経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
4 月 期 景 況 天 気 図
天気図
4 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*組合全体としては、調味料の多様化、人口減少や少子高齢化等による消費量の減少が続く厳しい状況であるが、販売エリアの拡大、新商品の投入等により売上、収益を伸ばした企業もある。今後も新たなルートへの市場開拓に期待したい。

水産加工品製造業
*旋網漁業によるブリと鯵の水揚げが増え、底曳は近海の水揚げも増え、全体的に水揚げが多かった。そのため、加工場、冷蔵庫とも工場の稼働率は高く、前年比数量133%、金額106%であった。また、人手不足のため、増えた仕事の処理を残業や休日出勤で対応した。

冷凍水産食品加工業
*冷凍すり身の販売数量は、前年よりやや増加傾向にある。販売単価についても、高値安定傾向がみられる。加工工場とも、人員不足が顕在化しており、外国人技能実習生の受け入れを検討している。

麺類
*熊本震災の影響は少しずつ感じられる。観光客及び土産品の販売が思っていたようには動いていない。いつまで続くのか不安でもある。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比95.3%、本格焼酎は105.2%、全体では102.2%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.9%、本格焼酎は102.4%、全体では102.1%であった。
印刷 印刷
*厳しい状況が長らく続いており、今後もいい状態はなかなか難しいようである。
窯業・土石製品 生コンクリート
*前年同月の実績落ち込みが激しかったため、当月は前年を上回る実績となっているが、出荷状況は決していいとは言えない状況である。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員によりバラツキがあるものの、舶用機械関連部品及び、ボイラ部品・蒸気タービン部品の工事量は前年度に引き続き、堅調に推移している。県外では、新電力の売電関連の設備投資の引き合いは増加している。
輸送機器 輸送機器
*耐震関係の業務を行っている所は操業度が非常に高い。
その他製造業 畳製造業
*熊本地震でイ草の産地が直撃されたため、これから畳表の高騰が心配される。
小売業 青果物販売
*4月前半は、好天に恵まれ、また雨も適度に降り青果物は順調な入荷となった。しかし、中旬以降4/14から熊本地方を中心とした大地震に見舞われ、熊本産の青果物はもちろんのこと、大分産、鹿児島産、宮崎産の野菜類までもが、基盤道路の寸断により著しく減少した。それに伴い、長崎産の青果物の引き合いが強くなり、大幅な単価高となった。結果、4月の取扱高は119%となった。

鮮魚介販売
*今月はブリと鯛の入荷が多かった。

食肉販売
*中旬より連続して発生した熊本地震により、物流が著しく混乱をして、現地メーカーの工場の操業停止、営業冷蔵庫の出荷停止など、一部定番商品の仕入が困難な状態に陥ってしまった。又、ゴールデンウィークを控えた得意先宿泊施設のキャンセルが相次ぎ、その対応に追われた組合員も何例かあった。このように小売業の方は極端な影響は出なかったようだが、業務用卸は自粛ムードの中、たいへん厳しい状況であった。

鼈甲製品販売
*3月は対前年比106.81%と先月に続き売上は増加したが、利益率は低下。経費も増加し、増収減益であった。

石油販売
*原油価格(ドバイ)は40ドル/バーレルを回復し、原油コストの騰勢とともに元売仕切り価格も上昇中。連休前の需要期に小売価格も上昇。価格競争激化の中にあるが、価格の転嫁は待ったなしの段階である
商店街 佐世保市
*新年度、新学期で必要品の購買はそこそこだが、必要品以外の購買が伸びない。また、近郊来街者の数はほぼ横ばいだが、熊本地震の影響なのか、遠隔地からの観光客の数が減少している様子。今後の経過が懸念される。

大村市
*3月に、浜屋跡2階に公共施設が入り、通行量、買い物客が少し増えたように感じる。浜屋跡の全館オープンが望まれる。

島原市
*4月の熊本地震があった中旬以降より客足が極端に少なく、食料品など必要品以外は買い物意欲が無いような状態であった。4月から商店街に隣接する「ゆとろぎの湯」の指定管理がスタートし、青年部などを中心に新たな協力や連携体制が出来ているため、有効に活用したい。5月には、島原鉄道と協力して観光客を商店街に流入する試みが行われる予定であり、新たな客層獲得のチャンスが拡がってくると期待する。
サービス業 旅館業
*4/16発生の熊本地震により、九州地方への入込客数が減少し、売上も低下した。

旅館業
*熊本地震の発生で、九州全土の観光施設がキャンセルに見舞われ、4月の売上は対前年同月比35%のマイナスであった。甚大な被害に遭われた方々の復興を願いながら、九州地域の観光復興のため貢献したい。

飲食業
*地震の影響が大きく、料理店は前年比5~10%のマイナス。物販店は25~40%マイナス。特に、修学旅行のキャンセルが物販店にとっては厳しい状況。5月も修学旅行の状況が厳しく、資金繰り面での行政による支援が必要と思われる。
建設業 建設業
*この時期は、例年公共工事の発注量は少ない状況であるが、繰越工事を持たない企業は先行きに対して、危機感を抱いている。また、ここに来て建設従事者不足、特に技能者不足が問題となり、各企業とも技能者確保に注力している。熊本地震による県内のインフラ等は今のところ被害はないようである。熊本県地震により被害を受けられました皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
運輸業 運送業
*新年度に入り売り上げが減少し、全体的に落ち込んだようだ。運転手を募集してもなかなか応募がなく、人員不足の状態が続いている。厳しい状況が続きそうだ。

貨物運送業
*一昨年の今頃から車の動きが活発になって来ている。県庁の新築工事、長崎新幹線建設工事、市民病院2期工事等で車両の動きが活発で嬉しい限りだが、今月から油の値上げが云ってきている。

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