経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界の48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
*天気図の見方:各景況項目について「増加」又は「好転」との連絡を頂いた業種割合から「減少」又は「悪化」との連絡を頂いた業種割合を引いた値をもとに作成しました。その基準は次のとおりです。
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
4 月 期 景 況 天 気 図
天気図
4 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*3月の消費増税前の駆け込み需要の反動で、前年比マイナスとなった企業もあるが、影響を受けなかった企業もありバラツキが出たが、全体的に厳しい状況は変わりない。今後も量販店等の消費税転嫁拒否や減額、買い叩きがないか注意していく。

水産加工品製造業
*魚市の水揚げは前年比数量81%、金額97%であった。ぶりの水揚げが前年に比べて少なく単価が高くなった。売価を上げるのが大変で商売としては厳しくなった。がんばランドが農水産物の直売所として再スタートし、来客が多く売上が増えてきた。

漬物
*消費税後の売上の落ち込みは、想像以上だった。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比105%、本格焼酎は110%、全体では108.7%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.4%、本格焼酎は92%、全体では93.5%であった。
繊維工業 衣類
*年度の変わり目で在庫調整(生産調整)の為
印刷 印刷
*年度初めは例年のとおり芳しくない状況となり、対前年、対前月とも悪化している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*4月の出荷数量は前年比4%アップと微増しているが、地区によって出荷数量に格差が出始めている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*景況は前月と特に変化はない。全体的には仕事量は堅調に推移している。特にボイラ関連は好調を維持している。
*今年度4月に、14名の新入社員を受け入れ安全教育を実施した。
輸送機器 輸送機器
*例年は新年度スタート時は操業度の落ち込みがあったが、今年度はその落ち込みがなく、高水準を維持している。(但し、いつまで続くか不明)
小売業 青果物販売
*新年度を迎え、消費税率が8%に引き上げられた。青果小売店の店頭価格表示については、税込価格すなわちこれまで通りの総額表示がやや多いようである。税率アップによる消費者の買い控えが影響し、4月分の青果物取扱高は前年同月比93.0%であった。春野菜、特産茂木枇杷、らっきょ、梅が出回ってくる。取扱高の増大が望まれる。

鮮魚介販売
*順調な入荷であった。しかし販売高には繋がらなかった。

食肉販売
*複数の要因が重なり、豚肉の供給が減少しており、急激な仕入相場の上昇により採算が合わない状況に陥っている。近年では例のない異常とも言える状況に一同困惑しており、豚肉の消費が増加傾向にある中、大きな打撃である。売価転嫁も思ったように進まないので、全体の収益にも大きく影響を及ぼしており業況は悪化している。急激な変化にはなかなかうまく対応できない業種であるということも、今更ながら思い知らされた当月であったが、今後の相場の安定を願うばかりである。

鼈甲製品販売
*対前年売上高比91.50%。4月は想定したほど、売上の落ち込みはなかったが引き続き伸び悩んでいる。

石油販売
*消費税増税(4/1~)については、「転嫁カルテル」及び「表示カルテル」の実施により、小売についてはほぼスムーズな対応となった。しかしながら相変わらずの価格競争が激しく、仕切上昇にも拘らず軟化傾向にあり、経営を圧迫している。
商店街 佐世保市
*中小の小売業にとっては、厳しい景況が継続している。具体的なデータはないが、消費税の影響も加わって、より厳しい状況になっていると判断している。

諫早市
*商店街では、3月末の消費税関係での駆け込み需要もなければ、4月からの落ち込みがあり、買い控えで大変な状況である。

大村市
*H25年4月に地元百貨店が撤退して1年が過ぎ少しは落ち着くかと思われたが、4月からの消費税8%の導入により、買い控えのためか前年同月を下回った。

島原市
*3月は年度変わりでもあり、金額が高いものが動いたようだ。島原の経済は「観光」が今後は重点になると思われる。
サービス業 旅館業
*消費税率の引上げに伴う、価格転嫁は順調に行われた。料金の上昇に伴い操業度は低下し、売上は減少した。収益状況は悪化し、更なる経費の削減が必要となっている。

旅館業
*4月の売上は対前年同月比7%のマイナス、消費税値上げの影響か原因は不明である。月末の黄金週間前半も日並びが悪いうえに、天候不順でお客の出足が悪かった。5月はつつじの開花もあり、少しは期待したが予約状況は大変厳しい。

飲食業
*増税後の動きは、料理店、物販店共に売上前年比5~15%ダウン。但し、料理店と物販店の差が更に顕著になっている。
*ゴールデンウィーク前半は目立った動きはなく、トータルで見ても前年割れは確実。
建設業 建設業
*これまで、公共工事減少や民間需要の低迷で、企業規模をスリム化してきており急増する工事に対応できない。
*公共・民間工事が増加しても、中長期的な企業経営を見据えた場合に、新たに従業員を確保できない。
*技術者・技能者や資機材の不足に伴い、労務費や資材価格が高騰しており、設計価格と実勢価格の乖離は変わらず厳しい状況である。
*消費税増税の影響は、今のところ掴めていない。
運輸業 運送業
*新年度に入って仕事量が減り、売上が減少した。厳しい収益状況の中、運賃値上げ交渉するもなかなか上がらない。軽油も上昇しており、厳しい状況が続きそうだ。

貨物運送業
*前年同期に比較すれば荷の動きが多くなっている。特に建築関連の鉄骨組立部分の出荷が多く、また個人住宅やマンション等も建つ所が多く、内装板等も多く出荷されている様で景気が上向いている。相変わらず、油の価格が上昇している。

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