経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
7 月 期 景 況 天 気 図
天気図
7 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*組合全体の状況は、円安による原材料等の値上げにより、原料高の製品安が改善できず、売上、収益共厳しい状況が続いている。

水産加工品製造業
*魚市の水揚げは台風の影響による天候の悪化で、前年比数量で64%、金額で88%であった。そのため、加工業者は冷凍原料で仕事を継ぎ、冷蔵庫は入庫が少なく稼働率は大きく低下した。

冷凍水産食品加工業
*組合員の練り製品の売り上げは、前年比やや減少したと思われる。主原料である冷凍すり身の単価は、前年比109%と上昇しており、原料コストを圧迫している。販売価格については、個別の対応となるが、ほとんど、値上げが進んでいない。

食料品
*一部の企業においては、売上高の増加に伴い、収益も好転、雇用人員も増加している。

麺類
*小麦粉の値上げがあったものの価格改定の対応ができていない。強いところは好景気といわれるが、雇用の問題をはじめ、業界にとって、なかなか良い話を聞くことはできない。せめて、世界遺産登録による販路拡大の機会をプラス面に活かしていきたい。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比111.7%、本格焼酎は99.6%、全体では102.1%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.1%、本格焼酎は100.5%、全体では100.4%であった。
繊維工業 衣類
*長期予測(見込)を立てにくくなっている。
印刷 印刷
*全体的に厳しい状況の中で、例年一段と厳しい時期となった。
窯業・土石製品 生コンクリート
*長崎地区の出荷が始まりだした事により、前年比は109.4%と、前年を上回る出荷数量であるが、状況が良いのは長崎と県北地区だけで、あとは軒並み前年出荷を下回っており、地区で格差が生じている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*平成27年度・第1四半期、組合員全体の状況は、売上高で対前年度比△7.0%で推移している。舶用機器関連は堅調に推移、製缶メーカーが厳しい状況である。今年度は全体的には低操業。
輸送機器 輸送機器
*物流の動きが活発になっている。
小売業 青果物販売
*7月の取扱高は127%で、4月からの累計でも122%となり、青果物の価格は依然として高値で推移している。日照不足、長雨の影響で季節商材のとうもろこし、枝豆などが、品質不良のため売れ行きが芳しくなかった。8月のお盆の繁忙期に期待したい。

鮮魚介販売
*台風9~11号の影響で、入荷は大変少なかった。また、月夜間も重なった。

食肉販売
*プレミアム商品券事業も少しずつ浸透してきて、いくらか消費マインドの活性化は実感できるが、業界には思ったような効果は出ていない。かえって現金売上が減少したというデメリットの方が大きいという意見も多い。それよりも、さらに一段と上昇している原料相場の動向が重大な問題である。当月、来月と夏の需要期に、近年例のないような原料事情に対応が追いついていけず、利益確保が困難となってきており、業界は大変混乱している状況である。この状況が来月も続きそうなことだけは確実である。

鼈甲製品販売
*6月の売上は対前年比103%、厳しい状況だが、色々な努力で何とか前年をクリアした。

石油販売
*原油価格の下落により、元売仕切り価格の低下、小売りについても同様。需要の下落が続いており、夏場の需要の上昇に期待。
商店街 佐世保市
*地域振興券の販売に対する、市民の購買への関心の高さが感じられた。但し、実際の購買、販売額、収益などでの体感がないので8月に期待したい。

大村市
*前年に比べ、若いお母さん、子供、学生などの通行量は多くなり、商店街の活性化にはなっているようだが、商店街の売上増にはなっていないようだ。国際交流プラザがオープンして半年程になるが、若干外国人の通行量が増えたようだ。浜屋の跡が2年後に開業になっているが、まだ先が見えない。

島原市
*学校の夏休みが始まれば、商店街では恒例の土曜夜市がお盆まで毎週4回行われるが、今年も7月18日からスタートした。日常は通りが少ないアーケードも夜市になれば、若い人や家族連れなどで混雑し、スムーズに歩けないほどである。毎年、魅力さえあれば、お客様は駐車場やその他少々のハンディがあっても集客できることを実感する。今年の夜市は近隣の市の施設と並行しながらイベントもあり、例年より賑やかさがあるようだ。
サービス業 旅館業
*昨年は国体等があったので、その分減少している感じがある。
*7月売上は対前年同月比90%で10%のマイナス。日銀長崎支店発表の県内景気状況は、緩やかな回復基調となっているが、16カ月連続の売上減少で、回復している業界の恩恵は全く感じられない。長崎県の観光振興政策も、痒いところに手が届いていない感じがする。

飲食業
*韓国のMARSの影響で中国船が増え、その一部が飲食、土産購入につながったことから、物販店も若干であるが前年比プラスとなった様子。料理店は5~10%程度。行政が中国船を誘客するのは良いが、国内旅行シーズン、修学旅行シーズンを避けて誘客しないと、中国人のマナー等含め、一般国内旅行者にとっては逆にマイナスになる。行政は来客数を追うのではなく、しっかり状況を把握・検討する必要がある。
建設業 建設業
*現状は公共工事発注者ごと全てにおいて、発注量は減少している。このため、過当競争による厳しい受注環境の中で、材料費や人件費等の上昇も加わり、適正な利益を得ることが難しい状況である。こうした中長期的な見通しが不透明な環境では、喫緊の課題である建設産業労働不足問題に対して、各組合員は腰を据えて取り組むことができない状況である。
運輸業 運送業
*7月は青果物も終わり売り上げが減少した。その他の部門もなかなか仕事量が増えてこない。厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*前年同月と比較すると、今年は土木建設関係はそれなりに動きがあるようだ。重電、家電製品の出荷が今少し減少しているようだが、もう暫くすると回復してくるとのこと。又、油の値下がりの通知がきたことで助かっている。

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