経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30以上 晴れ:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
6 月 期 景 況 天 気 図
天気図
6 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*6月の醤油・味噌の出荷量は、新型コロナウイルス感染症の拡大影響を受け、前年対比で依然として厳しい状況。そんな中、4月及び5月と2ヶ月連続減少の業務用が増加傾向。6月の勢いで、7月以降の回復を願いたい。しかし、新型コロナウイルス第2波の影響と活発な梅雨前線の影響が不安。

冷凍水産食品加工業
*6月の売上は、新型コロナウイルスの影響で大きく減少した。7月以降も、人の移動が規制されるので低調に推移すると考えている

食料品
*ネット販売等により、売上増加の企業もある。

麺類
*新型コロナウイルスの影響で、外食の売上が大幅に減少した。一方、スーパーマーケット向けの売上は増加した。6月になり、外食でも地元の消費者対象の店舗は売上が戻ってきたが、観光客向け飲食店の売上はまだまだ回復していない。また、土産品の売上回復の目途も立たない。

酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比56.9%、本格焼酎は65.7%、全体では63.4%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比98.9%、本格焼酎は104.0%、全体では103.2%であった。
印刷 印刷
*日本製紙連合の2020年5月の紙・板紙需給速報によると、印刷情報用紙の国内出荷は前年比33.2%減、10ヶ月連続の減少となっており、減少率が大きくなり益々悪化している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*離島地区で、前年比281%のところもあれば29%のところもあり、需要に偏りがある。県全体の出荷は、104%と順調に推移している。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*舶用機械製品(舵取装置・過給機)は、前年度比横這い状況で堅調に推移している。給油装置関連は「火力発電所」の新設工事がなく、本年度下期以降の仕事量に影響がでてくる。ボイラ部品関連の仕事量は、ここ数ヶ月は確保できている。組合員1社が仕事量の調整で6月中5日の休業を実施した。新型コロナウイルスの影響で、県外への営業活動を自粛していたが、6月より営業活動を再開した。
一般機器 一般機器
*製造業の企業は、新型コロナウイルス感染症による経済停滞、自粛要請により売上ダウンを余儀なくされている。今後、しばらくは影響がでるものと思われる。
小売業 青果物販売
*6月に入っても、新型コロナ禍の影響はかなり深刻で若干持ち直しているものの、依然として深刻な状況は続く。特に、納品業務は先行きが見通せず、従業員の雇用にも影響がでる模様。青果物は、北海道産の馬鈴薯の切上げが早く、長崎産に引き合いが強く記録的な高値となる。全体的に相場は高め傾向で、取扱高は昨対比134%となる。

鮮魚介販売
*月夜間・時化続きで入荷量が少なく、青物の鯖・鯵の価格が高く、販売量も例年の半分程であった。

食肉販売
*新型コロナ禍以前の状況には程遠いものの、全体的には少しずつ戻りつつあるという意見が多かった。店頭小売は、単価の高い物は余り動いていないが、それ以外はそこそこ売れており、消費者の購買意欲も高まってきていると実感しているところである。一方、業務用については前月よりも若干の好転が見られるが、月内に営業を再開した観光関連・飲食関連の得意先に客足が戻っておらず、組合員の業務も停滞気味で回復にはまだまだ時間がかかりそうだ。行政の更なる支援が必要であり、大きく期待しているところである。

生花販売
*組合員の小売店舗の売上は、前年対比80%位を推移している。新型コロナウイルスの感染拡大のため、婚礼・パーティー・葬儀の在り方も変わり、売上も極端に減少している。新型コロナウイルスが収束しない限り、売上アップの見通しがつかない状況である。

石油販売
*新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除から1ヶ月が過ぎ、ガソリン需要も少しずつ回復している。6月に入り、週ごとに回復、緊急事態宣言中およそ2割から3割の需要減少から1割減のレベルまで戻りつつあるものの、以前の姿にはまだ遠い。原油市場は、主要産油国が大規模協調減産の延長で合意したことで、原油価格が上昇しており、今後、販売価格にも影響すると思われる。
商店街 佐世保市
*5月の非常事態宣言解除後、商店街にも客足が戻りつつあり、6月に入っての個人給付金(1人10万円)の着金や年金受給(6/15)と相まって消費マインドが好転し、売上も低迷期に比べれば回復しつつある。商店街組合としても、機を逃さず「お買い物ラリー」や「佐世保市のプレミアム付振興券」発売に併せた販促企画を計画している。

島原市
*商店街が指定管理している温泉施設「ゆとろぎの湯」は、5月が昨対で32%だったが6月は86%まで回復したものの、まだまだ不安定である。商店街に女性部が発足、商店街を女性やママの目線で盛り上げ、かつての賑わいを取り戻そうと「女子が楽しい一番街」プロジェクトが始まった。毎年恒例の土曜夜市は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止と決定した。
サービス業 旅館業
*新型コロナウイルスによる非常事態宣言が解除され、少しずつお客様の動きはあるものの、前年の3割程度となっている。

旅館業
*6月は閑散期に加え、新型コロナウイルスの影響が心配されたが、長崎県と雲仙市の宿泊キャンペーンが功を奏し、ほとんどの旅館で例年よりも売上があった。

飲食業
*前年同月比△85~95%。全国の移動緩和になった6月19日以降の週末に、若干ではあるが人出があった。平日は相変わらず人出はない状態。県・市の宿泊クーポンは、料理店には少し効果があるかもしれないが、物販、特にお土産店には恩恵がほぼない。とにかく、店を開けてもキャッシュアウトが続く以上厳しい。
建設業 建設業
*新型コロナウイルス感染症の影響で、民間設備投資が大幅に落ち込み、既に計画縮小や延期・中止等のケースが出ている。また、これから夏を迎えマスクの着用で作業をしているため、熱中症対策も加わり、悩ましい課題を抱え建設現場では様々な対策を講じている。
運輸業 運送業
*6月は、全体的に荷動きが悪く売上は減少した。特にダンプの動きが悪かった。新型コロナウイルスの影響で帰り荷が薄いようだ。軽油が上昇しており厳しい状況が続いている。

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