経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
3 月 期 景 況 天 気 図
天気図
3 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*新容器を活用した商品の販路拡大や新商品の販売により、売上を伸ばした企業もあるが、組合全体をみれば状況は厳しい。その中で、3月に組合員企業の蔵開き祭が開催され、約10,000人の入場者があり、工場内見学や醤油の生しぼり体験、醤油の出前授業等にも多数の参加があり、醤油・味噌の認識を高めてもらうことが出来た。

冷凍水産食品加工業
*3月期の売上はほぼ前年並みの結果であった。原料のすり身の単価は、やや上昇傾向にある。組合冷凍すり身製造新工場が、2月末に完成した。HACCPに対応した、高度衛生化工場である。今後、長崎の蒲鉾業界に大きく貢献するものと期待している。

麺類
*売上高は伸び悩み傾向で、製品価格は据え置きのままで、製造原価が上昇している。特に、石油製品関連の値上げで収益性が落ちている。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比93.4%、本格焼酎は98.5%、全体では96.9%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比97.7%、本格焼酎は93.3%、全体では94.0%であった。
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*年度末の需要もさほどなく、あまり変化もない淡々とした低調さである。
窯業・土石製品 生コンクリート
*平成29年度総出荷数量は、前年より5.3%アップの1,182.764m3の実績となりました。前年比100%を超えている地区は、県央、下五島、壱岐の3地区のみで、前年比82%の地区もあり地域格差が見受けられる。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*受注環境は先月と不変であるが、舶用機械製品は堅調に推移している。ボイラ部品関連も6~7月頃までは工事量も見えている。平成29年度の組合員全体の売上高は前年度より7~8%前後の減少となっている。本年4月1日入社の新入社員(高卒及び高等技術専門学校卒)は、組合員5社で13名。
小売業 青果物販売
*3月前半までは、昨年から依然として続く高値の影響で小売りの客足も鈍く、また、納品業者の年度末調整の買い控えのため、売上・収益ともに伸び悩んだ。ただ、中旬以降ようやく野菜の値段も下がりだし、昨年若しくはそれ以下の値段の品目も見受けられ、例年並みの販売状況となる。これからの季節は、品目も増え、春らしい売り場と変換するので売り上げ増に期待したい。3月の取扱高は、昨年比109.3%。

鮮魚介販売
*入荷量は普通であるが、中国船が入荷無しのため、種類が少なく品揃えが困難である。また、経営者が高齢のため廃業する人が多く、組合員が減っている。

食肉販売
*当月は近年になく豚価の原料相場が安値で推移した為、仕入価格も下落傾向であった。小売、業務用卸ともに一部販売価格の値下げ等も実施し、消費者への積極的なアプローチを行い、販売単価は下がったものの販売数量の増加に伴い、売上面・利益面ともに若干ではあるが増加という結果であった。久々に経営環境がバランスが取れた月間であったようであるが、その反動の兆しも見えているので各々対策を講じる必要性が出てきている。

石油販売
*依然として高値安定の原油価格は、引き続き60ドル台を推移、販売価格も現状維持の模様。SS業界については、人手不足の抜本的解消見込みがなく、燃料油販売については、次世代車の普及でガソリン需要の減少は止まらなく、取り巻く環境については厳しい状況。
商店街 佐世保市
*新年度(入学、入社等)セール関連の売上が低迷している。前年度までの勢いが感じられない。

大村市
*前年3月に比べて店舗数が減った影響もあるのだろうが、不景気感は否めない。通行量はあまり変わりがないように思われるのだが。

島原市
*3月は島原初市や雛めぐりなどイベントが催されたが、例年と変わりなくお客様の商店街への流出もなく関心度も薄れていると危惧する。今年に入ってから3店舗が空き店舗になった。ディスカウントショップが近隣に出来ても相乗効果がなく、これからさらに空き店舗が増加することが懸念される。青年部を中心に打開策を検討しているが、やれるものから実際に行動に移すべきだと理解しながらも進んでいないのが現状である。
サービス業 旅館業
*3月はお客様が多く、前年並みに活況を呈した。陸上自衛隊の配置転換によるものと思われる。

旅館業
*前年度と比較すると売上、宿泊者数とも90%を超える数字で落ち着いているが、昨年の数字が良くなかったため、全体としてはまだまだかなり厳しい数字となっている。

飲食業
*ランタンフェスティバルが3月4日まで開催されたことで、3連休がなかった後半の落ち込み分も上回り、全体として前年比15~20%の増加。但し、ランタンフェスティバルの影響がない、春休みに入った最終週のみで比較すると前年比が10~30%減少と低調であった。また、月前半に関しては、大学生が例年より多い印象である。
建設業 建設業
*地方建設業界の人手不足は深刻化している中で、大手・中堅建設企業は好調な業績を背景に、好条件で新規採用を増加させている。このため県内中小建設企業の新規採用人数は限られ、人材確保はますます厳しい状況になっている。
運輸業 運送業
*毎年3月は年度末であり売上が増加するが、今年は減少した。特に鉄鋼関係が伸びなかった。運転手不足も深刻である。厳しい状況が続いている。

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