経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
9 月 期 景 況 天 気 図
天気図
9 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*組合全体としては、依然として厳しい状況が続く中で、販売エリアの拡大や新商品の投入により、売上、収益を伸ばした企業もある。新商品のさらなる開発と、新たな市場開拓への取り組みがさらに求められる。

冷凍水産食品加工業
*蒲鉾原料の冷凍すり身の売上げは、やや前年同月を上回った。9月以降気温もやや下がってきており、おでんの需要の高まりに期待している。

麺類
*組合員の中でリーディング企業と思われていたところが、М&Aで買収された。後継者の問題であった。生き延びていくために、どうあるべきか組合として語り合っていきたい。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比98.5%、本格焼酎は96.5%、全体では96.9%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比102.5%、本格焼酎は96.5%、全体では97.4%であった。
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*先が見えない状況が相変わらず続いており、少しでも良い兆候を期待している。
窯業・土石製品 セメント製品
*人材不足である。

生コンクリート
*出荷数量は、長崎・県央地区を中心に伸びてはいるが、両地区には組合員外工場が存在しているため価格競合が行われており、収益性が悪くなっている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員全体の29年度上半期(4月~9月)の売上高は、前年同期比ほぼ横這いで推移、ただ下半期は減収を予想している。
*舶用製品のうち、舵取機、過給機等は、堅調に推移している。
卸売業 卸売業
*組合員40社のうち、年間売上増加先12社、減少先28社。増加先の増加額が過大で、当組合全体としては年間増となった。
小売業 青果物販売
*9月は、例年高冷地の青果物から地場の野菜への端境期にあたり、もともと価格は安定しないが、上旬からの天候不順、8月から続く高温、また相次ぐ台風の来襲等で相場は乱高下となり、天候と合わせるように客足も鈍く、収益状況も厳しい状況になった。また、仕入れ価格の上昇から店頭での販売価格に転嫁しにくく資金繰りが悪くなるという悪循環にも。ただ、果実類は糖度の乗りが悪く、全体的に相場安に。取扱高は、累計87%であった。

鮮魚介販売
*今月は台風、時化、月夜間と昨年に比べ3割減の入荷と品薄であった。後半鰹の入荷が多くなった。

食肉販売
*当月は販売面においては比較的順調な推移であったようだ。しかし、一部には前月の断続的な真夏日が遠因で、今月に入り店舗内の空調及び冷蔵庫設備など不具合が生じ、業者への点検、整備を依頼した者も数名あり、修理・交換など想定外の費用負担に収益面で影響が出たようである。仕入れ面では、原料相場も落ち着きを取り戻す時季ではあったが不安定さが目立ち、売上原価を押し上げた。収益面での懸念はあったが業況としては総じてまずまずといったところであろう。

石油販売
*OPEC、非OPEC主要産油国による協調減産の延長報道に伴い、WIT原油価格及び中東産ドバイ原油については7カ月ぶりに高値になっている。それに伴い、各元売会社仕切り価格については、原油価格の高騰及び為替レートの円安ドル高という二重コスト増要因に見舞われ、仕切り価格の大幅値上げを発表、小売り価格も上昇に転じている。
商店街 佐世保市
*台風による直接的被害はなかったが、影響を考慮したイベントの中止や延期、店舗の開店見合わせ、公共交通機関の運行中止などによる販売機会の喪失が売上減に影響を及ぼした。

大村市
*商店街内の店舗が1店、12月で閉店する。建物自体が古いため、次の入店はないと思われる。また、食品は近くのスーパーの改装開店により落ち込んだ。

島原市
*9月は台風接近の影響など天候不順により、観光客等の関係店舗は伸び悩んだようだ。「スーパーキッド」がオープンして4ヵ月程経ったが、影響ある店舗、殆んど変わらない店舗によって、いろいろと賛否の声が出てきた。
サービス業 旅館業
*昨年と比較し、観光客が減っている。

旅館業
*昨年同月と比較して、宿泊人数は微増、売上げはほとんど変わらず推移している。学生の学習合宿や子どもの宿泊が増え、1人当たりの単価が下がったためと思われる。

飲食業
*前年比10~25%マイナスと大幅ダウン。台風で連休がつぶれた影響もあるが、一般客以上に修学旅行生が減った。グラバー園も入場者減少、園内売店も売上減との声を耳にし、ホテル関係もいまいちとの声を聞いており、局地的な問題なのか、他の要因があるのか、具体的な検証が必要と思われる。
建設業 建設業
*技術者不足により、公共工事の受注機会を逸失している。また、技能者不足及び高齢化により、現場入職者人数が工事規模にそぐわず、生産性の低下により工事進捗に影響が出ている。
運輸業 運送業
*9月は売上が落ちたようだ。特に青果物が減少した。軽油が少し上がってきた。人手不足も深刻な問題である。厳しい状況が続いている。

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