経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
5 月 期 景 況 天 気 図
天気図
5 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*5月の醤油・味噌の出荷量は、ゴールデンウィーク(大型連休)の影響があり、厳しい状況が続いている。そんな中、新商品・主力商品の棚導入を拝見し、各企業の販路開拓の営業強化を感じ取れる。これから手に取って食して頂く戦略を打ち出すなど、新規のファンづくりが必要。

冷凍水産食品加工業
*5月の売上は、前年比95%で前年より減少した。原料すり身の単価は、7%上昇し製造原価を押し上げている。新年度に入ったが、売上は低調な状況が続いている。蒲鉾業界では、健康志向を反映して唯一「カニカマ」の売上が増加している。

麺類
*連休による観光客の増加により、わずかであるが良い結果であった。一部商品の価格改定はできたが、全体として低価格商品の動きは強く、収益性にマイナスの影響がみられる。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比114.4%、本格焼酎は101.4%、全体では104.7%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.2%、本格焼酎は100.6%、全体では100.5%であった。
印刷 印刷
*今年1月から紙の値上げを始め諸材料の値上げが続いており、経営状況を苦しくしている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*5月中旬より7月中旬まで生コンクリートの品質に関する監査が、61工場に対して実施される。需要は前年と変わらない状況となっているが、相変わらず地域格差が表れているのが現状である。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員によりバラツキがあるが、舶用製品(造作機・舵取装置)関連は減少しているものの、堅調に推移している。但し、ボイラー、タービン関連及び給油装置関連は減少しており、厳しい状況が続いていると共に先行きも不透明である。本年度、教育研修事業の一環として新入社員及び若手社員を対象に「社会人としての教育研修」を実施した。
一般機器 一般機器
*仕事さえあれば何とかやってこれたが、最近では受注量に停滞感を感じている。人材確保も厳しい状況。周辺環境にも不安要素は多く、楽観はできない。
小売業 青果物販売
*5月に入り、気温・天候・降水量も適度にあり、青果物は安値安定になっている。果実類では、出荷量日本一の「びわ」が今年は表年にあたり、販売しやすい価格で初夏の味覚として店頭に並んだ。ただ、4月下旬からの新しい年号に伴う10連休の影響で、観光地や娯楽地などは賑わいをみせる一方、小売店舗には足が遠くなり、結果的に売上減となった。5月分の前年対比91.9%。

鮮魚介販売
*旬の魚の「鯛」や「ブリ」の入荷が大変多く、「鯵」「鯖」が少ない。「鯵」は小型ばかりであった。

食肉販売
*当月は1日より新元号へと改元がなされ、祝賀ムードの中で消費も上向きになるのではとの期待感があったが、それ以上に初めての10連休への対応に苦慮した組合員が多かったようだ。今回の連休は長期であったため、物流面での支障がでるなど、結果的に売上が不安定であるにも拘わらず、仕入過多などにより運転資金の圧迫につながったとの声もあった。しかし、一部には業務用について若干好調であったとの報告もあり、業況的には前年並みといったところである。

生花販売
*5月12日は、母の日で売上を期待していたが、長い連休のため注文受けが遅れ、11日・12日の注文が殺到し、断る事が多く見られた。間近になっての配達注文が多く、配達遅れが出た。注文の来店客が少なく、ネット注文が多くなってきた。

石油販売
*大型連休もあり、5月前半はまずまずの燃料需要であったが、後半はその反動もあり大幅に減少、想像以上に需要の減少は進んでいると感じられる。原油市場においては、米中貿易摩擦や米国の対イラン制裁などの地政学リスクが、上げ下げの要因として拮抗しており、どちらに転ぶかわからない不安定な状況。
商店街 島原市
*5月から新元号令和になり、平成が各地で災害が多く、雲仙普賢岳災害から始まったイメージがあり、新しい元号と共に新しく飛躍したいという願いも込めて、アーケードの中に「祝令和」の幟を立てて、お客様に好評だった。商店街が指定管理をしている「ゆとろぎの湯」施設は、4月からの10連休ということもあり、帰省客や家族連れなど利用客が多かった。
サービス業 旅館業
*10連休の効果があり、宿泊客は増加した。

旅館業
*今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると上回った。

飲食業
*料理店は、10連休が寄与し前年比+10~20%、物販店は、10連休のみであれば前年比+10~15%だが、連休後の修学旅行が落ち込んでおり、トータルで0~+5%程度。10連休の影響か、修学旅行の入り方が変わっている様子で曜日ごとの動きが従来と違っていた。10連休は働き方改革と逆行しており今後も反対。
建設業 建設業
*働き方改革が4月から施行され、建設業は5年の猶予があるものの、現在でも技術者や技能者の人手不足で人員配置に苦慮している。どうすれば良いのか解決策が見つからない状況。

電気工事
*公共工事の早期発注により、例年に比べ施工量は豊富な状況である業者がいる一方で、施工量が減少している業者も見受けられる。
運輸業 運送業
*5月は休みが多く売上が減少した。特に土木関係の仕事が減少。軽油の価格が少しずつ上昇してきて収益が悪化した。

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