経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 2 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 2 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*12月の醤油・味噌の出荷量は、前年並みを推移し依然として厳しい状況。中には、前年比増の企業もあり、年末商戦での営業活動効果があっている。業界として食の多様化・少子化の影響により顕著に減少しているため、来年度に向け1月~3月の販路拡大がカギ。また、小容量化が進んでいる中、設備投資も負担となっている。輸出は好調を維持するとの内容。

冷凍水産食品加工業
*12月は正月を控え、最も売上げの上がる月であるが、前年比10%程度の減少となった。お歳暮用贈答蒲鉾についてはほぼ堅調に推移したが、正月用品の需要としては減少傾向が見られた。「かんぼこ王国」では、おでんを販売できるキッチンカーを導入し、今後イベント等で活用する予定である。

麺類
*売上高、収益面で最も見込める月ではあったが、雇用人員の確保という面で充足できなかったため、成果を得ることが難しかった。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比84.5%、本格焼酎は89.2%、全体では87.8%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比93.9%、本格焼酎は98.7%、全体では98.1%であった。
印刷 印刷
*日本製紙連合会の速報では、印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比△6.4%と減少が続いている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*長崎県土木部による海砂代替骨材として、砕砂を用いることが委員会で検討されており、砕砂を使用した時の手引書の作成に関する会議が開かれ、年度内に委員会より報告されると思われる。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*舶用機械製品(舵取機材・過給機)及びボイラ部品関連の受注量は、前年度ほぼ横這いで堅調に推移している。また、県外客先からの受注も組合員によっては、水車・ポンプ等の部品の機械加工の仕事が若干増加傾向にある。但し、タービンブレード等の受注環境は依然厳しい状況である。
一般機器 一般機器
*2か月連続で前年対比大幅ダウン。累計で前年比95.7%と落ち込んだものの、前前年比では118.0%と取り立てて悪い数字ではない。工場での労災事故が増えているのが心配。
小売業 青果物販売
*取扱い高は、累計86.2%と相変わらず安値が続く。年末商戦も期待したが、日和が悪く今ひとつ売上が伸びず、収益状況も若干悪化した。また、商店街も盛り上がりに欠けた。青果物には軽減税率が適用されているが、10月からの消費者の購買意欲が削がれていることを実感している。

鮮魚介販売
*入荷・価格とも前年並み。しかし、正月前というのに魚市場に例年のような活気が全くなし。各スーパー、量販店とも売出しの時は活気があるが、小売店においては固定客のみでフリーの客は全くなく、長崎の市場形態が崩れ、一つ一つ消えているのが現況である。

食肉販売
*例年、当月は平月と異なり、総じて2割強程度の売上げ増が見込まれる。繁忙期であり、特殊な月でもある。しかしながら、数年来その売上が確保できるかどうか不安を抱えながら日々の営業を継続している。特に、人手不足の問題は大きく深刻さを増し、業務の縮小を余儀なくされた組合員もいる。加えて、本年国内で発生し広がりを見せたCSF(豚コレラ)の問題では、風評被害により消費が鈍化しつつあり、未だ終息の目処も立っていない。不安要素ばかりが目立ち、先の見えない状況である。

生花販売
*12月18日~20日に県庁ロビーにおいて、正月向け菊のPRイベントを行った。主に菊(ディスパッド・ピンポンマム)を中心にアレンジを展示した。報道関係も取り上げてくれて好評のうちに終わることができた。以前は、クリスマスには飲食街に花束を持っていく人が多かったが、最近はほとんどいなくなった。正月用の商品は、天候にも恵まれ販売はそこそこ良かった。生産量が例年よりも品薄状態で花屋の仕入れ量が少なかったため、在庫が残らない状態で販売できた。

石油販売
*原油価格は、12月上旬に開かれるOPECプラスの会合で産油国が減産規模拡大で合意したことで、上昇を続けている。それに伴い、元売り仕切り価格も上昇しているが、年末の買い入れ時に価格の転嫁は難しい状況にあり、収益は下落傾向。ただ、当面の原油価格が下落に転じる可能性は低いと思われ、徐々に販売価格も上昇に転じると思われる。販売量について、灯油は暖冬の影響で出荷は鈍い。
商店街 佐世保市
*ボーナス商戦に期待するも、全体的な暖冬で衣料品等の販売が伸び悩んだ。また、生活スタイルの変化か生鮮品(正月用品等)も同様であった。12月迄で廃業による退会1社、都合による退会1社、合計組合員2社の退会があったので、新規出店者の組合加入を推進したい。

島原市
*高校生の今年度の実践店舗「島商ップ」が12月14日で最終日だった。朝からブラスバンドのパレードで閉店セールが始まり、それに合わせて商店街が指定管理している「ゆとろぎの湯」でも、うどんや炊き込みご飯など販売し、高校生がお年寄りから注文や配膳を手伝ったりして交流し、お客様も大変喜んでおり賑やかだった。今年で16回目の事業が終了した。
サービス業 旅館業
*ハウステンボスの集客減により、宿泊客が減少している。

旅館業
*今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると減少した。(韓国人観光客の減少による。)

飲食業
*3連休がなかった事、及び昨年は3連休後も学生の動きがあったが、今年はその動きもなく、年末の人出も減った感があり、前年比△15~25%と大きくマイナス。夜間の人出の少なさに拍車がかかっている。それに加え、人件費の増加や採算の悪化など悪循環になっている。
建設業 建設業
*元々建設業に入職する人材が少ない中で、長崎市では特に若い人材が県外へ流出している。その影響もあり、技術者・技能者の人手不足及び高齢化に拍車がかかり、技術者や下請け業者を確保することが難しく入札に参加ができない。
運輸業 運送業
*12月は、青果物が不作で売上げが減少したことに加え、土木関係もなかなか伸びてこなかった。軽油は高止まり、厳しい状況が続いている。

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