食料品 |
味噌醤油 *9月は、売上高が前年をオーバーした企業も一部あったが全体的に売上、収益面共に厳しい状況が続いている。今月も円安による原資材関連の値上げが続いておりさらに来月も原料の値上げが決まっている。原料高の製品安がさらに深刻さを増している。 水産加工品製造業 *9月の水揚げは前年比 数量で96%金額で126%であった。福島の原発汚染水問題もあり長崎県産魚は安全ということで評価され魚価が高くなり県外に買われている。漁業者にとっては良いことであるが加工業者にとっては厳しくなっている。 漬物 *長雨の影響や北海道列車脱線などにより野菜の出荷が遅れ、商品化に影響が出ている。先行き不透明。 食料品 *組合員が9月末廃業となり、10月以降組合脱退予定。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比95.4%、本格焼酎は100.3%、全体では99.3%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比101.0%、本格焼酎は98.2%、全体では98.6%であった。 |
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印刷 |
印刷 *厳しい状況に変化はなく、相当期間この状態が続いている。 |
窯業・土石製品 |
セメント製品 *売上前年比21%増 増税前で売上は増えたが、相変わらず利益は変わらず厳しい状況である。 生コンクリート *上半期で前年比約25%増の出荷状況となっており好調な状態を保っている。消費税増税前の駆け込み需要であれば、来年度が非常に心配な状況になりかねない。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *社によって、バラツキがあるものの全体的には操業度は前年度の90~95%で推移している。 *大手プラントメーカーの分社化が来年計画されている。 *合併等、大幅な組織改革が今後の経営、受注活動にどのように影響するか懸念される。 |
輸送機器 |
輸送機器 *MHI長崎造船所の船関係の組織が10/1より改変となる。その影響がどのように下請業に及ぶのか不透明である。 |
小売業 |
青果物販売 *平成25年9月分は今夏の高温少雨の異常気象の影響により青果物が品薄であったことに台風18号が中旬に愛知県に上陸し、全国各地が暴風雨や豪雨に見舞われ連休が2回もあったこともあり青果物特にきゅうり、トマト、ナス、レタス、ネギ等が高値となった。9月分の青果物取扱高は前年同月比113.3%と上昇した。4月からの累計では未だ前年割れであるが、対前年比95.8%と盛返してきている。 鮮魚介販売 *順調に入荷があり良かった月であった。 食肉販売 *二学期の学校給食等も始まり、一部組合員は元気を取り戻しつつあるが、全体的な業績はやはり小売り、業務用卸共に横這い状態が大半である。ひとつには7~8月からの猛暑の影響から原料相場の高値が続いており利益面での圧縮があげられる。店頭価格の修正も若干散見されるものの大半は従前の価格帯で販売しており現状は厳しい。消費者は食肉小売専門店のプライスカードの単価には特にシビアで少しでも値上げすると離れてしまうので単価訂正は困難であろう。下旬より豚肉については遅巻きながら原料相場が緩んできたので若干は売上、利益共に改善されたのではないかと期待しているところである。 鼈甲製品販売 *平成26年度8月 対前年比51.01%の大幅な落ち込みとなった 石油販売 *シリアなど中東のリスクが後退し原油価格下落、為替も円高にブレているが小売は160円前後と高値で推移している。今後は小幅な値下げ傾向を予想している。 |
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商店街 |
佐世保市 *景況は引続き厳しい状況が継続している。 大村市 *先月も記載したが、地元百貨店が4月に閉店して極端に通行量が減少した。現在、建築中の市民交流プラザの完成が待たれるところである。現在はどの店舗も業績は最悪だと思われる。 島原市 *全国商店街振興組合連合会が募集している平成25年度商店街活性化助成金の交付申請中である。認められれば音楽祭を中心として賑わいを作りだす企画である。 |
サービス業 |
旅館業 *9月の対前年同月比売上げは約12%のプラス、4月から半期連続で対前年比を上回っているが、燃料・食材・公共料金等の値上げを差し引くと利益確保までは届いていない。来年4月の消費税値上で、微増の宿泊が落ち込まないかが懸念される。今月中旬から紅葉のシーズンになるが、予約状況は例年より下回っている状況である。 飲食業 *三連休が2回あった事と連休中イベントを実施した事で前年比プラス5~10% *飲食店と物販店とでは、差が大きく、三連休が2回あったにも関わらず前年比のプラス幅が小さい。 |
建設業 |
建設業 *長崎県内の公共工事は、前年同月比発注件数は6%増、請負金額では15%減となっている。民間建設工事も消費税増税前の駆込みでここに来て増加しているが、相変わらず厳しい価格であり労務費や材料費などの高騰を受注単価に吸収出来ない状況にある。また、技術者・技能者不足が顕著になっており、これから発注される工事においては、技術者や技能者確保が懸念材料となっている。 |
運輸業 |
運送業 *毎年9月は売上がいちばん落ちる月であるが今年も落ち込みがひどかった。軽油も上昇してきている。今後も厳しい状況が続きそうだ。 貨物運送業 *前年同期頃と比べると荷動きが減少している。運送業者でも会社によって運ぶ品物が色々と異なるが東北方面への復興資材が動きだしてきているのでこれから荷の動きが多くなってくると思う。しかし油代の値上げが高止まりのままで走れば油代の支払いに苦しみ利益は残らない。 |