経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
7 月 期 景 況 天 気 図
天気図
7 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*7月は異常猛暑と野菜高騰もあり、醤油・味噌の売上に影響があった感がある。前年対比出荷量としては、ほぼ前年並みを推移しているが、依然厳しい状況が続いている。主力商品(醤油、味噌、つゆ、ドレッシング)の売上増につながる販売強化策と新規開拓の戦略が求められる。

冷凍水産食品加工業
*平成30年7月は、気象変動にも影響され、売上はやや減少した。猛暑のため、消費者の購買行動も低調であった。主原料の冷凍すり身の価格は上昇傾向が続いており、原料価格の経費が上昇している。

麺類
*ギフト時期で需要が期待されたが、人手不足が深刻でほしい人材を集めきれなかった。そのために生産にも支障をきたし、満足のいく供給ができなかった。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比98.6%、本格焼酎は95.9%、全体では96.5%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.1%、本格焼酎は100.1%、全体では100.1%であった。
印刷 印刷
*紙の需給情報によると、国内の印刷用紙の出荷は減少が続いている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*長崎全体の4~7月までの出荷数量は前年比98.9%で、ほぼ前年並みの出荷となっているが、特需がない地区とある地区で、出荷数量に地域格差が現れている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員により仕事量のバラツキはあるが、ボイラ関連部品の仕事量は10月頃までは確保しており、現状は多忙。舶用機械製品はそこそこ推移している。県外客先の自家発電所用ボイラのメンテナンス工事は堅調に推移している。ただし、タービン関連部品の仕事量は減少しており、厳しい状況である。
輸送機器 輸送機器
*MHPS関連の工事が減少し、県外工事への人員シフトが進んでいる。
小売業 青果物販売
*ここ数年常態化している豪雨・台風・高温の影響で販売価格、仕入価格もうなぎ上りになる。輪をかけるようになかなか価格転嫁できないため、収益率も悪化となる。また、高温障害のため、これからお盆にかけての青果物の育成に悪影響が懸念される。取扱高は昨年も高値であったがそれをさらに上回る129%となる。

鮮魚介販売
*月夜間と台風などの影響で入荷が少なく、水揚は前月の半分程度しか品揃えができず厳しい月であった。

食肉販売
*当月は月初めより台風の影響で荒天が続き客足が遠のいたことに加え、中旬以降は一転して連日の猛暑で買い物の出足が遅くなったことなどから、小売関係の売上が減少した。一方、業務用関連では大きな変化もなく推移し、売上的には微増であった。しかしながら、今年は記録的な異常気象が続いたため、飼育や肥育に大きな影響があり、原料相場の高騰で原価が上昇し、利益確保には困難を極めた。

生花販売
*世代交代が上手くいっていない。

石油販売
*7月前半は、大雨や台風などの天候不順の影響による需要の伸び悩み、中旬以降は猛暑効果での需要増も期待されたが、猛暑が逆効果となり外出を控える動きが見られ、またガソリン価格の高騰が消費者の節約志向を高めたことにより、販売量は前年並みか若干下回っている。原油価格については、中東情勢の不透明さも影響し高値が続いており、販売価格についても、当面現状の水準で推移すると考えられる。
商店街 佐世保市
*大型クルーズ船10万トン超級の入港があるが、現在までのところ、ドラッグストア系、化粧品店系、飲食店の一部を除き特需というレベルまでにはなっておらず、対前年比等も上記のごとくである。今後に期待している。

大村市
*今年は暑くて人通りが少なく、売上も減少傾向である。

島原市
*毎年恒例の一番街土曜夜市が、夏休み期間の毎週土曜日の夜に開催されている。輪投げや射的、金魚すくいや綿菓子など昔ながらの売店や、ステージでのコーラス・バンド等の音楽や踊りなどの催しで、これだけのお客様が集まるのだと主催する商店街や関係者も喜んでいる。今年はお盆まで4回土曜夜市があり、8月も楽しみにされており、やり方によってはまだまだお客様に来ていただける商店街になると信じ、若者を中心にさらに努力することを確認し合える行事でもある。
サービス業 旅館業
*陸上自衛隊の入れ替えによる特需が増えている様子。国内観光客は減少している。海外観光客は増えつつあるも微増。

飲食業
*料理店は前年比▲5~10%、物販店は▲10~30%。台風、災害、猛暑が大きな要因と考えられるが、6月後半からの下降傾向は顕著。宿泊旅行者のデータから、長崎市よりハウステンボスを中心とする県北の方が客足が多く、物販は厳しい状況が続く。同じく、昼食後に移動する傾向が強く、夜の人出、消費が減っている。
建設業 建設業
*建設業は人手不足で、労働者確保のため処遇改善など様々な企業努力を行っているが、雇用環境は売り手市場のため、若手から建設業が選ばれる機会が少ない。また、新規採用しても数年で離職している。
運輸業 運送業
*7月は青果が終わり売上が減少した。土木関係も売上が減少した。軽油価格が上昇して収益が悪化しており、厳しい状況が続いている。

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