経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 0 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 0 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*状況は依然として厳しいが、販売エリアの拡大や、新商品の投入により売上を伸ばした企業もある。今後も新たなルートへの市場開拓に期待したい。

水産加工品製造業
*魚の水揚げは順調で、工場と冷蔵庫の稼働率もほぼ順調であった。しかし、売上げは消費の低迷でやや減少した。

冷凍水産食品加工業
*主原料の冷凍すり身価格は、前年比105%とやや高めで推移している。TPP交渉の結果が公表され、米国産スケトウすり身の関税4.2%は、協定が発効されれば、即時撤廃される。その点では評価できるが、TPP不参加国からの輸入すり身も多く輸入されているので、全体としてのTPP協定の効果としては不透明である。

麺類
*平常月はどちらかといえば、雇用人員を抑え気味。年末に向けては、雇用の拡大を目指す。しかし、なかなか満足できるように補充できていない。麺類にとっては寒い冬を期待したい。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比108.7%、本格焼酎は103.5%、全体では104.9%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比101.3%、本格焼酎は101%、全体では101%であった。
印刷 印刷
*全体的には大きな変化はないが、僅かながらも下降が続いている状況である。
窯業・土石製品 生コンクリート
*コンクリート技術者の高齢化が進んでおり、約6割の技術者が50~60歳代で構成されている。経営的にも依然として厳しい状況ではあるが、若手の育成と確保が今後の課題であると思われる。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*舶用機器関連の仕事量は前年度比ほぼ横ばいで推移。一部の組合員は、自家発用ボイラーのメンテナンス及びタービンブレードの仕事量が増加傾向にある。但し、全体的には売上高で前年度比△10%で推移している。
輸送機器 輸送機器
*依然として操業度が高く、中途採用で対応するところと、10年ぶりに新入社員を採用するところも出てきた。
その他製造業 畳製造業
*材料費、特に畳表が高騰している。
卸売業 卸売業
*繊維卸売業界においては、純粋な卸売りという業種形態の企業は売上が前年に比べ低下し、業種を転換している企業は売上が増加している。
小売業 青果物販売
*10月前半は、天候不良の影響で青果物全体が高値となり、利益率の低下を招いた。しかし、中旬以降は天気に恵まれ、また適度に雨も降り一転して単価安となった。長崎くんちやそれぞれの地域でのくんちで、街中の賑わいは感じられるが、景気回復の実感はまだない。取扱高は累計で113%となった。

鮮魚介販売
*長崎魚市直送お魚キャンペーン事業を実施した。11月20日までの期間に、500円購入ごとにスタンプを1個(スタンプ10個で1口の応募)を配布、抽選で1000円相当の「魚引換券」を発行している。650枚の引換券を組合で負担している。長崎くんちもあり、活気のある月であった。

食肉販売
*全国的な畜肉の飼育頭数の減少に伴い、異常ともいえる牛枝肉相場の高値が続いている。売価の方も幾度となく修正はしてきたが、これ以上の単価はつけようがないレベルまで来ている。必要な物を必要な量仕入れて販売するのだが、現状仕入れ先が欠品していることが時々あり、スムーズな仕入れが出来ないこともある。これも近年ないことだ。業界の物の流れが少しずつ変化してきており、末端の我々の業界はそれに付いていけずにいるのが現状であろうか。先の見通しが立たない状況に皆、大きな不安を抱えたままである。

鼈甲製品販売
*9月は対前年比113%、前年不振の分をカバーした。

石油販売
*世界の需要が伸び悩むなか、市場の供給過剰は続いており、原油価格は1バーレル40ドル台と低迷している。当面の小売価格は現状維持。
商店街 佐世保市
*特に大きな変化はないが、退店店舗の再入居までの間隔が少々長くなった感がする。賃貸など契約面や入店件数など交渉内容に変化が見られるのかもしれない。

大村市
*10月は大村市長の御逝去の影響があったのかどうかわからないが、大村市全体の景気は最悪のように思われた。前年も景況は悪かったが、今年はさらに落ち込んだ。

島原市
*10月は不知火まつりやツーデーマーチ、有明フェスタ、特に今年は芝桜公園コスモスまつりが大変賑わっていた。観光客やお客様の商店街への誘引には、まだまだ効果が表れておらず早急に具体的な策が必要。
サービス業 旅館業
*昨年は10月に国体があったため、多くの人で賑わった。毎年、いろんなイベント、コンベンションがあった方が良い。

飲食業
*前年の国体の影響もあってか、修学旅行は減少している。料理店は訪日外国人旅行者の増加により前年比5~10%増加した。物販店は逆に前年比0~5%減少した。国内の個人、団体客は共に増加しており、料理店を中心に好影響。一方、物販店は場所柄、訪日外国人旅行者が増加しているが、修学旅行が減少しているため厳しい状況である。
建設業 建設業
*県内の公共工事量動向は、前年比累計で△8%減少した。このため、受注競争激化により適正な利益確保が難しい状況になっている。各企業は、担い手確保どころか会社経営に注力せざるを得ない状況である。
運輸業 運送業
*10月も荷動きがなかなか良くならず、売上は減少した。軽油が下がってきているのが救いである。しかし、まだまだ厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*運送業界は積荷によって違うが、地場産業で好受注の製品を作っている所は若干のばらつきがあるものの、今後は東北方面の復興が進み、工場建物関係の電機製品、鉄骨建ての柱、屋根等の配送が増加するようだ。また、長崎県も色々な建築工事の着工が始まり、車輌不足になっている。

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