経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
3 月 期 景 況 天 気 図
天気図
3 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*3月の売上は、昨年3月の消費増税増税前の駆込み需要での売上増があった反動で、前年同月比ではマイナスとなり、厳しい状況が続いている。さらに、円安による原資材関連の値上げが続いており、売上、収益面共に先行きの見通しは暗い。

水産加工品製造業
*天然ぶりの水揚げが大漁で、加工場、冷蔵庫とも稼働率が大きく向上し、久し振りに活気が溢れて良かった(前年同月比、数量154%、金額115%)。但し、アジ、サバを使って塩干し品、ミリン干しを生産している加工場は原料不足と魚価の値上がりを価格転嫁するのに遅れて、厳しい経営状況が続いている。

漬物
*前年同月と比較するとかなり悪く、1月からも悪い状況が続いている。好調な企業は少ない。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比114.2%、本格焼酎は101.7%、全体では105.2%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比99.7%、本格焼酎は98.7%、全体では98.9%であった。
印刷 印刷
*印刷業界の長期低落状況は、なかなか止まらず、今も続いているようだ。
窯業・土石製品 セメント製品
*地方経済の創生政策に期待する。

生コンクリート
*昨年度の出荷実績は前年比82.3%の実績で、消費税増税の影響を受け約2割の出荷減となった。技術職員の平均年齢が高齢化しており、新人育成が今後の課題となっている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*舶用機械関連の工事量は堅調に推移しているが、主要客先の国内の工事量の減少に伴い、27年度は低操業の見通しである。円安の影響による原材料の値上がりは収益を圧迫している。更に、客先からの値下げ要請も厳しい。
輸送機器 輸送機器
*一部を除き、期初めにも関わらず、各社基準度以上の操業である。
小売業 青果物販売
*平成27年3月の青果物取扱高は、前年同月比108.2%と5ヶ月振りに前年同月比を上回った。県内産春野菜、県特産品のハウス茂木びわの出回りも予想されるので、一層の消費の拡大を期待したい。昨年4月の消費税率8%の変更とともに年度がスタートしたが、青果物取扱高の累計は前期比95.2%と前年割れとなった。要因は種々考えられるが、やはり消費税アップは青果物消費を停滞させ、消費者の低価格志向を招いてしまった。

鮮魚介販売
*春を代表する桜鯛の入荷があり、五島沖東海での大・中型のブリの入荷が続き、久しぶりに活況であった。

食肉販売
*当月は従前であれば、時期的には種々の行事等の影響で小売・業務用共に消費量が増え、売上も増加する。しかしながら、相変わらずの原料相場高が続いており、ある程度の売価転嫁はできているものの、若干ながら消費量は減少しており売上高は横ばいであったようだ。収益面においても同様で、新年度に向けて新たな設備投資を計画していたところも、実施を延期せざるをえないということであった。来月より予定されている食料品の値上げラッシュも、業界にどのような影響をもたらすのか、現状ではこれも見通しが立たない。

鼈甲製品販売
*2月は対前年売上高比112.53%。1月、2月と前年同月の売上を上回ったが、収益的には厳しい状況が続いている。

石油販売
*原油価格はやや軟調に推移しており、需要についても盛り上がりに欠いている。小売りは小幅ながら下落傾向にある。
商店街 佐世保市
*景況は引き続き厳しい状況が継続している。3月末に急に2店舗が閉店、厳しい状況を憂慮している。

大村市
*平成26年3月は、消費税増税前の駆込み需要で売上は増加したようだった。食品関係は変化ないが、全体的に前年同月比において減少してる。市民交流プラザが開業し、通行量は増加したが、売上には繋がっていないようだ。商店街の努力不足を感じている。

島原市
*春を感じられる恒例の島原初市(3/1から3/10)、島原城下ひなまつり(1/30から3/8)、特に、3/1は人間ひな行列パレードがありアーケードなど賑わった。商店街を取り巻く環境としては、依然として特別な変化は無い。以前商店街の核店舗であった総合スーパーから地元スーパーに変わって現在、空き地になっている。土地の大半を所有している会社が残りの土地を買収したと聞き、次年度から少しは前向きに動くのではないかと期待が待たれる。また、その土地に隣接する一方通行の道路を拡幅して、双方向に通れるようにならないか島原市とも協議をしている。街づくり推進協議会と協力して、隣接の住民と話をしながら段取りを進めている。
サービス業 旅館業
*日本全土で外国人観光客が増加している。

旅館業
*3月売上げは対前年同月比83%で17%のマイナス。昨年が消費税増税前の駆け込み需要で単純比較は難しいが、ほぼ例年並みの数字と思える。4月上旬も天候不順により、宿泊状況は依然厳しい。4月末からの連休も、前半の予約が大変苦戦している状況である。

飲食業
*ランタンの期間が3月に入った為、料理店は前年同月比10%増加した。しかしながら、物販店は5~10%の減少となった。
*前年のランタン期間と比較して、祝日が1日少ないうえ、土日の雨で物販店は厳しい状況であった。
*4月以降も仕入れ価格の上昇が続き、収益面でのマイナスも大きい。
建設業 建設業
*現状は、受注の減少・人手不足と従業員の高齢化や下請の確保難などの問題が顕著になっている。長崎県労働局によると、県内建設業界の求人数484人に対して、内定者数は146人(充足率30.2%)と厳しい状況にあり、県内ではなく県外の待遇が良い建設企業への就職を望む傾向となっている。
運輸業 運送業
*年度末というのに荷動きが悪く売上が減少した。軽油価格も少し上昇して、厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*昨年度の今頃を考えると、車輌の稼働率は大幅に改善している。物品ごとに車輌を発注しても、1ヶ月半から2ヶ月程待たなければ納車されない状況である。世の中の景気は良くなっているようだ。しかし、軽油類は価格が上昇傾向にある。

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