経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界の48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
*天気図の見方:各景況項目について「増加」又は「好転」との連絡を頂いた業種割合から「減少」又は「悪化」との連絡を頂いた業種割合を引いた値をもとに作成しました。その基準は次のとおりです。
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
7 月 期 景 況 天 気 図
天気図
7 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*7月は売上高が前年をオーバーした企業も一部にあったが、全体的に売上、収益面共に厳しい状況が続いている。消費増税後の影響もあるが、景気回復の地方への波及効果による醤油、味噌の業務用及び加工用の消費量増加が望まれる。

水産加工品製造業
*魚の水揚げは台風の時期で少なかったが前年同月よりは多かった。(数量114%、金額104%)加工関係は鯵の水揚げが少なく、単価が上がったため購入できない事業者も多かった。(県外が高値で購入するため)冷蔵庫は入庫が少なく出庫が多いため、倉庫は空きスペースが多くなった。加工業者は原料高で製品価格据置のため大変だが、冷凍原料の加工や下請仕事で量的に増えている。

漬物
*夏野菜が安くなり、漬物価格も下落している。昨年と比較しても悪化している。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比97.1%、本格焼酎は98%、全体では97.8%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比94.7%、本格焼酎は92.8%、全体では93.1%であった。
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*低下の度合いは以前より緩やかになりつつあるが、依然として厳しい状況である。
窯業・土石製品 生コンクリート
*3ヶ月連続で出荷実績が前年比80%台となっており、深刻な状況となっている。コンクリートの品質管理に関する監査が実施され、全受検工場が合格基準に達した。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*本年度第2四半期までは仕事量も堅調に推移すると予測している。特に先月と大きな変化はない。組合員2社が久々に設備投資、工作機械(レーザー加工機、CNC横中グリフライス盤)を更新する。
小売業 青果物販売
*平成26年7月分の青果物取扱高は、前年同月比85.4%と低調であった。高温多雨や消費税アップによる消費者の買い控えのためか買物客の足が遠退き青果物の取扱高が伸びない。青果市場の青果物相場も総じて単価安で推移している。

鮮魚介販売
*台風、中国船、山田丸休漁のため、月夜間の荷がまったく少なかった。少し鰹の入荷があった。

食肉販売
*相変わらずの原料高が続き、諸事業のなか高値安定の状況が続きそうである。やむなく段階的に販売価格の改定を実施したが、値上げが追いつかないような現象さえ出た。従前からすると、20%前後の値上げになったようだがそれでも十分ではないというのが大半であった。しかし、売価としては限界だろう。販売量は減少している。また業務関係でも商談が思ったように進まず、利益率が押さえられており収益面でも非常に厳しい状況が続いている。

鼈甲製品販売
*対前年売上高比85.08%。3ヶ月連続して前年割れが続いている。

石油販売
*原油相場がやや下落。従って製品価格も下げ傾向にあるが、小売りは転嫁不足もあり、即値下げには抵抗があるものの、競争激しくままならぬ状況である。
商店街 佐世保市
*景況は厳しい状況が継続しているものと判断している。

大村市
*前年同月比、大した変化はないが、まちづくり事業(おむらんちゃん号【電気自動車】)の運用等の頑張りなどにより、人通りは若干増えたような気がする。交流センターの開設が11月8日に決まり大村市主体のイベントもあるようだ。

島原市
*島原一番街では、にぎわい補助金を活用して、夏のイベント「土曜夜市」拡大版として、7月16、26日、8月2、9日の4回開催することが承認された。
*空き店舗にしゃぶしゃぶ店、パスタ屋がオープンする予定である。
サービス業 旅館業
*4月からの消費税増税とETC割引の中止が個人観光客の出足に悪影響を及ぼしていると見受けられる。

旅館業
*7月の売上は対前年比マイナス1%、台風9号の影響でキャンセルが多数発生したのが痛かった。また、佐世保の事件で高校の勉強合宿が1校中止になったのも大きなマイナスになった。今月も前半の週末は台風11、12号の影響でキャンセルが発生しており厳しい状況である。

飲食業
*料理店は売上前年比マイナス5~10%、物販店はマイナス10~20%。
*台風の影響だけでなく、人の動きも減っている。物販店の落ち込みは深刻である。
建設業 建設業
*公共工事の発生は前年度より増加傾向にあり、元請一部企業の受注は増加している。しかし、人件費や資機材価格の高騰で利益は伸びておらず、今まで疲弊した企業体力は簡単に修復できない状況である。またこれから、長崎では県庁舎建設工事や新幹線関連工事等が控えており更に人手不足や建設コストの上昇に拍車がかかるのではないかと懸念している。
運輸業 運送業
*7月もなかなか売上が伸びてこなかった。軽油は上昇が続いている。夏場は売上が落ちる傾向にある。厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*近年、建設土木関係が若干増加している。その関係の車両の動きは忙しくなってきている。また、東北方面の復興が軌道に乗ってきたのか荷動きも若干増えている。油の価格が毎月値上げで下がることがなく一番の悩みである。

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