経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 0 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 0 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*前年並を維持している企業もあるが、組合全体としては、今月も厳しい状況が続いている。長崎国体の期間中は業務用関連で若干の伸びがあったが、回復までには至っていない。景気回復が早く地方へ浸透することを期待しているが、その前に円安進行が加速すると原材料等の価格上昇で経営がさらに厳しくなる。

水産加工品製造業
*魚の水揚げは前年比増加したため、冷蔵庫も加工業も稼働率は向上した。しかし、加工原料の水揚げは少なく魚価も高いため加工場の収益は減少した。今年はサバの水揚げが極度に少なく、加工業者にとっては大きな影響が考えられる。

漬物
*野菜の高騰で、販売価格に転嫁出来ず利益はない(赤字)状態が夏から続いている。

食料品
*一企業においては、売上高、雇用の増加、又設備操業度も上昇している。

麺類
*後継者難による廃業。
*円安による原料、燃料等の値上げによる製造原価のアップ。
*消費税8%への移行による影響。10%への移行を止めてもらいたい。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比95.2%、本格焼酎は104%、全体では101.6%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比92.7%、本格焼酎は94.6%、全体では94.3%であった。
繊維工業 衣類
*受注予定が不明確(来春の予定が不確定)。
印刷 印刷
*依然として厳しい状況が続いている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*4月~10月までの累計出荷は前年比92%と落ち込んでおり、国体関連の工事も終了したことにより、今後の業況はさらに悪化する事が予測される。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*仕事量は職種により、若干のバラツキがあるものの、全体的には堅調に推移している。特に舶用機械関連(小型過給器・舵取装置等)は順調、及び火力発電ボイラ部品(バーナーノズル等)が好調である。
*但し、昨今の円安による原材料、特にニッケル、亜鉛等の高騰は収益を圧迫している。製品価格への転嫁は非常に困難である。
輸送機器 輸送機器
*製造業の組合とは云え、厳密には異業種であり、取引先との関係で操業度、単価等で温度差がある。
その他製造業 畳製造業
*畳材料値上げ、ガソリン高値等諸物価高騰のため、畳製品も値上げの傾向にある。
小売業 青果物販売
*天候不順により遅れ気味であった野菜の生育も解消され、10月は青果物は順調に出荷された。地場物野菜が主流になりつつあるが、先月までの青果物の高値で「野菜離れ」現象か、高値が解消されたのに消費が冷え込んでいる。そのため、10月分の青果物取扱高は、前年同月比92.8%であった。11月は秋野菜が出回り、また、各地で青果物の即売イベントも多くなってくるので、安値傾向は続くものと思われる。

鮮魚介販売
*輸入品の価格が上昇している。

食肉販売
*なかなか上げられなかった売価も段階的な修整が進み、一段落というところだが売上げは引き続き低調である。又、この時期としては、例のない原料不足が続いており、仕入価格が上昇していて値上げしても追いつかない状態である。利益を確保するのが困難な状況が続いており、加えて円安等の影響で輸入肉の高騰も加速しており、経営状況は全く見通しのたたないものになっている。

鼈甲製品販売
*対前年売上高比96.31%。6ヶ月連続前年割れ、厳しい状況が続いている。

石油販売
*原油価格続落、円安ドル高により製品価格は下落傾向。需要低迷とともに販売競争激化、小売価格は軟化。
商店街 佐世保市
*景況は厳しい状況が継続している。

大村市
*前年10月期と比べあまり変動はない。11月8日、市民交流センターがオープンする。少しでも通行人、売上が増加することを願う。

島原市
*10月は「島原不知火祭り」で何かと忙しくて、本業どころではない。
*島原一番街では、にぎわい補助金を活用して「ア-ケード創設40周年事業」として取り組んでいる。「冬のイベント」として、「歳末大売出し&映画祭」を企画した。12月20日頃から「映画上映会&クリスマスフェスタ」を予定している。
サービス業 旅館業
*今月は国体があったため、どのホテルも稼働、単価とも前年より良かった様子である。パート・アルバイトを募集してもなかなか集まらない。

旅館業
*10月売上げは対前年同月比94.4%、金額で360万円の減少。前半2週連続で台風が来た影響で、かなりキャンセルが出たのが原因。中旬以降のがんばらんば国体や紅葉シーズンの始まりでも挽回できなかった。

飲食業
*料理店は前年比マイナス5%、物販店は前年比マイナス10~15%。台風の影響で3連休が潰れたこと、国体の開催による修学旅行生の減少が影響している。
*国体による経済効果よりも、修学旅行受け入れ減のマイナス面のほうが影響大である。
建設業 建設業
*各企業とも社員募集を行っているが新規入職者がいないため、定年を過ぎた社員を再雇用しており高齢化が進んでいる。業界団体が合同企業説明会に参加するなど、建設業界をPRし若手人材確保に力を入れているが、入職者の増加は厳しい状況である。
運輸業 運送業
*10月は青果物の出荷が始まり、売上が増えてきたが、例年より量が少ないようであった。軽油が少し下がってきたが、まだまだ高い状況である。運賃の値上げを荷主に頼んではいるが、なかなか上がらない。厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*ここに来て前年度に比べれば、運送業界は全体的に動きが良くなってきている様である。特に、土木・建築関連の方が車輌が不足しているようだ。又、青果関係も秋野菜出荷で、それなりに車輌が動いている。油の価格も若干だが、値下がりになっている。

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