経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*調味料の多様化、人口減少や少子高齢化等による消費量の減少が続く中、出荷量の減少対策が大きな課題となっている。高付加価値商品や醤油・味噌の加工食品をはじめとする新商品開発等による質的拡大と、販売エリアの拡大やルート開拓による量的拡大への取り組みが更に求められている。

冷凍水産食品加工業
*1月の販売状況は、ほぼ前年並みに推移した。原料面では、前年より仕入れ単価が上昇した。冬季は、おでんの最盛期となるが、今年は気温低下が厳しく、販売も伸び悩んでいる。2月22日は「おでんの日」となっている。また、1月25日より、長崎電気軌道で「おでん電車」を運行しており、観光客を中心に好評である。

麺類
*天候の影響なのか、正月の日程の組み合わせの問題なのか、全体的に厳しい結果であった。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比97.8%、本格焼酎は102%、全体では100.4%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比95.9%、本格焼酎は97.3%、全体では97.1%であった。
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*年末の特需もなく、年が明けても状況は好転せず、低調な状態が継続している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*稼働日数が少なく天候不順であったためか、前年対比で約1割出荷減となった。コンクリート主任技士1名、コンクリート技士17名が試験に合格し、資格者となった。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*受注環境は組合員によりバラツキがあるものの、ボイラ関連の会社は特急工事等もあり、現状は多忙。先行き5月までの仕事量は見えている。しかし、タービン関連の会社は、主要客先の製造拠点の再編もあり、工事量の激減と厳しい環境にある。舶用機械製品は前年より減少しているものの、堅調に推移している。
その他製造業 畳製造業
*例年1月、2月は暇で開店休業状態である。
小売業 青果物販売
*上旬は、昨年10月の台風や曇天続きの悪天候からの生育の遅れも回復し、少しずつではあるがやっと野菜の値段も落ち着いたところに、史上最大級の寒波が日本列島を襲い、冷え込み、大雪の影響がすさまじく、一気に元の木阿弥となる。特に東京を中心とする関東地方からの引き合いが強く、キャベツ、レタス、大根などは通常の価格の3倍近い値段をつけた。2月に向けては、産地の端境期に入り、更なる高値が予想される。取扱高は1月単月では昨対比120%、累計で92%になる。

鮮魚介販売
*平成30年の正月は、5日より長崎魚市は開市となったが、月の初旬、中旬と雪、時化続きで水揚げがなく、入荷が少なく大変厳しい月であった。

食肉販売
*元々の営業日数が少ないのに加え、中旬の降雪の影響により、物流の混乱も生じ、通常の営業活動に若干の支障が出た。売上、利益共に前年同月の実績には及ばなかった組合員も多く、厳しい年初のスタートとなった。また、業界では昨今、人手不足の問題が話題に上ることが多い。求人の募集をしても応募者がなかなかいないという状況が続いているが、この先業界にとっても最大の不安材料になることは間違いないところである。

石油販売
*OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国の協調減産が合意の報道後、急騰することなく60ドル台をつけていた原油価格は、年明け早々イラン反政府デモの広がりが伝えられ、原油価格は上昇に転じ、65ドル台に急騰。それに伴い、元売り仕切り価格も大幅に上昇し、ガソリン価格については6週連続の値上がりとなった。原油相場は70ドル台前半まで上昇する可能性があるとの指摘もあり、ガソリン高は続きそうだ。
商店街 佐世保市
*1月に新規入居の2店舗が(1/10、11)オープンし、近年最多の10店舗の空き店舗が1部改善傾向にシフトした。
*売上げについては、初売りそのものは近年の内では良かったとの意見もあるが、往年の活気には及ばない。消費者のライフスタイルの変化が著しいためとの意見もあり、各店の業態によりそれぞれであったので、組合としてお客様が初売りに訪れる施策を今後も模索していく。また、カレンダー上の配置の問題でもあるが、元旦や2日それぞれの初売りスタートがあったが、初売り当日のみでは対前年比をマイナスした感もあるが、成人の日の連休まで通算した場合は前年より若干プラスである。

大村市
*当商店街より1月いっぱいで4店舗閉店する。前年より売上高も減り、景気も悪くなっている。

島原市
*毎年の初売りも活気がなく正月気分もないままに今年も始まった。また、成人式も3日に変更になっているが、着物姿などの成人式帰りと思える若人も見かけるのが極端に少なかった。昨年から隣接したディスカウントショップの敷地に移転した店舗が年末で撤退して空き店舗になった。商店街を脱退する話があってから理事者も必死に勧誘してきたが、今まで一番集客のある店舗だっただけに益々厳しい現状として1月をスタートしている。
サービス業 旅館業
*パート、アルバイトの人手不足と賃金高騰で困っている。

旅館業
*11月末に1軒の旅館が閉館になった。今月の売上、宿泊人数は前年度と比較すると下回っており、ここ数年の平均と比較してもやや下回っている状態である。

飲食業
*料理店は前年並み、物販店は前年5~10%マイナス。人出が少ないのもあるが、全体的に物販の購買が振るわない状況が続いている。
建設業 建設業
*人手不足、社員の高齢化による担い手確保の課題対策等を各企業とも行っている。一部の組合員企業では、工業系学校はもとより、普通課等においても情報発信するなど積極的に広報求人活動を行い、また、中途採用も実施するなどで状況が好転した組合員もあった。ここでも企業間格差が起こっている。
運輸業 運送業
*1月は昨年より青果物の量が少なく売上げ減少した。軽油が上昇してきて収益が悪化した。運転手不足も深刻である。厳しい状況が続いている。

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