経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
8 月 期 景 況 天 気 図
天気図
8 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*新容器を活用した商品の販路拡大や、醤油、味噌の加工品の販売促進により売上げを伸ばした企業もある。しかし、組合全体を見れば今月も厳しい状況が続いている。

冷凍水産食品加工業
*8月は、対前年同月比で、売上数量、金額ともわずかに増加した。原料である冷凍すり身の平均価格は、前年比96%と低下した。長崎蒲鉾水産加工業協同組合では、本年度、新すり身生産加工場を建設予定であるが、8月に建設に着手した。平成30年2月末の完成予定である。

食料品
*売上高増加の要因は、販路開拓、新製品販売等による。

麺類
*組合員としての課題は、後継者の問題や売上げは伸びても収益性が結びついていない。設備投資はしたいが、返済財源が見合っていない。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比93%、本格焼酎は96.5%、全体では95.8%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比98.3%、本格焼酎は95.5%、全体では95.9%であった。
印刷 印刷
*ますますの厳しさが継続しており、道筋に光明を見出すことは難しい状況である。
窯業・土石製品 セメント製品
*人材育成が課題である。

生コンクリート
*全体的に出荷は伸びている。特に県央地区は好調であるが、長崎地区は前年比10%減の状況で出荷は推移している。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*受注環境は組合員によりバラツキがあるものの、ボイラ関連の部品等を製作している所は、10~11月頃までは仕事量も確保している。また、舶用製品もなんとか堅調に推移している。但し、タービンブレードの仕事量は大幅に減少している。本年度下半期は総じて前年度より厳しい予想をしている。
卸売業 卸売業
*7月の売上げについて、前年同月比売上げ増加している企業は40社中50%の20社となっている。主に建設関係の伸びが目立つ。
小売業 青果物販売
*8月初旬は、好天に恵まれ順調な入荷となり、安値が続き収益状況も比較的良かったが、お盆直前の台風により相場は反転。重ねて東日本の長雨の影響で、九州地方の青果物の引き合いが強くなり、昨年以上の高値となった。特に、きゅうり、なす、トマトなどの果菜類においては、せり場に並ばない日が続いた。果実類はお盆明けからは、関西以東の冷夏の影響でメロン、すいかが全国的にだぶつき、安値が続いた。取扱高は累計87%となる。

鮮魚介販売
*時化続きで入荷量は少なく、中国船の入港もなし。夏場は消費量が少ない。

食肉販売
*全国的な異常気象と言われながら、当地は幸いにして好天続きであったものの、日中の気温の上昇から消費者の購買意欲が削がれ、昼間の来店客数の減少が目立った。夕刻からはいくらか客足も増え始め、例年並みの売上げはかろうじて確保できたようだ。一方、業務用卸は学校給食関係が休止中ではあるが、一般飲食店向けが比較的好調であったのと、各種イベントのニーズも合わせ、売上的には微増といったところか。しかしながら原価的には、例年時期的な要因で総じて仕入れが高値傾向にあり、収益的には厳しいものがあったようだ。

石油販売
*例年、書入れ時の夏商戦ではあるが、天候不順の影響や、低燃費車の普及により、昨年度に比べ燃料油及び油外収益ともに減少傾向。原油の相場は、やや安定しているが、価格競争が激しく、価格の転嫁が難しい状況にあり、収益状況の厳しさは持続。
商店街 佐世保市
*本年度通行量の調査では、休日通行量としては、前年比103.7%と微増。平日としても95.6%という結果で、99.8%とほぼ前年並みの数であったが、売上の面では厳しい状況が続いている。

大村市
*今年は特に暑く、涼しい大型商業施設に買い物客が流れたものと思われる。

島原市
*8月は恒例の商店街土曜夜市も天気に恵まれ、昨年の熊本地震の関係かもしれないが、例年より帰省客も多く、人通りも多く順調だったと思う。島原市特有の切子灯篭を吊るした精霊船は8月15日に精霊流しとして海に流すが、今年は凄い大雨の為、多くの精霊船がアーケード内に雨宿りをするために賑やかだった。この様に「精霊流しでもアーケードだから出来るメリットをもっと活用しなければならない」といった話題が出ていた。
サービス業 旅館業
*昨年に比べ、観光客の減少が感じられる。ハウステンボス来場者も減少のようだ。

旅館業
*昨年同月より売上、宿泊者とも微増ではあるが、7月の実績としては良かった。

飲食業
*お盆期間の日並びが良く、相応の人出はあり、前年並み確保。但し、人出が増えたのは原爆の日前後から8月20日頃までで、月初め、月末の人出は少なかった。
建設業 建設業
*坂の街長崎市の地域性、住民の高齢化なのか、マンション新築及び改修工事物件が多い。しかし、民間建築工事は予算が厳しい上に、専門工不足に伴う人件費高騰で利益が出ない。
運輸業 運送業
*例年8月は一番売上げが上がる時期であるが、売上高は減少した。夏場の仕事量を確保したがなかなかない。軽油が少し上がりそうだ。厳しい状況が続くと思われる。

貨物運送業
*相変わらず、新幹線工事、新しい道路の建設等が県下各地で行われているため、ダンプ車等の動きが活発になっている。油代も値の変動なし。運転者不足も相変わらずの状況である。

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