2020年　2月期　情報連絡員情報｜ながさき中央会広場長崎県中小企業団体中央会

情報連絡員情報

毎月、県下の各業界より４８名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式：（「増加」「好転」した組合数－「減少」「悪化」した組合数）／有効回答数　×　100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。　　

快晴：30以上　晴れ：30～10　くもり：10～△10　雨：△10～△30　大雨：△30以下

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景況天気図
情報連絡員レポート（製造業）
情報連絡員レポート（非製造業）

１．景況天気図

２　月　期　景　況　天　気　図

２．情報連絡員（製造業）レポート

２　月　期　情　報　連　絡　員　報　告

食料品	味噌醤油＊2月の醤油・味噌の出荷量は、１月に続き厳しい状況。新型コロナウィルスによる観光客の減少に加え、感染対策としての各地イベントや学校給食中止の影響も原因の一つとして考えられる。また、地域感謝の「蔵開き」等のイベントが中止となり残念。営業活動が発揮できるよう、１日も早く終息することを祈りたい。冷凍水産食品加工業＊2月の売上は、ほぼ前年並みを確保した。期待したランタンフェスティバルは、新型コロナウイルスの影響で低調に推移した。今後コロナウィルスは、消費者の消費動向に大きな影響を与えると予測され、業況の悪化が懸念される。麺類＊新型コロナウィルスの発生により、ランタンフィスティバルをはじめ、観光関連事業には大きな影響を受けた。特に、飲食や土産品の販売減について経営に影響を受けている。また、地場のスーパーや食堂での販売については、現状維持を確保するのが精一杯であった。酒類＊課税移出数量は、清酒が前年同月比94.2％、本格焼酎は91.2％、全体では92.1％であった。在庫数量は、清酒が前年同月比93.8％、本格焼酎は101.8％、全体では100.5％であった。
印刷	印刷＊再生紙の要望はそこそこあるが、期限までの入手が難しく納品に支障をきたすことがある。
窯業・土石製品	生コンクリート＊出荷数量の減少が止まらず、前年同月比で87.8％まで落ち込んでいる。特に、対馬を除く離島地区が前年同月比で約60％となっており、厳しい状況にある。
鉄鋼・金属	金属製品製造業＊受注環境は依然として厳しい状況であるが、舶用機械製品は減少ながらも堅調に推移している。給油装置・タービン部品関連の仕事量は、ジリ貧状態である。ボイラ部品関連は、目先の仕事量は何とか確保しているが、先行きは不透明。また県外客先の現地工事については、新型コロナウィルス感染の影響で2月～3月は自粛している状況である。
一般機器	一般機器＊景況が良くなりかけていたが、新型コロナウイルスの影響で悪化しそう。中国に外注している企業は、既に影響が出ている。世界的に経済活動が鈍化している中で、静かに生産活動を続けている状況。

３．情報連絡員（非製造業）レポート

小売業	青果物販売＊2月も相変わらず安値が続き、生産者のため息が聞こえる。引き続き安値が続く模様。よって、販売価格や収益状況も悪化を辿る。また、明るい兆しが見えないところへコロナ肺炎の報が届き、消費者の購買意欲が削がれ最悪の状態となり、見通しが全く立たない。取扱高は、昨対比94.4％。鮮魚介販売＊入荷は順調であるが、小売の客足が少なく、しかも病院・老人ホーム・施設への納入が減少している。食肉販売＊暖冬で鍋需要が伸び悩む中、新型コロナウイルスの国内での感染拡大により、予定されていた各種イベント・行事等の中止及び延期も多数あり、小売・業務用共に需要が著しく低下した。特に、業務用卸の売上構成率が高い組合員の中には、2割程度の売上が減少したところもあった。終息の予定も不確実な中、経営の根幹を揺るがす想定外の状況に、関係当局の早急な緊急支援対策が必要とされている。生花販売＊2月～3月にかけて、人の移動も多く年間で一番花が動く月だが、新型コロナウイルスの発生により人の集まりに制限が設けられ、花の需要が最低となった。石油販売＊新型コロナウイルスの影響を受け、原油価格は不安定な動きを続けている。新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界経済の減退やエネルギー需要減退への懸念から下落していた原油市場は、ＯＰＥＣなどの主要産油国による協調減産強化への期待から反発し、上げ下げを繰り返している。燃料油販売については、新型コロナウイルスの拡大や暖冬の影響により、予想以上に落ち込むことが見込まれる。
商店街	佐世保市＊新型コロナウイルスの世界的流行により、社会全体に不安感や自粛ムードが蔓延している。2月後半より、イベントや会合の中止・延期が著しい。来街客数も減少し、「二八」と俗に言う消費が落ち込む時期と重なって、更に景況が悪化している。島原市＊島原市の中心地にあるイオン島原店が、2022年春オープン予定となった。商店街としてもコンパクトシティをめざしてイオンと連携し、賑わいのある街づくりをめざすため、青年部を中心に企画活動を進めていきたい。
サービス業	旅館業＊新型コロナウイルスの影響で、飲食・宿泊ともにキャンセルが相次ぎ困っている。旅館業＊今月の売上・宿泊人数は、前年同月と比較すると減少した。(新型コロナウイルス感染拡大と、防止のための外出制限による。) 飲食業＊今年のランタンフィスティバル17日間と、昨年の15日間を比べると△40～50％と大幅減。新型コロナウイルスの影響がどこまで続くかわからず、資金繰りに苦しくなっているのが現実。2月末の一斉休校要請から、更に厳しくなっている。
建設業	建設業＊技術者不足により受注機会を逸失。また、受注している工事については、下請け業者確保も人手不足により厳しく、確保するためにはそれなりの労務費単価が必要であり、人手不足の影響が大きい。新型コロナウイルス感染の影響は、今のところ限定的でこれから影響が出てくると思われる。
運輸業	運送業＊2月は年度末だが、売上が伸びず減少した。新型コロナウイルス等で、帰り荷が少なくなってきている。軽油は高止まっており、厳しい状況が続いている。