食料品 |
味噌醤油 *相変わらず円安による原材料、資材関連の値上げが続いており、業界にとっては、原料高の製品安が顕著となり、売上、収益面共に厳しさを増している。 水産加工品製造業 *水揚げが大きく落ち込み(前年比62%)、加工場、冷蔵庫とも稼働率は低下した。加工場は冷凍原料を使って工場の稼働率を高める努力をしたのでそれほど落ちなかったが、売り上げは厳しかった。 漬物 *野菜の高騰が続いているが、価格に転嫁できない。 麺類 *6月19日より小麦粉の値上げが実施された。製品価格の転嫁が見込めない分、収益に影響。大手は7月より1~8%程度の値上げを実施。大きいものと小さいもの、強いものと弱いものとの差がさらにはっきり目立ってくる。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比97.4%、本格焼酎は86.4%、全体では88.9%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.3%、本格焼酎は100.8%、全体では100.7%であった。 |
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印刷 |
印刷 *世間の景気が今一つ良くならない中、印刷業界も苦しい状態が続いている。 |
窯業・土石製品 |
生コンクリート *4~6月までの前年対比で78.7%の2割以上の出荷減となっており、景況感は悪化している。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *船舶機械関連は順調に推移しているが、組合員の全体の操業は低操業といえる。但し、一部の企業では大手プラントメーカーが海外へ発注していたものが、円安により国内に戻ってきているものもある。 |
輸送機器 |
輸送機器 *雇い入れ環境が厳しくなっている。 |
その他製造業 |
畳製造業 *梅雨の時期は例年悪いが、今年は一層悪いようだ。 |
小売業 |
青果物販売 *相変わらずの長雨による作況の悪化で単価高となり、6月の取扱高は、前年比142%となった。季節商材の梅、らっきょやビワ、西瓜等の販売が芳しくなく、また、天候不良により客足が遠のき、青果小売販売は依然として厳しい状況である。来月の梅雨明けとプレミアム商品券の発行が起爆剤となるように期待したい。 鮮魚介販売 *毎年のことながら遠用物の山田丸がドック入り、中国船が盆前まで休漁と、7月にかけて品が少なかった。 食肉販売 *梅雨入りとほぼ同時に、地域消費の喚起による活性化策としてプレミアム商品券事業が各地でスタートし、久々に小売業・飲食業等関連の業界が活気づいているようだ。当月の結果だけで早計ではあるが、残念ながら期待ほどの成果が上がっていないようだ。通常の現金売上が減少したというデメリットもあり、総合的には若干の売上増といったところである。収益面では、春先より落ち着きを取り戻しつつあった原料相場が飼養頭数の減少等の影響などもあり、高値で推移しており、売上原価を上昇させている。その他販売費の値上がりを含めてかなり圧迫されており、悪化している。 鼈甲製品販売 *5月の売上は対前年比86%。前月はスポット的な売上で増加したが、5月は再び売上は低迷した。 石油販売 *原油価格は動きが鈍い。小売りは転嫁不足部分の値上げに動きがある。全体的には小康状態。夏物の需要増に期待。 |
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商店街 |
佐世保市 *景況は引続き厳しい状況が継続している。 大村市 *前年6月は交流プラザの開業等もあり、通行量は前年同月より落ちている。そのことに伴い、売上高は落ちている。若年層は増えているが、まだまだ取り込めていないようだ。 島原市 *6月は梅雨のために雨模様が多く、特に今年は激しく降るときもあった。当商店街はアーケードにより、雨の影響は少ないにも関わらず、買い物客及び人通りが少ない。 6月末で当商店街の中では比較的大きな間口がある店舗が撤退し、空き店舗となり商店街会費などの減少となり、商店街の維持費や活動費など痛手となる。 |
サービス業 |
旅館業 *長崎三菱造船所の操業アップで作業員の方々の長期滞在があり、中小宿泊施設を中心に客室稼働率が上昇している。 *昨年は国体があり、今年はそれがない分目減りしている。 *今月の売上は対前年同月比マイナス10%金額で430万円の減少。今期も3カ月連続で対前年割れ、非常に厳しい状況が続いている。7月初旬も宿泊予約は不調で、夏休みに入って好転することを期待したい。 飲食業 *料理店は前年並みを確保。物販店は前年比5~10%程度。 *去年、今年と修学旅行生が減っている様子。今までであれば、6月第2週まで修学旅行生が入っていたが、第1週でほぼ終わっている。5月、6月を通しても減っていると思われる。 |
建設業 |
建設業 *前年度に比べて公共工事が大幅に減少してきており、また、価格競争が激化すると思われる。担い手育成は喫緊の課題であるが、先ずは会社が生き残るための手段が優先されている。 |
運輸業 |
運送業 *売上が前年に比べてかなり減少してきている。全体的に落ち込んでいる。軽油もまた上昇してきており、厳しい状況が続いている。 貨物運送業 *年度が替わり7月になり、動きも若干上向きになってきているかと思うが、まだ動きもさほど戻らない。運送業者では土木建設関連の車輌の動きも梅雨明けを待って動き出すようだ。全体としては、軽油の値上げと運転者不足が悩むところである。 |