経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界の48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
*天気図の見方:各景況項目について「増加」又は「好転」との連絡を頂いた業種割合から「減少」又は「悪化」との連絡を頂いた業種割合を引いた値をもとに作成しました。その基準は次のとおりです。
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*調味料の多様化、人口減少や少子高齢化等による消費量の減少が続く中、出荷量の減少対策が大きな課題となっている。
*販売エリアの拡大やルートの開拓を始めとして新商品及び高付加価値商品の投入が更に求められる。

水産加工品製造業
*平成24年1年間は、東日本大震災の臨時的需要がなくなって売上が落ち、原料魚は水揚減少と鮮魚需要の増加(安心安全の影響もある)で魚価アップし大変厳しかった。
*今年の1月も長崎漁港の水揚は前年比数量で80%、金額で100%と同じ流れであった。

酒類
*平成24年12月の課税移出数量(kl)は、清酒が98.0%、本格焼酎は94.9%、全体では96.0%であった。在庫数量(kl)は、清酒が92.2%、本格焼酎は101.5%、全体では100.4%であった。
繊維・同製品 衣類
*販売不振によるメーカーからの受注減。
印刷 印刷
*厳しい状況が続いていることに変化はない。
窯業・土石製品 セメント製品
*売上前年比変動なし。
*前月分ハウスメーカーの施工で、相変わらず太陽光の方が遅れて完成がずれる状況である。又、個人建築業も受注がほとんど無い状態。

生コンクリート
*出荷の状況は昨年とほぼ同等の出荷となっているが、ここにきて原材料費が上がっており価格転嫁をせざるを得ない状況となっている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*主要客先(大手プラントメーカー)の受注の減少、国内電力会社による設備投資、定期補修等の減少、更に海外での調達が加速している現状。
*来期(平成25年度)の仕事量の確保が懸念される。
輸送機器 輸送機器
*先行きの不透明さは続いている。
小売業 青果物販売
*野菜の生育期の急激な冷え込みにより、生育の遅れが生じていたところに、1月の厳しい寒が追い打ちをかけ、大根、白菜、レタス、人参、ホーレン草等葉物野菜、苺を中心に青果物の価格が高騰した。然も、生育不良により商品価値もないのに高値という状況が続き、消費者の買い控え現象が生じ、取扱高の上昇に結びつかず大幅な前年同期割れとなった。1月期の青果物取扱高は、前年同月比87.1%、前期比も97.2%となっている。

鮮魚介販売
*正月5日開市、例年通り入荷少く後半は月夜間で青物(あじ、サバ類)なし。1月中は商売にならなかった。

食肉販売
*前月の反動で当月の売上の落ち込みは、織り込み済みであったが、予想以上にすべての面で低調であった。実質5~10%の売上減少、利益も出ていないというのが大方であった。特に業務用関係への納入量の減少が大幅な売上減の原因となっている。理由は多々考えられるが、業界の構造力のものに大きな変化が生じている。例えば、異業種の参入であったり、メーカー筋による直接納入等、ここにきてボーダレスの競争に益々拍車が掛かってきているのも現実である。今後ますます大きな問題として浮上してくる可能性大で、業界の先行きは大変不安である。

鼈甲製品販売
*対前年比60.18%(売上高)。大幅な悪化となった。

石油販売
*原油価格の高どまり及び急激な円安により(1/31現在ドバイ原油1バレル110ドル、為替91円)製品価格上昇基調にて推移(元売仕切12/1より約5円程度値上り)。
商店街 佐世保市
*景況は引続き厳しい状況が継続している。

島原市
*24年2月に商店街の中にあった地元スーパーが引き揚げてから商店街の人通りが少なくなったことは前回知らせたが、正月の初売り時も人通りが例年より少なく感じられた。商店街は新市庁舎建設に基づき、「仮庁舎」になればと期待していたが、市長選があり新市長になってまた判らなくなってきた。駐車場経営を商店街で試算中である。
*2月から3月3日迄「しまばら城下・雛めぐり」が始まり、第9回を数えるので毎年観光客が増えているようである。3月2日、3日は商店街で「甘酒・お茶・饅頭」などの振る舞いを行う。
サービス業 自動車整備
*(ユーザーの)高齢化が進み、自動車離れが多々ある。

旅館業
*1月の売上げは対前年同月比11%の増加。昨年に比べ年末年始の日並びが良かったのが要因と思われる。2~3月の予約が大変厳しい状況で、株価の上昇、円高の進行等で、景気が上向きつつあるのが唯一の期待。

飲食業
*正月休みは日並びもあり、前年比プラスであったが、新年会需要減及び平日、休日も人出少なく、着地は前年比5~10%ダウン。
*夜の落ち込みが顕著。
建設業 建設業
今年度は東日本大震災予算関連の影響で、地方公共工事発注が出遅れ、各工事のピーク時が例年より1・2ヶ月遅くなっている。また、2013年度公共事業関連費の増額が建設業界にとって明るい材料であるが、発注量が増加しても労務費や材料費等の上昇と建設従事者の不足が深刻化しており、慎重な受注を余儀なくされている。
運輸業 運送業
*1月は売上げが例年より減少した。軽油がかなり上昇して来て今後も更に上りそうである。今後更に収益が悪化しそうである。

貨物運送業
*前年同月より地場産業の機械類の受注が減少してきているために稼働率が悪くなってきた。又最近の円高のために油の価格が毎月のように値上がっているので、燃料費の出費が増加し経営も苦しくなってきている。反面マンション建築が続いているので建築資材関係車輌の動きは良好である。

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