経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
6 月 期 景 況 天 気 図
天気図
6 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*6月の醤油・味噌の出荷量は、前年対比微減、依然として厳しい状況が続いている。4~6月の出荷量前年対比で4月増、5月減、6月減と予測され、累計で100%を推移していると思われる。100%以上の売上達成とするため、この7月~8月で「つゆ」「新商品開発」「ギフト」への営業強化を計画的に実施する。

冷凍水産食品加工業
*6月の売上は、ほぼ前年並みの推移であった。しかしながら、原料冷凍すり身の価格上昇は継続しており、前年比ですり身平均単価が10%以上の上昇となった。練り製品の値上げはほとんど進んでおらず、厳しい経営状況が続いている。

麺類
*日配商品では、棚替え後の商品シェア率が落ちていることもあり、動きが良くない。また、中元ギフトの早割でも予想より落ちている。今後の動きに期待したい。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比91.5%、本格焼酎は84.8%、全体では86.4%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比97.2%、本格焼酎は102.2%、全体では101.4%であった。
印刷 印刷
*日本製紙連合会の5月紙・板紙需給速報によると、印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比1.3%減、5か月連続の減少となっている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*出荷の低迷に伴い、島原地区で1工場が廃業した。全盛期86工場あった組合員工場が現在60工場(30%減)となっており、厳しい状況となっている。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員により仕事量にバラツキがあるものの、総じて製缶関連及び舶用機械製品は堅調に推移している。但し、先行き「火力発電関連」の工事量が不透明であり、厳しい事業環境に変わりはない。本年度、ポリテクセンター長崎との共催で、教育研修事業として「生産性向上支援訓練」のセミナーを3コース開催する。
一般機器 一般機器
*大きな変化はない。昨年は夏場以降に大きく売上を伸ばしているため、再びその勢いを回復できるか不安。
小売業 青果物販売
*今年は、入梅が記録的に遅くなり青果物の生育も順調となり、販売価格・卸価格ともに安値安定となる。それに伴い、在庫数量並びに収益状況も若干悪化となった。また、季節商材で6月主力の「ラッキョ・梅」が思うような売れ行きとはならず、年々販売数量が減ってきている。これから将来のことを考えると、若い主婦層等新たな購買層の開拓をすることや、食べ方の工夫を提供することが急務だと切に感じる。6月分の前年対比79.7%

鮮魚介販売
*例年並みの入荷量であったが、種類が少なく品揃えが大変な月であった。月末は「ヒラス」の入荷が多かった。

食肉販売
*当月は入梅が記録的なまでに遅れて、従前のように雨のために来店客が減少したといったこともなく、売上的にも比較的に順調だった。しかし、一部には前月の連休の影響を引きずったような動きが客単価から推察されたといったような報告もあった。原料相場も若干の動きはあったが、それも許容範囲内で、また業務用卸関連についても特筆すべき事柄も少なく、全般的には平穏な動きの中で推移した月であった。

生花販売
*6月はジューンブライドと言われ結婚式が多いと思われているが、実際は天候不順の日が多く少ないのが現状。花店としても催事が少なく売上が低迷する月となる。市場の売上も小売店が不調のため、売上減が続いている。

石油販売
*梅雨入りが昨年度に比べ遅かったこともあり、洗車等の油外収益は増加したものの、ハイブリット車の普及によるガソリン需要の減少傾向は大きく、前年比95%前後で推移した。中には、90%を割り込むところも増えてきており、減販への危機感がこれまで以上に高まっている状況にある。
商店街 島原市
*島原市では、市会議員選挙などから全体的に低調だった。指定管理している「ゆとろぎの湯」は、昨年も厳しかったが今年も同じような推移であり、特に大型バスの駐車場収入が昨年より減っているようだ。
サービス業 旅館業
*宿泊客が減少しつつある。

旅館業
*今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると減少した。韓国人観光客が減少の要因。

飲食業
*一部物販店で前年比△10%程度となったところがあったが、全体的にはほぼ前年並みを確保した模様。梅雨入りが遅れたことで、人の動きにとってプラスに働いたと思われ、通常通りの雨模様であれば前年を下回っていた可能性大。
建設業 建設業
*若手担い手確保のため、インターンシップ受入れなど積極的に企業案内を行い、採用後も勤務体制や指導者の人員配置など様々な改善策を実施している。しかし、せっかく採用しても数か月で退職があるなど課題を残している。
運輸業 運送業
*新年度になってから仕事量が増えてこない。土木関係の仕事がかなり減っている状況である。軽油も高止まりしており、厳しい状況が続いている。

トップへ