2019年　8月期　情報連絡員情報｜ながさき中央会広場長崎県中小企業団体中央会

情報連絡員情報

毎月、県下の各業界より４８名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式：（「増加」「好転」した組合数－「減少」「悪化」した組合数）／有効回答数　×　100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。　　

快晴：30以上　晴れ：30～10　くもり：10～△10　雨：△10～△30　大雨：△30以下

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景況天気図
情報連絡員レポート（製造業）
情報連絡員レポート（非製造業）

１．景況天気図

８　月　期　景　況　天　気　図

２．情報連絡員（製造業）レポート

８　月　期　情　報　連　絡　員　報　告

食料品	味噌醤油＊８月の醤油・味噌の出荷量は、前年対比減少、依然として厳しい状況が続いている。前年比１００％を達成している商品が何品かあるが、全体のカバーになっていない状況。また、夏商材の新商品導入も同じくカバーになっていない。厳しい時こそ先行投資が必要、ぜひ営業活動の根本的な方策を打ち出して、挽回を願いたい。冷凍水産食品加工業＊８月は、天候不順の影響で売上が減少した。原料すり身の価格は、高値安定基調となっており、引き続き経営を圧迫する要因となっている。秋のおでんシーズンを控え、今後の売上好転に期待している。食料品＊販路開拓等の強化によって、全体的な売上高が増加している。麺類＊日配商品は、売上高・収益面で厳しい。中元ギフトは、店舗間によって増減がみられた。まだまだ工夫の仕方によって、伸びる要素をみることができる。酒類＊課税移出数量は、清酒が前年同月比106.3％、本格焼酎は105.7％、全体では105.8％であった。在庫数量は、清酒が前年同月比96.2％、本格焼酎は102.0％、全体では101.1％であった。
印刷	印刷＊用紙不足等の状況はまだ改善されず、長崎県の業界全体の業況としても厳しい状況が続いている。
窯業・土石製品	生コンクリート＊今年度に入り、官需の前年対比が少しずつ減少傾向にあるため、主要地区である長崎・佐世保地区の出荷実績が低迷してきている。
鉄鋼・金属	金属製品製造業＊受注環境は、組合員によりバラツキはあるものの、短期的には回復しつつある。舶用機械製品、並びにボイラ部品関連の仕事量は堅調に推移している。また、ガスタービン関連の製品も、当面の仕事量は確保できる見通しである。＊組合員全社による営業力の連携や、工場現場力の横のつながりによる受注拡大を図っている。
一般機器	一般機器＊仕事量は減る傾向を見せながらも、今の所は前年と大差なく推移している。

３．情報連絡員（非製造業）レポート

小売業	青果物販売＊８月の月初めから、全国的な長雨・日照不足による生育不足で入荷が少なかった。それに伴い単価も上昇、蔬菜類では、特に葉物や洋菜類に影響が大きく、お盆の最需要期に品薄状態に。巨峰(ブドウ類)などの果実類は、夜の温度が高く、色がつかず、極端に少ない状態に。また、メロン類も同様、前月の気候が良すぎて前進出荷となり、セリ場には並ばない事態になった。取扱い高は７９．７％鮮魚介販売＊猛暑に次いで台風による時化で、全体的に水揚げが少なくアジも小型であった。ブリの水揚げは多かった。食肉販売＊当月は例年にない天候不順で、消費者の客足が遠のいて売上・利益共に大きな影響がでて、総体的に落ち込みが激しかった。月前半は日中だけでなく、夜半も気温が下がらず大半が食欲不振に陥ったという。後半は、台風の直接的な被害はなかったものの、記録的な大雨により、商店街・市場は閑散としていた。また、受注済みのバーベキューのオーダーが軒並みキャンセルとなった組合員も多く、予定の売上の確保ができなかった。生花販売＊８月はお墓参りの時期であり、通常の月よりは需要が増えている。アレンジ・鉢物も通常の月よりは伸びているが、例年と比べると横這いである。９月から県内の一部の斎場が生花の持ち込み禁止となり、今後の花卉業界の需要が減少することが考えられる。石油販売＊長雨や低気温の日が続いた７月から一転し、８月に入り暑い日が続き、また、お盆休みなどで需要増が期待されたが、中旬以降は台風や大雨などの天候不順の影響により、需要が伸び悩み前年を大きく下回った。来月以降も雨が多いとされていることから、需要面については厳しい見通し。
商店街	佐世保市＊台風や大雨による大きな店舗被害はなかったが、夏休み期間中の人出減少による売上減は否めない。増税前の駆け込み購買に期待したい。本年度の通行量調査の速報により、微増ではあるが前年より増加しており、一安心といったところである。島原市＊８月は商店街恒例の土曜夜市があり、毎週たくさんの来客により、少しだけでも商店街の元気さが伝わったかと思う。また、商店街が指定管理している「ゆとろぎの湯」は、お盆の帰省客などにより、昨年より入浴者は増えたが、駐車場の台数や売上が減った。海外ツアーの影響なのか、特にバスの駐車台数が昨年の半分以下になった。商店街に隣接しているスーパー跡地に、２年前にオープンしたディスカウントショップが半年後に撤退すると聞き、商店街の活気に悪影響が出ないか心配である。
サービス業	旅館業＊８月は前半好調だったものの、１５日以降長雨のため客数が減少した。旅館業＊韓国人観光客の減少等により、今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると減少した。飲食業＊料理店は、前年比０～＋５％。物販店は、前年比△１０～１５％程度。月初めのお盆前が例年より人出が少なく、特に物販店では、天候不順の影響が大きかった。お盆の日並びは、料理店にはプラスとなったが、物販店にはプラス要因とはならなかった。
建設業	建設業＊電気設備工事の技術者や専門業者が元々不足している状況の中で、学校関係の空調機設置工事が集中的に発注されたため、民間の電気設備工事に影響がでている。電気工事＊施工量的には十分であるが、雇用不足の問題があり厳しい状況。
運輸業	運送業＊８月は、稼働日数が少なく売上が減少した。例年８月は売上が少ないが、例年以上に落ち込んだ。雇用人材(運転手)も不足しており、厳しい状況が続いている。