経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 1 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*依然として厳しい状況が続いているなかで、売上高を販売エリアの拡大や、新商品の投入により伸ばした企業もある。人口減少や少子高齢化で消費量の減少が続くなか、新たな市場開拓への取り組みがさらに求められる。

水産加工品製造業
*前月の水揚げは前年比数量117%、金額96%だった。水揚げが増えたのは豆サバがほとんどで冷蔵庫は餌料用の凍結等で忙しかった。しかし、加工用のサバの水揚げは極度に少なく、加工業者にとっては原料の確保が大きな課題となった。個々の加工業者は他の原料を見つけたり、下請け作業で仕事量を多く確保し稼働率は向上している。

漬物
*年末商材の時期だが、状況は悪い。野菜の安値も影響している。

麺類
*円安傾向により、原材料、資材等の値上げが続き、収益に影響をきたしている。また、消費税10%への移行を目的とした解散総選挙がボディーブローのような「負の力」を帯びている。
*高齢化を理由に廃業する組合員から脱退の申し出があった。
*県産小麦「長崎W2号」による、ちゃんぽん麺の試作・アンケートを「実り・恵みの感謝祭り」で実施し、概ね好評であった。今後の展開を業界として期待したい。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比97.7%、本格焼酎は84.8%、全体では88.0%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比94.3%、本格焼酎は97.3%、全体では96.9%であった。
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*低下の度合いが緩やかになりつつあると思われたが、ここに来て一段と厳しくなってきたようだ。
窯業・土石製品 生コンクリート
*佐世保、諫早、島原の3地区において積算価格が上がったが、県全体で前年出荷数量割れの状況が続いており、今後の業況はさらに悪化することが予測される。11~12月にかけて、生コンクリート製造工場の品質管理に対して査察を実施しており、受検した工場で指摘事項がある工場は今のところ無い。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*舶用機械関連(小型過給器、舵取装置)及びボイラ関連部品は堅調に推移している。製缶の仕事量は若干減少傾向にある。
*人材育成研修事業で「管理者能力開発セミナー・合同研修」を開始した。
輸送機器 輸送機器
*陸上輸送の物流が多くなり、トラックの供給不足が生じている(客先の輸送依頼に対し、トラック台数が不足している。)。過去の仕事不足の際に、業界が台数を減らしたためと思われる。
その他製造業 畳製造業
*個人、不動産業者等の注文が少ない。
小売業 青果物販売
*平成26年11月分の青果物取扱高は、前年同月比70.6%と大幅に減少した。減少は予想されていたこととはいえ、予想を超える落ち込みであった。青果物の供給に、消費者の需要が追いつかない。商品がダブついてくるので売値が下がる。売値の下落は、青果物取扱高の減少となって現れてくる。消費者の購買意欲の回復が待たれるが、地方及び家計へのアベノミクス効果は未だ到らずの感である。クリスマス商戦、年末商戦に期待がかかる。

鮮魚介販売
*魚市場の魚祭りで32,000人程の入場者があり、組合はマグロ、ヒラス、カツオ等の試食3,000食を無料で提供した。各市場ではおくんちをはじめ様々な催しがあったが、売上増進には繋がらなかった。

食肉販売
*徐々に円安の影響が顕著に表れてきており、国内の畜肉原料相場が高値で推移しており厳しい状況は変わらないようだ。売価改定により、売上面からみると大きな変動はないが、内容は益々悪化しているのが現実である。消費はある程度順調で、そこそこ売れているし、業務用も動いているのだが、利益は残らない。経費面も意識して減らす努力をしているが、消費増税以降、諸々が実質値上げになっており特に機械の部品代、修理費等以前と比較すると割高になっており、強く経営を圧迫している現状である。

鼈甲製品販売
*対前年売上高比108.77%。6ヶ月ぶりの増加だがスポット的収入、厳しい景況感は続いている。

石油販売
*原油価格の下落と円安により製品価格も下落傾向、基調的には当面低下の方向にある。
商店街 佐世保市
*小売業にとって、厳しい状況で継続していると考えられる。

大村市
*11月8日に交流センターのオープンに合わせて、商店街は売り出しをおこない、人出は普段の10倍ほどであった。オープンセレモニーが終わっても、子供連れの若い女性が増えている。しかし、本陣通りには若者が好む店舗は少ないため、せっかく増えた若い客層をいかにして引き留めるかはこれからの課題である。

島原市
*10月は「市内中学生と島原商業の生徒達」が商店街の隣にある、中央公園で合同演奏会を開催した。
サービス業 旅館業
*10月迄の国体に引きつづき、11月も観光客をはじめ今のところ好調。但し、11月25日以降、12月、1月と予約状況は不調。求人募集してもなかなか応募がない。

旅館業
*11月の売上は対前年同月比89%、金額で約900万円の減少。前年が良過ぎたせいもあるが、週末の3週連続の悪天候が原因だろう。12月も不景気感のなかでの衆議院選が影響して前半は集客が出来ていない。年末・年始の9連休に期待したい。

飲食業
*11月は3連休が2回あったこともあり、料理店は前年比0~10%プラス。しかし、物販店は前年比マイナス5~0%程度と厳しい状況であった。
*12月から来年1月にかけて、仕入価格上昇が続くため、収益面は引き続き悪くなる傾向にある。
*大規模料理店以外は、物販を含め客数減が続く。
建設業 建設業
*建設技術者や技能者が高齢化している中で、公共工事量が増加し現場監督など有資格者が不足している。このため新規採用も実施しているが、技術資格を有する定年退職者を再雇用などで対応している。
運輸業 運送業
*11月は青果物が出だしたため、売上は前月より増加してきた。しかし、例年ほどではない。軽油が少し下がってきたが、まだ高止まっているようである。今後さらに軽油が下がるのに期待している。

貨物運送業
*今年6月頃より建築、土木関係に係わる運送会社は車の動きが増えてきている。建築用の鉄骨や空調装置類の他県への運送も増加しており、景気が上向いてきているのだろうか。ここにきて、燃料代の値下げが続いているので経済的には助かっている。

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