経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
5 月 期 景 況 天 気 図
天気図
5 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*5月の醤油・味噌の出荷量は、新型コロナウイルスの影響を受け厳しい状況。観光関連の低迷と個人消費の減に比例し、4月及び5月と2カ月連続で業務用の減少傾向。この時期は、新商品・主力商品の販路強化が必要。営業ができない状況が続くが、新規ファンづくりで売上増を願いたい。

冷凍水産食品加工業
*5月の売上は、前年比で県内出荷・県外出荷ともかなりの落ち込みが見られた。新型コロナウイルスの影響を受け、消費が大幅に落ち込んでいると考えられる。景気の停滞は、長期化するのではないかと危惧される。

食料品
*新型コロナウイルスの感染拡大防止対策による影響等で、観光地の閉鎖など売上が減少した。反面、自粛等による内食の拡大で、スーパー等での商品売上が増加した企業もある。

麺類
*新型コロナウイルスによる営業自粛要請で、飲食店の休業や開店しても売上が伸びず大幅に落ち込んでいる。観光客の減少により、観光土産品の売上も大きく減少。一方で、県外・県内の量販店向けの商品は、売上が伸びた。しかし、全体としては飲食店向けの落ち込みをカバーするまではなく、前年同月比売上は大きな落ち込みとなった。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比42.7%、本格焼酎は61.9%、全体では56.6%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.2%、本格焼酎は104.5%、全体では103.8%であった。
印刷 印刷
*2020年4月、日本製紙連合の紙・板紙需要速報によると、印刷情報用紙の国内出荷は前年比19.7%減、9ヶ月連続の減少となっており益々悪化している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*例年実施している工場への品質管理監査が、新型コロナウイルスの影響により実施できない状況となっており、再度計画をやり直すこととなった。出荷実績は、先月に引き続き前年出荷数量を上回る実績となった。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*舶用機械製品(舵取装置・過給機)の仕事量は、前年度並みで推移している。ボイラ部品関連の仕事量は、ここ数カ月は見えている。先々は、主要客先の受注状況によるが国内火力発電所の新設がなく、仕事量の減少が懸念される。新型コロナウイルスの影響で、県外客先への営業活動を自粛・停止していたため、6~7月の工事量に影響が出ている組合員もある。
一般機器 一般機器
*景況は悪化しており、営業活動も互いに自粛している状況。企業にとって今できることを一つずつやっていくしかない。
小売業 青果物販売
*青果業界は、新型コロナウイルスの影響で売上が伸びない店舗、伸びた店舗と二極化になっている。学校給食や飲食関係の納品業務が主な売上のところは、軒並み8割以上の売上ダウンとなるが、立地が良く、またテナントとして大型店舗に入り込んだ店舗等では、売上を大きく伸ばしている。全体的な目で見ると、景気の悪化は感じられる。青果物の価格は、都市部の巣ごもり需要で引き合いが強く、取扱高は108%となる。

鮮魚介販売
*新型コロナウイルスによる外出自粛で、小料理店・居酒屋・ほか夜の店舗も休業するなど、売上が減少し大変厳しい状況である。

食肉販売
*新型コロナウイルスの国内での感染は、一応落ち着きを見せたものの、その影響は業界の販売及び経営に、引き続き大きな打撃を与えている。特に業務用卸を主体にした業態の組合員にとっては、益々深刻さを増しており、厳しい状況に追い込まれている。逆に、小売を主体とした業態の組合員では、外食が激減したことで内食需要が増加し、二桁の伸びを見せたところもあり明暗を分けた。外食関連は、月内より徐々に回復を見せているものの、観光業については6月末迄の休業が殆どで、従前の状況に戻る迄にはまだ相当な時間を有するであろう。そういった状況の中、特別貸付制度などが創設され、資金繰り支援の拡充・強化されたことは大変心強くありがたい。

生花販売
*5月10日は母の日だったが、今年は母の日としてキャンペーンを行い、売上は良かった。特に、インターネットなどの通販が前年よりも伸びた。しかし、母の日を過ぎると前年より売上は悪化した。

石油販売
*新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言下で迎えた大型連休は、移動自粛で行楽や旅行の需要が消失したことにより、昨年度に比べ3~4割大幅な減販となった。緊急事態宣言が全面解除されたが、自粛ムードは続いており、需要回復にはまだまだ厳しい状況にある。原油市場は、需要回復の期待とOPECやロシアなどの主要産油国が大規模協調減産を開始したことや、サウジアラビアが自主的に6月より追加減産に取り組むと伝えたことにより、今後は販売価格も上昇に転じると見られる。
商店街 佐世保市
*5月6日迄を目途に、休業していた店の開店、また緊急事態宣言の解除等に伴い、商店街にも少しづつ消費者が戻りつつある。ただ、消費は依然として冷え込んでおり、商店街としても、一律給付金(10万円)や6月の年金受給日などを期待し、購買意欲を喚起させるような販促企画を計画中である。

島原市
*5月の連休は、新型コロナウイルスによる緊急事態自粛要請のため、日頃より商店街の通り客は減っていたが、更に少なくなった。商店街が指定管理している島原温泉「ゆとろぎの湯」は、例年ゴールデンウィークの時期は入場者も多かったが、今年は同じ月で昨対31.9%の売上だった。駐車場売上も36.1%と、全て予想以上の厳しい結果だった。定時総会は、いろいろ検討し書面議決などで出席を減らし、3密に注意して実施した。
サービス業 旅館業
*新型コロナウイルスに伴う移動自粛要請により、最悪な状況。

旅館業
*新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言の外出制限と県をまたいでの移動制限により、今月(売上・宿泊人数)は、71%~99%売上が減少した。

飲食業
*5月は、GW、春の修学旅行と一年で一番売上が大きい月であるが、今年はGW中休業、GW明けも時短営業や休業しており、前年比△95%以上。料理店は、昼にサラリーマンを含め売上があるが、物販店はほとんど売上が見込めず、店を開けても赤字が増える状態が続いており、更に厳しさが増している。
建設業 建設業
*新型コロナウイルス感染の影響により、受注予定先企業の業態が悪化し、設備投資の計画延期・縮小や中止がでている。これからは、まだまだ厳しい状況になると思われる。
運輸業 運送業
*5月は、青果物が不作で売上は減少、またその他の部門も新型コロナウイルスの影響等で少し減少した。軽油価格が安値で推移しており、収益には若干プラスに働いているようだ。今後の動きが心配である。

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