経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
9 月 期 景 況 天 気 図
天気図
9 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*9月の醤油・味噌の出荷量は、前年対比減少、醤油の二次加工品は、100%以上推移するが回復傾向にならず。台風の影響もあり、依然として厳しい状況が続いている。また、10月の消費税率引き上げに伴い、どう影響するか不透明。年末に向け、秋冬商品の営業強化の見直しが必要。

冷凍水産食品加工業
*9月の販売状況は、ほぼ前年並みであったものの、主原料である冷凍すり身の価格が前年比8%増加している。そのため、製造原価の増加により収益状況は悪化している。10月に入れば「おでん」のシーズンとなるが、消費税値上げによる販売への影響が心配される。

食料品
*一部売上高増加の組合員企業もある。

麺類
*売上高が前年比伸びない分だけ、経費等が増加しているので収益面で圧迫している。収益改善策として、棚替えの時期で折角のチャンスではあったが、商品開発の遅れのため、機会を損失している。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比120.0%、本格焼酎は89.1%、全体では95.5%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比94.2%、本格焼酎は102.5%、全体では101.3%であった。
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*景気が良いと言われているときも、厳しい状況であったが、昨今の景気の悪化状況からこの先非常に心配である。
窯業・土石製品 生コンクリート
*上半期の出荷実績は、長崎・佐世保・下五島・上五島地区で前年比10~20%ダウンの状況となっているが、島原・壱岐・平戸地区で前年比20%以上の実績となり、長崎県全体の出荷としては微減となった。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*受注環境は前月と変わりはない。ボイラ関連部品の仕事量は、来春までほぼ確保している。舶用機械製品(舵取機械、過給機等)は、前年並みで堅調に推移している。但し、組合員全社の上半期の生産高は、前年度より減収している。
*中小企業大学校直方校と連携して、サテライトゼミを3回開催する。
一般機器 一般機器
*受注残が減少し、操業度の低下も見られるが、それ以外の取引条件等には変化は見られない。
小売業 青果物販売
*9月の取扱高は、昨対比84%、累計で85%と依然として昨年を15%程下回る状態で単価安が続く。特に巨峰やピオーネ等のぶどう類が、夜温度が高いため色づきが悪く、また、糖度ものらず、入荷数も少ないため安値となった。ただし、レタス、サニーレタス等の葉菜類、果菜類のナス・トマトは、折からの長雨、台風の影響で若干ではあるが高値となる。更に、日中が酷暑続きで客足が鈍く売上が伸び悩む状態。

鮮魚介販売
*今月は、台風・時化・月夜間と続き、例年になく魚の入荷が少ない月であった。鯵、鯖の価格が2.5倍の高値となった。

食肉販売
*月内は、2週連続して接近した大型台風により、直接被害は軽微であったものの、客足には大きく影響がでた。月内には、その挽回が効かず、売上的には昨対で5~10%のマイナスであったようだ。特に、最近数か月は業況が天候に左右されることが顕著である。10月よりスタートの消費増税については、業界自体の取扱い品目が生鮮食料品が主体であるため、軽減税率適用が100%に近く、一部複数税率導入の業者があったものの、混乱は見られなかった。ただ、増税後消費者の食料品への購買意欲低迷が懸念される。

生花販売
*台風の影響で生産者が大きな被害を受け、品薄状態が続いているため単価が高騰し、利益の確保が難しくなっている。9月は敬老の日・秋の彼岸と物日が続いたが、あまり売上のアップは見られなかった。

石油販売
*消費増税を前に駆け込み需要を期待していたが、前回の増税に比べ消費者の動きは鈍く、低調であった。増税直前、9月30日のSS店頭は、ある程度給油台数も増えつつあったが、期待外れに終わった感がある。サウジ石油施設への攻撃で急騰した原油価格は、月末にかけて攻撃前の水準に落ち着きを取り戻しつつあるが、先行き不透明感が強く、不安定な状況。
商店街 佐世保市
*9月期は、台風・大雨の影響があり、大型クルーズ船(ジャパネットチャーター船)の日本人観光客や「艦隊これくしょん(艦これ)」のイベントで、2万人以上の来街者が訪れるなど流動人口による特需はあったものの、度重なる天候不良によりプラスマイナスゼロ程度になってしまった。秋口からと期待したいが、10月1日以降は増税からの様子見で、来街者の財布の紐が急にきつくなった感じがする。

島原市
*商店街が指定管理している「ゆとろぎの湯」半期の状況は、昨年対比で103%と僅かに伸びている。入浴料など若干増えたが、大型バスなどの駐車場収入が減っており、観光客が減少しているように感じる。
サービス業 旅館業
*ハウステンボス入場者数の減少が、週末の稼働を悪化させている。9月は、4週目に台風が来てキャンセルが相次いだ。

旅館業
*韓国人観光客の減少等により、今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると減少した。

飲食業
*台風の影響が大きく前年比△20%、9月中の修学旅行生も更に減っていると思われる上に、お土産等指定店での買い物を学校側が生徒に強要しているケースも散見される(小学校が多い)。
建設業 建設業
*技術者の高齢化により、若手技術者を募集するも応募者不足や中には応募者ゼロの企業もあった。このため、受注機会の逸失につながった。また、専門工も同様で、深刻な人手不足が人件費の増加や工事進捗に影響を及ぼしている。
運輸業 運送業
*9月も荷動きが悪く売上が減少した。軽油は高止まりで収益も悪化している。運転手を募集しても応募がなく、人手不足が深刻である。

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