経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 月 期 景 況 天 気 図
天気図
1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*1月の醤油・味噌の出荷量は、依然として厳しい状況。新型肺炎コロナウィルスによる観光客の減少も原因の一つとして考えられる。「更に拡大懸念」との記事で今後の影響が心配される。2月~3月の営業活動として、新商品開発提案や展示会等への積極的参加が鍵、来年度の出荷量増に繋がる販売拡大を願いたい。

冷凍水産食品加工業
*1月の売上は、前年比で10%以上の落ち込みであった。長期売上減少が続いている。長崎市では、1月~2月にかけて開催されるランタンフェスティバルによる観光客が増加するが、今年は新型肺炎コロナウィルスの影響が心配される。2月には、「おでん」を主体としたイベント電車を運行する予定である。

食料品
*年始からの需要の増加により、売上高が増加した。

麺類
*正月の帰省客はあったが、土産品等の売上は伸びなかった。一般の売上は、前月比としては少ないが、少ないなりに維持することができた。しかし、収益性は経費が上昇している分、落ち込んでいる。後半は、新型コロナウィルスが発生しており、空港等の売上が心配である。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比89.8%、本格焼酎は94.7%、全体では92.9%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比95.0%、本格焼酎は101.3%、全体では100.4%であった。
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*業界全体では、厳しい状況ということには変わりはなく、その厳しさが益々加速しているようである。
窯業・土石製品 生コンクリート
*上半期(4~9月)は、前年比97.3%の出荷であった。10~1月迄の前年比は93.3%となっており、このまま推移すれば前年出荷を割ることが予想される。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*受注環境に大きな変化はない。舶用機械製品は、安定した仕事量を確保して堅調に推移している。ボイラ関連の仕事量は、減少傾向にあるものの、夏場頃迄は何とか確保の見通しである。但し、先行主要客先の事業の動向が懸念される。
一般機器 一般機器
*売上は、前年を下回るが前々年よりは10%以上上回る。景気状況にまだ不安感は残る。何より従業員の新規採用、定着等雇用の不安定さが大きな問題。
小売業 青果物販売
*年明け最初の初市こそ高値がついたが、それ以降は年末から続く安値が生産者はもとより、末端の小売業者までもが苦しい状況。特に、暖冬の影響で鍋物商材の白菜、大ネギ、キノコ類は採算割れ状態。また、果実の方も主力のイチゴが曇天による日照不足の影響で実つきが悪く、出荷が少ないため、売上が作れず減少傾向となった。取扱高は、昨対比104.1%。

鮮魚介販売
*1月は、毎年6日より魚市場の開市となっているが、10日頃迄ほとんど入荷がなく、月後半より入荷が順調となったが、小売店では品揃えに苦心した月であった。

食肉販売
*前年より引き続き暖冬の影響で、年初より「ご馳走疲れ」の側面もあろうが、時期の商材の売行き不振が目立った。逆に期待をしていなかった商材に動きが見られたものの、全体的に売上については、微減というところか。一方、業務用卸関連では、足元で広がりを見せる新型肺炎の影響で、頼みの観光関連業・飲食店等の不測の低迷を懸念する声もでており、組合員にも不安に拍車がかかっている。

生花販売
*正月明けの1月は、花卉業界は入荷量も少なく、これといった特別な物日もないので静かな月になる。2月のフラワーバレンタインや送別会に期待したい。

石油販売
*OPECプラスの会合で産油国が減産規模拡大で合意したことや、米中貿易交渉合意を受け、原油価格は上昇に転じている。更に年明け以降、中東情勢の悪化を受け、原油の供給不安が高まり、原油高が進行、販売価格も値上がりしている。灯油については、暖冬傾向で依然として出荷は鈍く、ガソリンも販売価格高騰の影響もあり鈍い。
商店街 佐世保市
*年初の「初売り」については、開店日や開店時間など商店街としての統一性が図れず、購買客が集中する賑わいを創出できなかった。1月中旬以降から、世界的に流行の兆しを見せている「新型コロナウイルス」により、来航予定だった大型クルーズ船の入港キャンセルが発表され、商店街にも悪い影響を与えている。また、地元の方も外出を控える傾向にあるのか、例年に比べて人通りが少ない印象がある。

島原市
*今年も盛り上がりもなく正月が終わり、昨年より告知してあった商店街に隣接するディスカウントショップが1月26日閉店となった。しかし、数年前からイオンが撤退か建て替えか混沌としていたが、1月16日に土地所有の島鉄とイオン、そして島原市で2022年春リニューアルをめざすと記者発表し、商店街連盟でコンパクトシティとして動いていただけに、少しは明るいニュースかと思う。今年の5月には、旧イオンが閉鎖になることから、高齢者など買い物難民とならないよう対応に努めたい。
サービス業 旅館業
*新型コロナウイルスの発生以降、売上に悪影響が出ている。企業としても対策を検討しているが、終息の兆しが見えない。今後の動向を見守るしかないが、売上・資金繰りは厳しくなるだろう。

旅館業
*消費税の影響なのか、お客様が減少している。特に、飲食部門は苦戦を強いられている。

旅館業
*今月の売上・宿泊人数は前年同月と比較すると減少した。(韓国人観光客の減少による。)

飲食業
*今年は、ランタンフェスティバルが1月24日スタートで8日間早かったため、前年との単純比で+60%であった。但し、中国のウィルス問題でランフェスの人出は厳しく、例年ランフェス前半として考えると、売上は半分以下程度と考えられる。
建設業 建設業
*技術者の高齢化及び人材不足により、受注機会を逸失しており、売上が低下している。
運輸業 運送業
*1月も青果物の売上が伸びず減少した。その他の部分は例年並みだった。軽油が上昇してきて収益が悪化してきたことに加え、運転手不足も深刻である。

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