食料品 |
味噌醤油 *11月の味噌の出荷量は前年並みを維持しているが、醤油出荷量はまだ厳しい状況である。売上額については、新容器を活用した高付加価値商品や、醤油、味噌の加工品等の販売増により、売上、収益を伸ばした企業もある一方で、厳しい状況が続いている企業もあり、組合全体ではまだ好転していない。 冷凍水産食品加工業 *11月に入り、気温も低下し、おでん需要が活発化してきた。前年度に比べても、好調な動きがみられる。12月には、年末商戦も始まるので、大いに期待している。 麺類 *長崎県産小麦を利用した麺の試食会を行いPRに努めた。この度ロゴマークの商標が登録され、次の段階へ進むことができる。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比101%、本格焼酎は103%、全体では102.7%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比99.6%、本格焼酎は97%、全体では97.3%であった。 |
---|---|
印刷 |
印刷 *今年はこれまでのような年末の需要はさほど感じられないが、上向くことを期待したい。 |
窯業・土石製品 |
生コンクリート *生コンクリートの品質管理に関して、無通告による査察が全体の半数以上の工場に対して実施され、これといった指摘事項もなく無事終了した。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *受注環境は組合員によりバラツキがあるものの、ボイラ関連の工事量は堅調に推移している。しかし、タービン関連の工事量は減少しており、先行き厳しい状況である。国内外から石炭火力発電の建設に、CO2排出量の環境問題で逆風が吹いており、受注環境は国内・海外とも厳しい環境になっている。 |
小売業 |
青果物販売 *初秋に来襲した2つの台風、日照不足、曇天続きなど農作物の生育に悪影響の天候が続いた。また、植え付けの遅れのため青果物の高値が続いた。特に、葉物・レタスなどの洋菜類等は関東及び関西、遠くは北陸地方からまでも引き合いが強く、もがき状態に。この状態が12月年末まで見込まれるため、消費者の購買意欲の減退が予想される。取扱高は累計85.2%であった。 鮮魚介販売 *長崎魚市では140億~150億円の改造費をかけて衛生管理の行き届いた魚市を目指して工事が進んでいる。しかし、環境の変化、資源の枯渇等で水揚げが年々減少している。月の後半、鰹の入荷が増えている。今年はサンマが小さく、価格が高い。 食肉販売 *当月の業況は前年同月同様に比較的単調な推移であった。後半若干の原料相場の上昇もあったが、概ね想定内の動きであり、混乱もなく、売上面、収益面においても予定の範囲内であったようだ。ただ、時期的に各地各団体主催で開催されるイベント等により、小売専門店には若干ながら影響が出たようであるが、特に悪化の要素はみられなかったので、全体としてはまずまずといったところであった。 石油販売 *サウジアラビアの皇族問題に加え、サウジアラビアとロシアの協調減産合意が伝えられたこともあり、中東産ドバイ原油は2年4ヵ月ぶりに60ドルの大台に達し、また、為替レートの円安ドル高もあり、仕切り価格が大幅に上昇。小売り価格も上昇に転じている。 |
---|---|
商店街 |
大村市 *11月はイベント等があり、売上、収益は前年とあまりかわらない。しかし、不景気感は否めない。来年になればシャッター街となり不安である。閉店した店舗に次の店が入ると良いのだが。 島原市 *11月3日から島原観光ビューローにより1時間に1本市内回遊バスを運行するようになった。しかし、現在は観光客が主体であり、今後商店街との連携などを図り、市内のお客様にも浸透し、利用するようになれば期待が持てる。また、商店街としてもイオンの存続に関心が集まり、福岡のショッピングセンターに視察研修に行った。将来の商店街や街づくりを視野に入れた意見交換など、大変意義のある視察研修だった。 |
サービス業 |
旅館業 *地域大手のパチンコ店が全店閉鎖。地元資本互助会が他県資本会社に買収されたこと等を聞くと不安になる。 旅館業 *昨年同月と比較すると、売上、宿泊者共に減少。ねんりんピックのような大きなイベントがなかったこと、週末に台風や強風など悪天候が続き、キャンセルも多かったため。 飲食業 *月前半は3連休があり、前年比プラスで推移したが、月後半だけで見れば前年比マイナスとなり、トータルでほぼ前年並み。3連休がなければ前年比マイナスとなっていることから、夏以降のマイナス基調が続いていると思われる。 |
建設業 |
建設業 *公共施設・民間マンション等の外壁改修工事及び民間新築工事が発注されている中で、様々な工種の技能者・専門工が不足しており、元請企業は人材確保に苦慮している。また、技術者についても、中途求人募集を行っているが、応募者がいない。 |
運輸業 |
運送業 *11月は青果物がはじまり、売上は例年並みであった。軽油価格が上昇しており、収益が悪化してきた。また、人員不足が深刻である。厳しい状況が続いている。 |