経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
6 月 期 景 況 天 気 図
天気図
6 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*6月の売上は、地区により、熊本地震の影響も少し感じられる。組合全体としても状況の厳しさには変わりはないが、醤油、味噌をベースとした加工品の開発と販促、並びに新容器を活用した商品の販路拡大により、売上を伸ばした企業もある。さらなる売上アップに期待している。

冷凍水産食品加工業
*4月の熊本地震の影響で、観光客が減少している。それに伴い、練り製品業界の売上も低迷している。九州圏内でも、熊本県、大分県以外で、同様に売り上げが減少しているとの情報があった。夏場を迎え、練り製品業界では、売上の厳しい時期が続くが、各社の営業努力に期待している。

麺類
*熊本地震による影響は未だ続いている。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比103%、本格焼酎は104%、全体では104%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比104%、本格焼酎は99%、全体では100%であった。
印刷 印刷
*全体としても景気がいい感じはなく、印刷業界としても苦しい状態である。
窯業・土石製品 生コンクリート
*6月末までに実施された監査は、国、県等の立会人が見守る中、対象工場において実施され、これといった問題もなく終了した。出荷状況は昨年に比べると幾分良くなっているが、業況が良くなっているとは感じられない状況である。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員によりバラツキがあるものの、総じて上半期から秋口までは前年度より低調で推移するとの予測をしている。このような中で舶用機器関連及び火力プラントのタービンのブレード、並びに石炭焚ボイラ部品の工事量は堅調に推移している。
輸送機器 輸送機器
*各社の直近決算内容の概要をヒヤリングしたところ、10社中8社が前期と比べ、売上増、従業員増となっていた。
その他製造業 畳製造業
*畳類公正取引競争規約が今年内には出来そうで、事務の手数が増えそうだ。
小売業 青果物販売
*6月の取扱高は、昨対比84%、累計99%。季節商材の、「梅」、「らっきょう」の入荷が例年に比べ少なく、販売額も減少となった。また、中旬から下旬にかけての記録的な降水量と極端な日照不足によって、今後の夏野菜への悪影響が懸念される。

鮮魚介販売
*シケ続きで入荷量が大変少ない月であった。

食肉販売
*原料相場の高値安定が続き、仕入価格が上昇傾向であったため、段階的な販売価格の修正を余儀なくされた。消費者の購買意欲に悪影響を及ぼすのではないかとの不安もあったが、結果は若干ではあるが売上・収益共に増加であった。梅雨の豪雨により商店街、市場等の来店が極端に少ない日も多々あったことも考慮すると、もっと良い結果だったであろう。

鼈甲製品販売
*5月は対前年比94.46%と消費が振るわない。デパート等の売上が苦戦。利益率は低下。

石油販売
*石油価格の上昇もやや落ち着いてきたものの、円高が続いており、円建て原油コストのブレは少ない。
商店街 佐世保市
*父の日やジューンブランド等の消費微増があったが、反面、大雨などの天候不順による来店総数の減少でプラスマイナス同程度であったため、収益アップには至らなかった。
*アーケードを含め街内の組合設備に経年劣化の兆候や補修対応などが度々発生。長期計画による抜本的な改修の検討が必要になるかもしれない。
*移転・廃業などの空き店舗にも耐性問題等で建て直しなど課題がある様子。早期の入居が望ましいが、なかなか厳しい状況である。

大村市
*大村浜屋跡地の2階に長寿介護センターが入居したことにより、人通りは増えたが、売上はあまり変わらない。商店街の努力が少し足りないようだ。

島原市
*6月は梅雨であるが例年より雨の降り方が激しく、また地震の影響か分からないが、市内の眉山が崩れている箇所が目立ってきた。すぐには山の崩壊は無いが、災害に対する対応を再度考える必要がある。恒例の七夕飾りを今年も竹取から園児たちの飾り付けまで青年部を中心に行い賑やかだった。
サービス業 旅館業
*熊本地震以降、観光客の減少が目立つ(昨対△20~25%)。加えて、元安と中国の関税引き上げと、訪日観光客が減少している。

旅館業
*熊本地震は終息する間もなく、梅雨期の豪雨に見舞われ、入込客は減少のまま時は過ぎ、6月の売上は対前年同月比30%のマイナスで、連続の落ち込みであった。今月は夏休み旅行シーズンを迎え、「九州ふっこう割(宿泊券)」の発売に伴い九州全県に観光客の入客を期待する。

飲食業
*修学旅行が入る月前半は、前年比20~25%マイナス。修学旅行が終わる月後半は前年比10~15%マイナス。月全体でみると15~20%マイナスと地震の影響は修学旅行に顕著。
建設業 建設業
*公共工事の前倒し発注を期待しているが、さっぱりである。また、熊本震災復興やインフラ改修工事などへの重点配分が見込まれるため、先行きが見通せない状況にある。民間建築工事については低調である。
運輸業 運送業
*6月も売上がなかなか上がってこない。青果物も少なく、鉄鋼関係も伸びてこない。厳しい状況が続いている。

貨物運送業
*昨年から組合員各社、車の稼働率は良くなってきているようだ。全国的にも車輌の動きが良くなってきたので、それに対応して増車を考え注文しようとしても、納車まで半年から8ヶ月まちだそうだ。運輸業界も全国的に好調のようだ。しかし、油代の値上げ通達がきている。

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