風の影響で人出が少なかったこと及び他の土日も天候の影響を受け、前年比10%~15%ダウン。
*中国との関係悪化は特に影響は見られない。
建設業 建設業
*これまで公共工事の大幅な削減・民間設備投資の低迷により、工事の受注競争が激化するあまり受注金額は上がるどころか下がり続け、その影響で専門工事業者が少ない物件に低価格で仕事を奪い合う状況となり、結果、技能者の低賃金のため若年層の減少や高齢化等により労働者不足が深刻化している。
運輸業 運送業
*例年9月が1番売上げが落ちる時期だが、今年はさらに落ち込みが厳しいようであった。
*全体的に落ちているようである。
*軽油も高止まりしている。
*厳しい状況が続きそうである。

貨物運送業
*前年同期はそれなりに荷動きがあったが、9月に入り荷の動きが減少して来た。長崎の地場産業の受注が減少して来たものと思われる。油の価格も8、9月と大幅に値上りして高止まりのままである。同業運送業者も油の値上げがしばらく続きそうで、経営上成り立っていくか油の価格変動に心配な毎日である。

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