食料品 |
味噌醤油 *4月の醤油・味噌の出荷量は、ゴールデンウィーク(大型連休)前の需要と供給が前年を達成している企業もあるようだが、依然として厳しい状況が続いている。早急に販路拡大の営業戦略が必要と思われる。また、原料の価格改定、物流の運賃改定等の影響を視野において経営采配が今年度課題の一つである。 冷凍水産食品加工業 *売上は前年同月より低下している。主原料の冷凍すり身は、前年比8%上昇しており製造原価を引き上げている。今後も、すり身の値上がり傾向は続くものとみられる。原料高に対し、練り製品末端価格の値上げは思うように進んでいない状況である。 麺類 *資材等の経費の上昇が進む中、販売価格で見直しができたところとできなかったところでは、収益にそのままの差が見えている。時期がズレても販売価格の改定に取り組んでいかないと難しい状況になる。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比98.9%、本格焼酎は88.3%、全体では91.2%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比104.7%、本格焼酎は100.1%、全体では100.9%であった。 |
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印刷 |
印刷 *日本製紙連合会の紙・板紙需給速報によると、3月の印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比3.4%減とのこと。 |
窯業・土石製品 |
生コンクリート *工場の品質管理に対する監査を実施するにあたり、出荷が少ない地区は厳しい状況となっている。 |
鉄鋼・金属 |
金属製品製造業 *組合員全社の平成30年度(31年3月決算ベース)での売上高は、年当初はかなり厳しい予想をしていたが、前年比2.8%の微増であった。只、組合員の事業環境は先行き不透明で厳しい環境に変わりはない。新入社員・中途採用者向け「安全教育」を4月に実施していると共に、5月には「社会人としてのマナー教育」を実施する。 |
一般機器 |
一般機器 *単月でみると売上が減少しているが、大きな変化は感じられない。 |
小売業 |
青果物販売 *先月3月迄の全国的な安値は終わり、4月から例年並み又は例年よりやや高めの相場となる。しかし、季節商材のツワブキ・筍などは朝晩の気温低下の影響で価格は高めとなる。特に、筍はイノシシ・鹿などの害獣被害が深刻な状況。果実類は販売商材が端境期に当たり、これといった商品がない為なかなか売上が作れない。来月からのビワ・メロン・スイカなど初夏の果実類に期待したい。 鮮魚介販売 *平年並みの入荷量はあったものの、魚種が少なく店舗の品揃えに大変な月であった。月の後半ブリが大漁であった。 食肉販売 *新元号・天皇即位による祝賀ムードもあり、行楽需要の増加にも期待していたが3月より継続的に中部地方で発生した豚コレラの影響で、流通面で原料相場に不透明感が増した。更に、当月より様々な食品が同時に値上げとなったこともあり、消費者の節約志向が強くなり消費マインドは鈍かった。加えて統一地方選挙の影響からか、飲食店等からの発注も全体的に低迷した。従来、当月は気温の上昇と共に需要が増加するのだが、今年の場合は逆に売上・利益共に減少傾向であった。 生花販売 *入学式や新社会人になった方も多く、花を使う機会が多かったものの、前年に比べて増加の傾向はみられない。5月の母の日が間近にくるので売上アップに期待したい。 石油販売 *米国トランプ大統領のイラン産原油輸入禁止発言で原油市場が騰勢強めており、2018年10月下旬以来、約半年ぶりの高値をつけている。アジア指標のドバイ原油も、産油国のリビアやベネズエラの供給不安が依然として継続していることもあり、72ドルを超え、上昇に転じたことで各元売り各社の仕切り価格も大幅に上昇。今後、小売価格も上昇に転じる。 |
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商店街 |
佐世保市 *春季フレッシャーズセールは振るわず、前年割れが継続している。春季恒例まちなかマルシェを4/28~5/6迄連続9日間開催。本年度はアーケード街内の空き店舗の前にフリーマーケットのテントを張り、島瀬公園とアーケードをより密接にした。現在のところ、通行量他好転の兆しが見られるので、月末の数字に期待したい。改元のお祝いムードからの消費者購買にも大きく期待している。 諫早市 *商店街再開発のため工事中で、通行量の減少が売上・収益にも影響している。 島原市 *4月に新元号「令和」と発表され、商店街でも何とか景気が以前より盛り上がるようにと「祝令和」の幟を立て、新しい年度に期待し頑張っていこうと話し合った。指定管理をしている「ゆとろぎの湯」施設も新しい年度を迎え、昨年よりは少し伸びておりスタートとしては順調だった。 |
サービス業 |
旅館業 *陸上自衛隊の人事異動があったためか、4月の人の往来が比較的多いように感じた。観光客は減少傾向。 旅館業 *今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると上回った。 飲食業 *料理店は前年並み確保、物販店は前年割れ△5~△20パーセントと低調。4/27~30のGWがなければ前年比で大幅マイナスとなっていた。 *3月から市内全体が低調との声も聞いており、4月中の修学旅行生も少なく、低調な原因の特定ができていない。 |
建設業 |
建設業 *建築土木とも、技術者や専門工が高齢化及び不足しているため、担い手確保に向け様々な対策を講じているものの、県内の給与水準が低いため若者は県外へ流出している。 |
運輸業 |
運送業 *年度末工事が終わり売上は減少した。特に、土木関係が落ち込み、青果物は例年並だった。軽油が再び上昇してきて収益に影響しており、厳しい状況が続いている。 |