経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
5 月 期 景 況 天 気 図
天気図
5 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*5月は売上高が前年をオーバーした企業も一部にあったが、全体的に売上、収益面共に厳しい状況が続いている。円安による原資材関連の値上げが続いており、原料高の製品安がさらに深刻さを増している。

水産加工品製造業
*天然ぶりの水揚げが続き、アジが豊漁で冷蔵、加工場とも稼働率が高かった。がんばランドの平成26年度の売上報告があったが、来客数が6.3%増え、売上は14.8%増加した。

漬物
*売上は前年と比較するとかなり悪い。原料の値上げで、商品の転化が厳しい。

麺類
*県産小麦W2号を活用した商品、企画づくりが望まれる。新商品開発は目先を変えたものと、新しい商品開発の取り組みを併用して取り組みたい。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比129.2%、本格焼酎は114.5%、全体では118.3%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比97.1%、本格焼酎は100.6%、全体では100.1%であった。
繊維工業 衣類
*小売店の販売状況が不調で、今後の受注が不安である。
印刷 印刷
*印刷業界全体としてはなかなか良い状況は感じられない。
窯業・土石製品 生コンクリート
*本年度に入って、2ヵ月連続で前年比70%台の出荷実績となっており、非常に厳しい状況となっている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員により仕事量にバラツキはあるものの総じて低操業であった。船舶機械関連(舵取機)は今後、若干増える見込み。その他、機械加工、製缶の仕事量はアイドルを出さない程度である。
一般機器 一般機器
*売上高及び収益は前年より増加、改善方向、操業度も上昇中であるが、技術者不足が懸念される。
輸送機器 輸送機器
*若手の人材が欲しくて、求人しているが来ない。止むを得ず、中高年の雇用で対応している。
その他製造業 畳製造業
*公共事業の単価が見直され上昇しているように思う。
小売業 青果物販売
*3、4月の日照不足、長雨による生育不良で、青果価格は前年比119.6%となった。特に白菜、キャベツ類は近年まれにみる高値となり、価格が転嫁できず収益率を押し下げる要因となった。行楽シーズンは世界遺産候補の登録により、街中の賑わいは感じられるが、青果小売業はまだまだ厳しい状況であることは間違いない。

鮮魚介販売
*鯛、ブリの入荷はあったが、青物は少なかった。

食肉販売
*連休明けから暫くは売上が不振であった。例年の動きとしては同様であるのだが、今年は特に顕著であったようだ。暦の関係で出費が増加し、食費の方にしわ寄せがきたのではという意見がもっぱらであった。中旬以降は通常の状態に戻り、消費も順調に推移し、原料相場も比較的安定していたのだが、牛肉相場だけは肉牛の飼養頭数の絶対数が不足しているため、異常値が続いており今後も好転する気配は見えない。時間を要する案件だけに業界全体としても、頭の痛い問題であるが、組合員一同、知恵を出しあって現状を乗り切って行こうということで考え方は一致している。

鼈甲製品販売
*4月は対前年売上高比118%。4月は、スポット売り上げがあり、前年売上より増加。

石油販売
*原油価格の上昇もやや落ち着いているが、円安基調により、コスト相殺、小売価格は転嫁不足もあり、やや上昇基調であるが、上げ幅は小さい。
商店街 佐世保市
*引き続き厳しい状況が継続しているものと判断している。

大村市
*5月の連休が終わって急激に売上、人通りが減少した。都会では、景気が良くなったと聞くが、大村ではなかなか実感が湧かない。交流センターも半年が過ぎ、人通りも落ち着いてきた。若い主婦層をまだまだ取り込めていないようだ。

島原市
*5月はゴールデンウィークがあり、近くに観光施設もオープンしたため、近辺は多少賑わいもあったようだが商店街には殆ど影響はなかった。また、5月後半は島原市議会選挙があり、連休後もあまり良くなかった。商店街では総会があり、青年部の考えなどを取り入れて、商店街を取り巻く環境や空き店舗問題、その他賑やかさを出すためのイベント等など積極的に進めるなど新たな気持ちでスタートした。
サービス業 旅館業
*パート・アルバイトの雇用が、応募をかけても申し込みがない。
*5月の売上は対前年同月比マイナス13%、金額で約1,000万円の減少であった。物価の上昇、公共料金の値上げや消費税が増税されたのに、中小企業の給与は上がらず年金も実質下がっており、大都市圏と地方の経済格差が広がって娯楽・観光の出費が減少したのが原因だと思う。打開策は見当たらない。
*昨年よりゴールデンウィークが1日多く、料理店は5~10%増加、物販店は雨の影響もあり前年並みに推移した。
*客船(特に中国人)が多く、人数は増えているが中華街としてプラスの影響はほとんどない。中国人向けに日本商材(お菓子等)を強化しても、外部資本へお金が流れるだけで、中華街としての魅力は薄れてしまう。
建設業 建設業
*公共工事発注は、年度当初及び地方統一選挙の影響もあって少ない状況である。ただ、土木関連工事の採算は多少改善されたとの声があるが、建築関連工事は相変わらず採算が合わず、厳しい状況が続いている。
運輸業 運送業
*青果物の取扱いが減った影響で、5月も売上は減少した。新年度に入って売上がなかなか上がってこない。厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*年度替わりで4月、5月と商品の動きが鈍ってきた。例年の事だが、同業運送業者で建設土木関係の仕事は多忙な会社もあるようだ。一時期倒産廃業の会社もあったが運送同業者も持ち直したようだ。

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