経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
2 月 期 景 況 天 気 図
天気図
2 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*2月は売上高が前年をオーバーした企業も一部にあったが、全体的に売上、収益面共に厳しい状況が続いている。円安による原資材関連の値上げが続いており、原料高の製品安がさらに深刻さを増している。

水産加工品製造業
*少なかった旋網物の水揚げが増えてきて、冷蔵庫関係は稼働率が向上した(数量前年比172%)。しかし、加工関係は原料が少なく価格が高いため、厳しい状況にある。製品価格の値上げを認めてもらえないため赤字の商品もある。

漬物
*2月も売行きは悪化している。原料の値上げも影響している。

麺類
*組合員の一部は、人材が確保できずに困っている。また、人件費が年々増加している。特に、時給の増加に業界は対応できていない。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比73.8%、本格焼酎は88.9%、全体では84.2%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比99.0%、本格焼酎は99.4%、全体では99.3%であった。
印刷 印刷
*印刷業界において、景気のいい話はあまり聞こえてこない。
窯業・土石製品 生コンクリート
*出荷の落ち込みが厳しく、前年と対比すると2割減の出荷状況となっている。また、官公需要の請負額が減っているようで、回復の兆しが見えない。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*現状、舶用機械関連の仕事量はなんとか堅調に推移しているが、27年度は社によりバラツキが生じるものの、全体的には減少傾向に転ずる。向こう一年間は、仕事量の減少で厳しくなる予想をしている。
輸送機器 輸送機器
*「景気が回復する→中小企業の人材不足」のパターンが、また始まっている。
その他製造業 畳製造業
*公共事業の新畳の単価が少し上がった。
小売業 青果物販売
*年度末を控え、組合員の減少があるようだ。高齢化が一段と進み、併せて後継者もいないため、廃業に追い込まれる。青果小売店の減少は、買物難民の増大につながる。今こそ青果小売店は地域と密着した存在であらねばならない。小回りを効かせた商売に心がけるべきである。平成27年2月分の青果物取扱高は、前年同月比97.9%であった。また、前期比94.3%と前期割れである。

鮮魚介販売
*年々入荷量が減少している。特に大・中アジが少なく、高値となっている。

食肉販売
*当月は、中間迄の消費は低調であったが、地域限定ではあるが、年々、その規模を拡大している。イベントの影響で宿泊、飲食関連が大きく集客を伸ばす中、一部業務用卸関連業者はその相乗効果で売行きが好調であったようだ。一方、小売専門店の方も、その効果が表れており、来店客数及び客単価も昨対で微増であるが伸びたようだ。しかしながら、原料相場の高値安定が売上原価を押し上げており、コスト上昇の懸念材料であることは変わりなく、収益面では今ひとつであったという意見が多かった。

鼈甲製品販売
*対前年売上高比104.58%。12月は大幅な売上の落ち込みであったが、1月は対昨年比を上回る。

石油販売
*原油相場が反転し、ガソリン価格は元売りのコスト増により小売も値上げ。今後は値上がり基調である。
商店街 佐世保市
*景況は厳しい状況が継続している。3月末をもって2店舗が閉店、憂慮している。

大村市
*市民交流プラザの開業により、人通りは増え、売上高は若干増加した。若者向けの店舗、嗜好を考えなければならない。1月に浜屋跡地に国際交流センターが出来たが、まだまだ外国人は少なく、あまり影響はない。

島原市
*2月は還暦や喜寿など年祝いやその他祝賀会などがあったが、例年より多いこともなく、それほど盛大なこともない。
サービス業 旅館業
*日本全体に外国人観光客(韓国、台湾、中国等)の流入が多く、佐世保も好影響を受けている。

旅館業
*2月の売上は対前年同月比23%のマイナス、2ヶ月連続で対前年比1/4減少したことが無い。ランタンフェスタの効果も雲仙地区には無く、3月初旬も停滞したままの様子です。日銀短観が別の国の経済事情の様に聞こえるのは私だけでしょうか。

飲食業
*ランタンの期間に3月も入った為、2月だけでは前年比約20%減少した。
*昨年より、ランタン期間中の祝日が1日少ない事、土日、祝日の雨で人出は大幅に減っており、実質的にマイナスと思われる。
*料理店の収容客数は決まっているので、料理店の影響は軽微だが、物販店のマイナス影響は大きい。
建設業 建設業
*官公庁や新幹線関連工事などの大型物件はあるものの、地元企業はそれほど恩恵を受けていない。また、公共工事は前年比ここ数ヶ月連続で減少しており、人手不足よりも公共工事減少の方が深刻である。
運輸業 運送業
*2月は年度末にしては売上があまり伸びなかった。軽油の値上げなど、厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*運送業界も全体的に荷の動きが好転してきた。土木、建築、各種電機製造メーカーの受注が増えてきたと思われる。一部の組合員は車輌不足で困っている。燃料価格が若干値上がりしつつある。

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