食料品 |
味噌醤油 *状況は依然として厳しいが、販売エリアの拡大や新商品の投入により売り上げを伸ばした企業もある。今後も新たなルートへの市場開拓に期待したい。 水産加工品製造業 *天候不順で魚の水揚げが少なく、冷蔵庫は稼働率が低かった。加工場は加工原料の水揚げが少なく、消費の低迷もあって工場の稼働率は低く、売上も少なかった。 冷凍水産食品加工業 *練り製品の主原料である、冷凍すり身の価格はほぼ例年並みと、落ち着いてきた。雇用対策として、労働人員の確保が緊急の課題となっている。 麺類 *県産小麦を活用したちゃんぽん麺の実用化へ、一歩進みつつある。各事業所で再度の試作を行い、お得意先でも好評との声もある。県下一斉へのアピールもそろそろである。今後スーパーや量販店へのお願いも進めていきたい。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比94.9%、本格焼酎は99%、全体では97.9%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比111.3%、本格焼酎は101%、全体では102.8%であった。 |
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印刷 |
印刷 *年明け後もずっと下げ気味の傾向が続いている。 |
窯業・土石製品 |
陶磁器 *当組合の共同販売事業の取扱額は昨年とほぼ同額となっており、全体的にもほぼ変わらないと思われる。1/31~2/8まで東京ドームで開催された「2016テーブルウェア・フェスティバル」には、当組合の組合員14社と販売商社4社の18社が波佐見ブースに出展を行った。今回で11回目の出店となり、波佐見焼の知名度が徐々に高まっていることを実感することができた。販売額も過去最高となり、波佐見焼として取り組んでいる商品開発の成果が着実に表れてきているものと思われる。 生コンクリート *本土地区は、新幹線・県庁舎・高速道路等の特需があって何とか100%を超える状況となっており、特需がなくなった時の出荷は悲惨な状況になると思われる。離島地区は前年比80%前後で推移しており、厳しい状況が続いている。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *組合員によりバラツキはあるものの、全体の生産高は前年度より若干減少している。但し、舶用機械並びにボイラ部品の工事量はほぼ堅調に推移している。 |
輸送機器 |
輸送機器 *依然として高操業が続いている。これが年度末に向けての背景があるのか不透明。 |
その他製造業 |
畳製造業 *材料価格の値上げで収益が悪化しているので、販売価格の値上げを努力しているところ。 |
小売業 |
青果物販売 *1月の大雪の影響で、入荷するそ菜は粗悪品が目立って多くなった。価格も高めで一時入荷が極端に減り、せり場にはほとんど野菜が並ばない状況となった。また、初夏の販売には欠かせないアイテムの路地ビワが、冷え込みにより壊滅的な被害を被った。2/8からのランタンフェスティバルで、長崎市内の中心部は大きな賑わいをみせたが、流通の末端である小売業の販売促進には繋がっていない。取扱高は累計で110%となる。 鮮魚介販売 *月始めは青物類が取れなかったが、月後半になりようやく取れだした。特にブリ類の入荷が多かった。 食肉販売 *当月はランタンフェスティバルの影響もあり、総合的には売上、利益共に前年同月対比では微増であった。瞬間的な消費の拡大によることも一つの要因ではあったのだが、今ひとつの要因は久しく高値で推移していた原料相場の下落である。品薄が目立った一時期からすると、供給が回復しつつあり、高値になりにくくなって来ている。業界にとっては今の現状が一番望ましい状況であり、少しでも長く続いてくれることを希望する。 鼈甲製品販売 *1月は対前年比60%と大幅に落ち込み、今年は先行き不透明感がある。 石油販売 *小売市場は販売競争の煽りを受け安値推移。収益状況は悪化し疲弊している。 |
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商店街 |
佐世保市 *天候が影響し、全体的に売上は不調であった。処分セール、春物セール、共に判断が難しい天候で客足に影響が出ている。空き店舗が増加傾向だったが、出店や出店交渉中の話が増え、状況が好転してきた様子。 大村市 *前年2月には全店舗開店していたが、今年の2月に閉店した店が3店舗ある。交流センターが開業し、通行量は少しずつ増えているようだが、売上にあまり結びついていないようだ。3月に浜屋跡に医師会が入る。全館入るのが待たれる。 島原市 *2/5から1ヵ月間、島原城下ひなめぐりが開催された。いろいろな体験イベント等があり、パンフレットを見ながら商店街を散策する市外からの観光客もあった。商店街では、新たな事業として「ゆとろぎの湯」指定管理を受け、4月より運営するので、商店街らしさを出せるように日々検討している。 |
サービス業 |
旅館業 *1番の問題は人手不足。雇用条件を良くし、募集をかけても応募がない。年明けより経済状況が不透明。 旅館業 *2月の売上は、11か月ぶりに対前年同月比8%プラス。長崎市のランタンフェスティバルに来た外国人旅行者が宿泊したことと、恒例のイベントの『灯りの花ぼうろ』や『花火』も集客の要因である。 飲食業 *2月はランタンフェスティバルがあった事、うるう年で1営業日多かった事から前年比10~15%プラス。但し、ランタン期間中のみで比較すると料理店は横這いであるが、物販は20%マイナスと落ち込みが大きかった。バスツアーの観光客がほとんどいなかった事、お土産は買わず「見る・食べる」で終わっている事が要因と考えられる。 |
建設業 |
建設業 *県内公共工事量は、前年比8%マイナスとなっていが、大型工事の県庁舎建設工事や新幹線関連工事は、県外業者が主体となって受注しているため、それを差し引くと更に地元建設業者は減少しており、厳しい経営状況である。また、県内トップを争う地銀2行の再編合併によって、今までは地元企業は2つの選択肢があったが、合併によって選択肢がなくなってしまうことが、今後企業経営者にどういう影響があるか未知数である。 |
運輸業 |
運送業 *2月は売上が減少した。特に青果物が例年より少なかった。運転手の高齢化が進み、新しく募集しても応募がほとんどない。厳しい状況が続いている。 貨物運送業 *前年に比べれば、新幹線長崎ルートの建設工事のため、ダンプ車の動きが活発になってきている。市民病院の増築工事も再開され、建築資材等を運ぶ業者も忙しくなってきているが、運転者不足で忙しくても車は動かず、運営会社も困っているところも多くある。軽油の価格が安くなり、経営上助かっている。 |