食料品 |
味噌醤油 *3月の出荷量は、醤油・味噌共に依然として厳しい状況。そんな中、新商品の販路拡大に向け、展示会・イベント等に出展、新商品の導入に繋げる営業に専念。関連として、組合員企業の「蔵開きまつり」が開催され多くの入場者があった。工場見学と醤油生しぼり体験、しょうゆ出前授業等に多数の参加があり、醤油・味噌への意識を高めることができた。 冷凍水産食品加工業 *3月のすり身売上は前年比10%減となった。売上の減少傾向は引き続き継続している。平成30年度を通じた売上も金額で前年比8%の減少となった。逆に冷凍すり身の平均単価は前年比で8%の上昇が見られた。原料単価の上昇や、副材料コスト、運送コストの上昇など経営を大きく圧迫する状態が続いている。 麺類 *原材料費や労務費が上昇しており粗利が低下。更に運送費等の経費が上昇して収益面を圧迫している。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比91.8%、本格焼酎は95.5%、全体では94.4%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比109.3%、本格焼酎は101.6%、全体では102.8%であった。 |
---|---|
印刷 |
印刷 *印刷用紙をはじめとする諸資材も値上がりしており、企業努力による限界を超えている。 |
窯業・土石製品 |
セメント製品 *「働き方改革」への対応や人材不足の課題あり。 生コンクリート *3月の出荷実績は100.585立方メートル、前年比95.0%、年間出荷量も前年比97.9%の1,157,582立方メートルの実績となった。県北、島原地区が前年比80%台で、出荷は厳しい状況となった。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *組合員の事業環境は先行不透明。舶用機器関連の工事量は減少ながらも堅調に推移している。ボイラ関連工事量も現状は堅調に推移しているが先行は不透明。また、タービン関連の工事量は激減しており、厳しい状況が続いている。 |
一般機器 |
一般機器 *状況的には好調さを維持。今後は受注面での動きに弱さも見られ、人材確保も難しく、企業にとっては厳しい状況にある。 |
その他製造業 |
畳製造業 *異動時期なのに不動産物件が非常に少ない。個人の仕事も少ない。 |
小売業 |
青果物販売 *3月に入っても依然として青果物の安値は続く。特にレタス、キャベツ、大根など春先の季節商材が記録的な安さとなる。それに伴い売上高も伸び悩み在庫ばかりが増える悪循環になる。主力商品のイチゴの数量が例年3月は増えてくるが、今年は朝晩の冷え込みにより入荷が少なくいわゆる売る物がない状態に。3月分の前年対比74.6% 鮮魚介販売 *入荷量は月夜間時化の関係で少なかったが、五島天然ブリの入荷が多く、また月の後半桜鯛の水揚げが多くなった。 食肉販売 *月初より原料相場は前月同様やや高値安定で推移し、市況も特に目立った動きはなく横這い状態であったが、例年中旬以降は時期的要因もあり、人の動きが活発化するにつれ、消費マインドが高まってきている。食料品へもその影響は表れ小売店への客足は伸びたようだ。同様に業務用卸関連も宿泊施設及び飲食店等からの受注も増加傾向で、全体的にも売上面・利益面共に若干の増加であった。 生花販売 *3月は卒業・退職・結婚式など花の需要が多い月だが、前年並みには届かず苦戦を強いられた。5月の母の日に向けて4月は準備で忙しい日々になりそうである。 石油販売 *中東産原油市況は、サウジアラビアとロシアのОPECプラスの協調減産合意を維持している影響もあり、65~67バレルで維持し、原油高止まりの状況が続いている。当面は、下落に転じる可能性は低く、販売価格も現状の水準で推移する見込み。又、ハイブリット車の普及によりガソリン需要は減少傾向になっているが、想定以上にHV車やEV車、FCV車などの次世代自動車の普及が加速すれば、更なる需要減に拍車がかかる恐れがある。 |
---|---|
商店街 |
佐世保市 *4月の選挙戦の影響もあり、少子化で新生活関連の伸び悩みとの二重苦の様相で売上が減少している。取引先との条件は、相互の努力で在庫と併せ不変になっているが、今後の原価高騰や増税による変化があればもっと厳しい状況になるかもしれない。 島原市 *3月は恒例の島原初市や島原城下ひなまつり、それに各地で桜まつりなど本格的な春となってきた。しかし、商店街アーケードとしては人間ひな行列パレードなど一時的には賑わったものの、依然として商店街を取り巻く環境は厳しい状況である。 |
サービス業 |
旅館業 *昨年より少しずつ宿泊客が減ってきている。 旅館業 *今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると上回った。 飲食業 *ランタンフェスティバルが、昨年は3月にもまたがり、かつ土・日2日間多く開催のため昨年と比較すると△25~30%と大幅ダウン。ランタンフェスティバルの影響がない月後半のみでは、前年△5~±0%程度。但し、月前半は大学生が前年より減っていたように思われる。 *人員確保の為、人件費を上げざるを得ず、今後の収益・資金繰りを注視する必要あり。 |
建設業 |
建設業 *多くの組合員企業の技術者及び技能者は高齢化しているため、新卒者の採用に注力しているが県外へ流出しており、求人数に対して2割弱程度の確保しかできていない厳しい状況である。 |
運輸業 |
運送業 *3月は、年度末で通常売上が伸びるのだが今年は余り伸びず、特に土木関係の仕事が伸びなかった。軽油は高止まりしていて収益が悪化しており厳しい状況が続いている。 |