経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
2 月 期 景 況 天 気 図
天気図
2 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*2月の出荷量は、醤油の落ち込みが要因で単月と累計ともに厳しい状況と思われる。一部味噌と2次加工品が微増で推移するもなかなか回復傾向にならず。不安材料はあるが、3月は新商品への販売強化に専念し、新年度に繋げるよう一致団結した取り組みが必要だと感じる。

冷凍水産食品加工業
*2月の売上は、対前年比で85%前後と落ち込んでいる。主原料のスケソウダラすり身の価格も5%程度上昇している。経営収支は悪化してきており、製品価格についても早急な改定が望まれている。

麺類
*売上高がなかなか伸びないなか、仕入原価が上昇しており、収益面で苦戦している。価格の見直しを含め、何らかの対策をとらないといけない時期に来ているように思える。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比95.9%、本格焼酎は97.7%、全体では97.2%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比109.0%、本格焼酎は96.6%、全体では98.2%であった。
印刷 印刷
*平成30年度工業統計速報によれば、印刷・同関連業の事業所数及び従業員数等は減少しており、印刷業界の厳しさが表れている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*生コンクリートのJISが5年ぶりに改正となり、4月から9月にかけて各工場で社内規格を改正することにより、配合計画書、納品書が改正されるため、各地区で計画的に対応が実施されると思われる。依然として、出荷に地域格差が表れており、需要減により状況は厳しいと思われる。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員全社の売上高は社によりバラツキがあるものの、前年同月比6.0%程増加しているが、全体としては依然厳しい状況にある。国内プラントメーカーの「火力発電所」の新設の中止等もあり、先行きはかなり落ち込む予想をしている。ボイラ関連部品についても、本年6月以降の仕事量が見えていない。
一般機器 一般機器
*売上的には、まだ好調を維持。製造部門では、一部停滞感もみられる。
小売業 電気器具販売
*商品価格が二極化(高額商品と低価格商品)している。お客様へは、高額商品(機能・省エネ等)をお勧めするので販売価格が上昇している。

青果物販売
*2月に入っても青果物の安値は続き、特に白菜、キャベツ、大根等果菜類は全国的にだぶついており、どの市場も在庫過多となり、どうにもならない状態に。この安値は、来月も続く見込みで、生産者の悲鳴が鳴りやまない。2月の取扱高は、昨年比62.7%。累計で90.4%となる。

鮮魚介販売
*2月は、月夜間の関係で入荷量が減少した。月後半はブリがよく上がった。

食肉販売
*「2月なのである程度の覚悟はしていたが、昨年や一昨年と比べてもかなり厳しい状況であった。」との声が多かった。顕著なものでは、販売点数の伸び悩み。現象的には、昨年12月前半と同様全体的に気温が高かった為、鍋物商材の売れ行きが不振で、豚・鶏については、さらにその傾向が強かったようだ。しかしながら、業務用卸関連では、市内中心部で2週間にわたり開催された恒例のイベントの影響もあり、若干の売上増も見られ、総合的には売上・収益共に微減といったところ。

生花販売
*3月は卒業・就職・退職など、1年間で最も人が動く時期なので、花束・アレンジなどの花贈りに期待している。しかし、花屋さんの高齢化に加え、後継者がいないため、組合を退会される方も多くなっている。

石油販売
*原油市場は、OPECなどの主要産油国による協調減産が順調に進んでいることや、米中貿易交渉への期待感を背景に、1月中旬以降、原油価格は上昇を続けており、それに伴い元売り仕切り価格も上昇、小売価格も上昇に転じている。現状、原油価格が値下がりする材料がないことから、今後は現状維持もしくは上昇傾向の模様。
商店街 佐世保市
*3~4月のフレッシャーズ増加期の売上増に期待したい。

島原市
*2月2日より島原城下雛めぐりが始まり、散策マップをみながら商店街を散策される方も見られたが、例年より減ってきたように思う。商店街では青年部を中心に今後の商店街について、方向性や問題・課題などを街づくりの会や自主事業の視察研修などを行い勉強した。
サービス業 旅館業
*観光客が減少している。海外のお客様も全く増えていない。さらに、人手不足と人件費の高騰が大きな課題となっている。

旅館業
*今月の売上、宿泊人数は前年同月と比較すると上回った。

飲食業
*ランタンフェスティバルが2月中に15日間開催された(昨年は3月にも期間あり)ことから前年比+5~10%。ただし、15日間の人出が98万人であることを考慮すると、販売業にとっては、お土産の購買は結びつきが弱まっていると考えられる。
*期間中、アルバイトを含む人員確保が難しくなっており、時給アップで何とか対応できたが、今後もリスク要因として困難な状況が続くと思われる。
建設業 建設業
*技術者や事務系の社員も高齢化しているため、新卒者採用を募集しているが応募者が少なく、人員確保に苦慮している。新卒者の多くは給与の高い県外へ就職希望しているため、若者の県外流出が多い。
運輸業 運送業
*2月は、土木関係の仕事が伸びず売上が減少した。さらに、軽油が高止まりで収益が悪化し、厳しい状況が続いている。

トップへ