経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*1月も円安による原材料価格等の値上がりで厳しい状況の中、調味料の多様化、人口減少や少子高齢化等の進行で消費量の減少が続く中、出荷量の減少対策が大きな課題となっている。販売エリアの拡大やルートの開拓をはじめとして、新商品及び高付加価値商品の投入がさらに求められる。

水産加工品製造業
*旋網漁業で餌向けの豆サバの水揚げがやや多く冷蔵庫関係は仕事量が少し増加したが、加工向け原料の水揚げが少なかった。そのため、加工原料となるサバを確保出来ず、三陸地方から一部調達したが全体としては不足した。原料価格も高いため、売上への大きな影響が考えられる。

食料品
*販売地域の開拓等により、好転の企業もある。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比100.8%、本格焼酎は97.8%、全体では99.0%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比99.4%、本格焼酎は99.0%、全体では99.1%であった。
印刷 印刷
*業界全体として、良い兆候が見つけにくい状況にある。
窯業・土石製品 生コンクリート
*コンクリート材料費が値上がりしているが、価格転嫁出来ていない地区もあり非常に厳しい状況になっている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*船舶用機械関連の仕事量は堅調に推移している。ボイラ部品の製缶は仕事量が減少している。全体的に4月以降の確定工事量は厳しい状況である。
輸送機器 輸送機器
*人手不足の状況が表面化している。昨年12月に報告したトラック台数不足に加えて運転手不足も生じている。また、製作現場でも仕事量増加に伴い、求人をかけても応募者が無い。特に溶接工、若手は目立って応募が無い。
小売業 青果物販売
*平成27年1月の青果物取扱高は前年同月比91.1%であった。前年10月から4ヶ月連続して前年同月比が下回ったことになる。消費税増税で、モノの値段が上がり個人消費の落ち込みが顕著である。アベノミクスで円安が進み、株価も上昇し景気が回復したと思えたが、消費税増税が景気の足を引っ張り、増税不況となってしまった。個人消費の節約は食費に一番最初に現れる。青果物取扱高低迷の理由であろう。

鮮魚介販売
*毎年正月明けは販売量が伸びない。ランタン祭りの販売促進に期待している。

食肉販売
*初旬より消費が鈍く、滑り出しが低調であった。原料相場も異常に高値で張り付いたままで、売上原価が高く利益もとれない状況が続いた。このように原料の高値が続くと、売れ行きが鈍化してくるので、相場は下落するのだが、今年に限ってはそういう動きが見られず、厳しい結果であった。一般的に言われる景気回復は、我々の業界とは関係のない「ワード」でしかないような気さえする。

鼈甲製品販売
*対前年売上高比59.93%。12月は大幅な落ち込みになり、また、先行不透明感が強い。

石油販売
*原油価格の下落に歯止めがかからない状況である。小売店頭価格も4年ぶりの安値、当面低水準にて推移するものと思われる。
商店街 佐世保市
*1/2早朝から初売を実施した。来訪者、売上ともに前年並であったと判断しているが、早朝の人出は減少、午後からの人出が増加傾向にあった。景況は引続き厳しい状況が継続している。

佐世保市
*大村市の交流センターが開業したことで,若い人、親子の通行量が前年に比べて5割ほど増えたように思われる。ただ、当組合には若い母親、子供が好むような店舗がない。これからの改善が急務である。

島原市
*「にぎわい補助金」を活用して、実績報告書を提出しているところだが、いつも問題になるのは商店街への来街者の増減のようである。一番街にはスーパーが2店舗あったが、1店舗は撤退している。残りの1店舗が、引き上げた時のことも考えておく必要が出てきた。
サービス業 旅館業
*昨年11月に国体が終わり、本年はその分減少しそうである。テーマパークの土曜日客が安定して多い。

旅館業
*1月売上げは対前年同月比マイナス25%、金額で1,650万円の減少、6ヶ月連続でマイナスとなった。円安で原材料は値上がりし、宿泊単価の値上げは厳しい状況が続いている。2月も好転の兆しは全くない。

飲食業
*正月は雪の影響で、冬休みの人出が減少した。また、平日の一般客が減少した影響もあり、料理店、物販共に前年比5~10%減少した。
*円安による仕入れコストの上昇が大きく、転嫁できない状況にあり収益悪化が拡大した。
建設業 建設業
*公共工事請負額は前年比(前月12月)約30%減少しているが、技術者・技能者の不足は変わらず、更に、下請け企業の確保難により手持ち工事を増やせない状況である。また、依然として設計単価より市場単価が先行しているために、受注しても採算が取れない状況である。
運輸業 運送業
*1月は青果物の出荷が思ったほど伸びず、売上が減少した。その他のものは例年並みだったようだ。軽油価格が下がってきたが、思ったほどは下がらなかった。年度末に向けて仕事量が増えることに期待している。

貨物運送業
*運送業界の車輌の動きは、各社運ぶ荷によって違うが、全体的に稼働が好転している。特に、土木関係のダンプ車は車輌不足で、各社満足している様である。最近は軽油価格が毎月値下げで、各社は喜ばしいことであろう。

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