食料品 |
味噌醤油 *5月は売上高が前年をオーバーした企業も一部にあったが、全体的には売上、収益面共に厳しい状況が続いている。販売エリアの拡大や、ルートの開拓をはじめとして、新商品及び高付加価値商品の投入がさらに求められる。 冷凍水産食品加工業 *原料冷凍すり身の価格は、前年比96%とやや値下げ傾向が見られた。練り製品の販売は、熊本地震の影響による観光客の減少で売上が落ち込んだ。円高傾向が続けば、輸入冷凍すり身の価格は、緩やかに値下がりしていくと考えられる。 麺類 *熊本地震による影響は未だ続いている。「九州はひとつ」と言っていたが、まさにそうであった。観光客、修学旅行等にキャンセルなど影響がじわじわと出ている。飲食、土産品の販売の落ち込んでいるため、一日も早い回復を願う。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比87%、本格焼酎は107%、全体では101%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比106%、本格焼酎は98%、全体では99%であった。 |
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印刷 |
印刷 *全体的には厳しい状態が続いているが、個別にはばらつきがあるようだ。 |
窯業・土石製品 |
生コンクリート *5/23から6/30まで、工場に対して生コンクリート品質管理に関する監査が、国土交通省並びに長崎県土木部等の立ち合いのもと実施された。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *組合員によりバラツキがあるものの、28年度上半期は前年度に対し、総じて仕事量の減少、低調で推移すると予測している。蒸気タービンの部品(ブレード、バーナーノズル)は、前年に引き続き堅調に推移している。 |
小売業 |
青果物販売 *5月の取扱高は、昨対比98%となる。青果物の入荷は順調。初旬のゴールデンウィークは震災の影響か客足の動きは鈍く、宿泊関係の納品業者はかなり苦戦していた。しかし、中旬以降は客足も戻り、若干勢いが出てきた。ただ、小売業者に目を向けると、季節商材の「梅」、「らっきょ」の入荷が例年に比べ、1月の大雪の影響か極端に少なく、売り上げ増には結びついていない。 鮮魚介販売 *鯛、ブリの入荷が多く、またイサキがだいぶ増えてきた。 食肉販売 *5月は熊本地震関連の影響がある程度残り、販売、物流に支障を受けた組合員も多かった。特に、大型連休絡みで当地の観光関連業界にも大きな痛手があり、その関連で一部組合員も同様に影響を受けた。反面、小売りの末端消費の方は、中旬以降は順調とまではいかないくとも非常に近いものに戻りつつあったのだが、それまで比較的落ち着いていた原料相場が諸々の要因で相場高に転じ、再び厳しい状況下におかれてしまった。今後この原料相場の下がる要素は全くなく、逆に一段高になる可能性が強く、近々価格改定などの臨機の対応に迫られるであろう。 鼈甲製品販売 *4月は対前年比116.41%と3カ月連続対前年度比売上増加、利益率は減少、経費は増加。 石油販売 *原油価格は1月の最安値の倍で、45ドル/バレルに達している。元売りの精製コストも上昇してきており、小売価格の上昇は避けられない状況。 |
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商店街 |
佐世保市 *近隣の商店街内にラオックス免税店がオープンしたので、今後の外国人観光客が周辺へも回遊する可能性に期待したい。 大村市 *都会は景気が上向きだそうだが、大村は前年より不景気感が強い気がする。交流センター、支援センター等ができ、若年層の通行量は多くなった気がするが、商店街の努力不足なのか若年層を取り込めていないようだ。 島原市 *5月のゴールデンウィークは、いつも商店街にとって影響がない。今年は島原鉄道と観光客を商店街に呼び込む為に協力したり、佐世保ー島原ウォークラリーの参加者を商店街の指定管理施設の「ゆとろぎの湯」への利用を促した。これからの商店街のために、観光客をどう取り込んでいくかなど課題と研究が続く。 |
サービス業 |
旅館業 *4月におきた熊本地震により、建物等の直接被害はないものの、観光客が激減しており、昨対25%減少となった。 旅館業 *熊本地震の影響で観光客の足は遠のいたままで、5月の売上は対前年度同月比46%のマイナスであった。 飲食業 *ゴールデンウィーク期間中、料理店は10~15%程度マイナス、物販店は40%程度マイナス。ゴールデンウィーク後の修学旅行シーズン、料理店は10~20%程度マイナス、物販店は50~60%と大幅減。旅行クーポン券が発行されたとしても、中国人観光客(クルーズ船)と日本人観光客が来るタイミングが重ならない方がより効果的と思われる。 |
建設業 |
建設業 *公共工事は少ない物件で、受注競争が激しく利幅がとれない。また、民間建築工事においても、引き合いはあるものの、予算と積算価格との乖離が相変わらずである。熊本地震の実質的な影響は今のところないが、被災建築物の応急危険度判定士の要請はあった。 |
運輸業 |
運送業 *5月も売上がなかなか上がらなかった。厳しい状況が続きそうだ。運転手の高齢化と人員不足も厳しい問題となっている。 貨物運送業 *前年同月と同じく、年度が変わり若干の売上げの落ち込みがあったが、今年は回復が遅れているようだ。建設土木関連のダンプ車等の動きは順調である。また、建築関係の住宅資材も平年並みの動きで出てきているが、今後の一戸建てやマンションの建築に左右されることだろう。 |