経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
7 月 期 景 況 天 気 図
7 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*7月の醤油・味噌の出荷量は、前年比微減。4月からの業務用の大幅な落ち込みから、徐々に回復傾向。7月は醤油二次加工品・ドレッシング品の出荷が微増、改善に向けた兆しが見られたものの、新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状況。最近、新型コロナウイルス感染症拡大のリスクを考慮したWeb会議に参加、Web商談への取り組み強化を感じた。
 
冷凍水産食品加工業
*7月の売上は、前年比20%減で推移した。今年4~5月頃よりやや回復してきたが、例年に比べると低調な状況が続いている。新型コロナウイルスの影響で観光客も少なく、需要に大きく影響している。今後長期にわたる悪影響を心配している。
 
食料品
*新型コロナ禍の影響で、家食傾向等による商品売上やお中元商品の売上が増加した。
 
麺類
*新型コロナウイルスの影響で売上減。一部では回復しつつあるが、観光客が戻る迄は厳しい状況が続く。
 
麺類
*買い控えか注文数がなかなか伸びていない。組合員へは発注数を減らして在庫調整をしている。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比73.1%、本格焼酎は82.5%、全体では80.5%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比99.9%、本格焼酎は110.6%、全体では103.9%であった。
印刷 印刷
*業界の不調が始まってずいぶんと経過したが、益々先の見えない状況となっている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*当工業組合技術センターにおいて、コンクリートの圧縮試験に対するISО17025の認定更新審査が実施され、島原南高・下五島・県央の3センターは指摘事項もなく審査が終了した。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*受注環境が厳しさを増している状況にあるが、売上は前年度並みを確保したいと各種取り組みを実施している。
一般機器 一般機器
*金属加工業へのダメージが拡大している。まだ本格的な営業活動ができておらず、顧客も発注する体制が整っていない。仕事量に対して、従業員の過剰感があり効率が悪い状態。業況感悪化。
小売業 青果物販売
*7月に入っても、新型コロナ禍の影響は留まることを知らず、前年度の売上を下回るところが続出する。また、各地を襲った7月豪雨が農作物に多大な影響を及ぼし、青果物の価格も昨年を大きく上回り約150%高となる。第2波の到来も予測され、先行きが全く見えない。
 
鮮魚介販売
*時化続きのため、入荷量が少なくシーズンである鯖・鯵の水揚げがなく、鯵も小型であった。販売においても、新型コロナの影響で客足も少なく例年の半分程であった。
 
食肉販売
*新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除後から、再び大都市を中心とした感染拡大が加速しており、全く先の見えない現状である。その間、食肉の需要、特に消費及び流通は大きく変化してしまい、当面この状況は続くと見られ、今後もしっかりとした対応が必要とされている。小売については、内食需要の高まりを受け比較的好調に推移しており、混雑するスーパーを避けて流れてくるケースもあり、新規顧客を獲得したという声もある。改めて食品専門店が見直される機会となったといえる。一方、少しずつ回復傾向にあった業務用卸も全国的な感染拡大により再びの自粛ムードの中、観光関連及び飲食関連のオーダーも減少気味となり、消費が低迷してきている。小売部門と卸部門の構成比率が、組合員の業績に大きく影響が出ているのが現状である。
 
生花販売
*新型コロナウイルスの感染拡大により、繁華街での小売店の売上が減少。葬儀等では、大手葬儀社による生花スタンドの持ち込み禁止による需要の低下や、ブライダルでは日延べが続き、組合員の売上が減少している。更に、生産者・卸売業者・輸入商社から商品の供給不足が続いている。
 
石油販売
*回復しつつあったガソリン需要は、7月に入り長雨の影響や新規感染者の急増により、前年に比べ2割程再び落ち込んでいる。油外収益についても、新型コロナウイルスによる営業販売自粛に加え、長雨の影響による洗車収益の減少で大きなダメージを受けている。原油市場は小幅ながら上昇しており、販売価格も上昇すると思われる。
商店街 佐世保市
*7月11日より、佐世保市発行の「させぼ振興券2020」(15%のプレミアム付商品券)の効果、また、それに合わせた四ヶ町の販促企画(お買物スタンプラリー振興券版)もあり、組合全体の売上は向上したものと考えられる。しかし、7月下旬からの新型コロナ感染第2波のマイナス要因により、再び沈滞ムードに変わり、総じてみれば昨年比同じ位の景況かと思われる。
 
島原市
*7月は新型コロナウイルス及び大雨などの影響で、先月に続き厳しい月になった。指定管理している「ゆとろぎの湯」は、5月に昨対32%だったことを考えると7月はもう少し伸びるのかと期待していたが、7月も昨対83%と苦戦している。毎年恒例の土曜夜市も今年は中止となり、いろいろなイベントも新型コロナウイルスにより全体的に沈みがちな状況の中、商店街青年部を中心に幼稚園・保育園の協力により、子供達に「絵で花火大会!商店街で打ち上げよう!」と企画、自由に描いた夢のある絵を散策してもらうなど、買い物客や観光客に好評であった。
サービス業 旅館業
*新型コロナウイルスによる自粛のため、宿泊人数、売上とも大変厳しい。
 
旅館業
*新型コロナウイルスの影響が心配されたが、先月同様に長崎県と雲仙市の宿泊キャンペーンが功を奏し、ほとんどの旅館で例年よりも売上があった。
 
飲食業
*週末に関しては若干人出が出てきたところに、豪雨と新型コロナウイルス感染者の増加で再度減少傾向にある。4連休は、23~24日はまあまあ人出はあったが、既に25日(土)には減って、26日(日)は通常の日曜日と同じ。通常の4連休と比較すると約30%程度。4連休後の人出は更に減って、5月に逆戻りした状態。
建設業 建設業
*新型コロナ禍で建築工事を手掛ける組合員は、民間工事発注の見合わせや建設資材及び住宅設備機器の逼迫などで苦慮している。また、感染症予防対策として社員の健康維持と、チェック体制強化などの現場管理費用の負担も増えてきている。
運輸業 運送業
*7月は青果物が終わり売上は減少した。土木関係の仕事も減少している。軽油が上昇しており、厳しい状況が続きそうだ。

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