食料品 |
味噌醤油 *9月の売上高は、前年オーバーや前年並みを維持している企業もある一方で、厳しい状況が続いている企業もあり、組合全体の売上高、収益面の好転に向けて、販売エリアの拡大や新商品の投入等による市場開拓への取組みがさらに求められる。 水産加工品製造業 *前年とほぼ同じ水揚数量があり、アジの水揚数量が増え価格も安くなり、加工業者や冷蔵庫業者にとっては、前年並みの仕事ができた。但し、塩干品等の消費は年々低迷し、簡便化商品の開発販売が求められている。 冷凍水産食品加工業 *冷凍すり身は、価格が前年比107%となった。原料価格の上昇傾向は、継続している。 食料品 *新たに東海地区に、支社を設立される組合員もある。 麺類 *販売価格の変更がなかなかできない。それ程市場環境が難しくなっている。 これまで、競争相手は地場の同業者であったと思われるが、いまは県外の異業種もその一つ。これから懸念されるのが外食産業の自家製麺。マーケットの広がりがある一方、弱いところへの侵入が予想される。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比95.6%、本格焼酎は87.9%、全体では89.3%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比112.4%、本格焼酎は100.1%、全体では101.8%であった。 |
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印刷 |
印刷 *全体的には大きな変動はなく、低調なまま推移している状況である。 |
窯業・土石製品 |
生コンクリート *上半期の出荷は、前年対比88.3%の実績であった。島原と離島地区の落ち込みが激しく、全体でも業況は悪化の一途をたどっている。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *27年度上半期の組合員全体の状況は、売上高で対前年度比10%の減少で推移している。業種によりバラツキはあるものの、全体としては低操業、下期に期待するが先が見えない。 |
輸送機器 |
輸送機器 *依然として操業度が高く、残業、休日出勤で対処してる。 |
小売業 |
青果物販売 *関東地方の豪雨の影響で、九州の農産物の引き合いが強くなり、品薄となった。例年、9月は端境期にあたり、青果物価格は高めではあるが、レタス、サニー等の洋菜類や葉物類が天候不良の影響で、品質低下とともに高値に。その影響で収益率も悪化。取扱高は、累計で113%。 鮮魚介販売 *入荷量は昨年と同様であったが販売量は少なかった。10月は長崎くんちの売上増に期待したい。 食肉販売 *給食も再開され、関係各社一様にほっとしているところだが、全体的にはとにかく低調な状態が続いている。販促等にもいろいろ工夫をし、売上確保に努力しているのだが、結果が全く出て来ない。「仕入れが高くなって!」というフレーズが言われ続けているが、全く原料相場が下がる傾向はなく、特に牛枝肉については異常値が続くと見られていて非常に不安である。仕入れが上がった分、販売価格に上乗せできればよいのだが、消費者の販売意欲等も考えると、もう限界に来ている感もある。来月の豚価の下落に期待したいところである。 鼈甲製品販売 *8月は対前年比174%。前年に比べて大幅な伸びとなったが、前年が非常に売上が落ち込んでいたので平常に戻った。 石油販売 *原油価格の低下。元売仕切価格の下落に伴い、小売も軟化。価格競争が引き続き厳しく、マージン縮小。 |
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商店街 |
佐世保市 *出退店舗についてもほぼ同数で横ばい状態であるが、業態が販売店から飲食店などのサービス店舗などへの変更が増加している。 大村市 *8月のお盆過ぎから通行量、売上共に大幅に落ち込んだ。例年9月は売上等が落ち込むが、今年は特にひどいようだ。 島原市 *9月はシルバーウィークなどの長い連休があり、観光地は観光客が増えたかと思うが、商店街への引き込みや売上には繋がっていない。今後の取り組み方について意思疎通を図り、早めの対策が必要だ。9月19日より、商店街に恒例の島商ップがオープンした。島原商業高校の授業の一貫として、各高校や業者などから仕入れをして販売まで高校生が運営及び経営をする。開店は火曜日14:00~17:00 元気な呼び声など賑やかになり、商店街と協力しながらお客様に喜ばれている。 |
サービス業 |
旅館業 *例年9月は夏休み明けで落ち込みがちだが、今年はシルバーウィークがあったので、観光客でにぎわった。 *9月の売上げは対前年同月比プラス4.5%で金額にして220万円の増加となった。今年はシルバーウィークが設定されて晴天に恵まれ、観光のお客様が多かったようだ。 飲食業 *シルバーウィークがあり、料理店は前年比30~50%プラス、物販店は5~15%プラス。中国からの船も多く、料理店はプラス要因が多い。購買行動の変化が顕著であり、物販店はシルバーウィークのような特殊要因がないと売り上げ増には厳しい状況が続く。 |
建設業 |
建設業 *品確法・地方創生と期待したが、前年度と比較して公共工事量は減少(△6.6%)している。このため、以前と同様に受注競争が激化し、ダンピング受注により利益確保が難しくなっている。喫緊の課題である担い手確保等の問題もあるが、会社経営の方が優先されている。 |
運輸業 |
運送業 *9月は売上減少した。毎年9月は落ち込むようだ。収益は厳しい状況が続いている。運転手の募集をするが、なかなか集まらない。人手不足も深刻な問題になりつつある。 貨物運送業 *前年度の今頃よりも若干の売上増となって来ている。土木関係の工事と県下の新築マンションや一戸建て住宅、官庁関係の建築等があり、全体的にダンプ車平ボディー車の動きが活発になっている。軽油の値下げが毎月のように言ってきているので、経営上助かっている。 |