経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
8 月 期 景 況 天 気 図
8 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*8月の醤油・味噌の出荷量は、前年比微減。やはり新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が発令、経済活動が抑制されたことから景況感が急速に悪化、また豪雨被害の影響もあり、売上が減少し生産稼働率は減少傾向。特に、業務用は新型コロナ禍の再拡大への懸念から外出自粛や、三密回避など防衛意識が高まり売上増は厳しい。9月の台風の影響も懸念。
 
冷凍水産食品加工業
*8月の売上は、ほぼ前年並みを確保することができた。しかしながら、4~8月期では20%以上の落ち込みとなっている。今後の売上動向に期待しているが、年間を通じての売上は減少すると予想している。
 
食料品
*製造品種によっては、新型コロナ禍の影響で売上高が増加している企業もある。
 
麺類
*新型コロナウイルスの影響で、外食の売上が減少した。特に、お盆の帰省客の減少の影響が大きく、皿うどんのお盆需要は例年の半分程に落ち込んだ。観光客の減少は続いており、土産や宿泊向けの売上も低迷を続けている。スーパーマーケット向けの商品は、前年並みに落ち着いている。中元については、大きな増減はなかった模様。
 
麺類
*巣ごもり需要が続いており、物流が活発となった。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比83.5%、本格焼酎は84.8%、全体では84.5%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比100.9%、本格焼酎は104.2%、全体では103.7%であった。
印刷 印刷
*経産省発表の令和元年度工業統計によると、印刷業の事業所数(-4.0%)、従業者数(-1.6%)、出荷額(-5.1%)、付加価値額(-4.8%)と全国的にも厳しい結果となっている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*7月は前年比-8.3%の実績で今後が多少心配であったが、8月は稼働日数が少なかったにも関わらず回復し、前年比18.3%増の実績となった。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*舶用機械製品(舵取装置・過給機)の仕事量は、前年並みで推移している。火力発電所関係工事では、新設工事がなく、下期から仕事量に影響がでてくる。国内企業においても主要顧客や製品により、厳しさの違いが今まで以上に顕著となることが予想される。
一般機器 一般機器
*営業活動は再開したが、リスクも多く様子を見ながら慎重にならざるを得ない。売上は低迷したまま。また、取引先も少しずつ動きが出ているが、受け手の要望に応えられるだけの量はない。
小売業 青果物販売
*8月に入っても新型コロナ禍の影響は続き、お盆商戦に期待が高まったが、自粛モードの中売上はさほど上がらない。また、輪をかけるように果実で主力商品の西瓜、メロン、葡萄などが日照不足、梅雨の長雨の影響で品薄となる。蔬菜類では葉物、洋菜類に生育不足から入荷減に伴う高値となった。取扱高は昨対比127.4%。
 
鮮魚介販売
*毎年鮮魚小売店の8月は、時化・台風と入荷が少なく、今年も旬の魚の鯵・鯖が高値であった。新型コロナウイルスの影響により、商店街では客の減少が続いている。
 
食肉販売
*新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令以降、特に目立った変化もなく低調な状態が続いており淡々と経過した特異な当月であった。例年であれば流入人口が急増し、観光業界、飲食業界が繁忙期を迎えるのだが、本年は多くのイベント・行事の中止・お盆の帰省の自粛・観光客の激減などにより、本来の需要が極端に少なかった。小売専門店では、若干の売上増が確保できた組合員もいたが、単価の高い商品の動きは良くなかったそうである。業務用卸は、長引く厳しい状態から脱却できず前年対比30%以上の減収が続いており、体力も限界まで来ているとのこと。
 
生花販売
*イベント時やサブスク(定期的・定額の配達システム)サービスは、売上上昇しているものの、相場の落ち込みやブライダル等のキャンセル・日延べが多く、全般的に売上は減少。資金繰りは、一時的にセーフティネットで借入対処している。
 
石油販売
*夏場の最大需要期ではあるが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により移動を伴う帰省や観光の減少により、需要が伸び悩み、前年度に比べ10%以上下回っている。又、外出自粛の影響もあり、洗車等の油外収益も大きく落ち込んでいる。今後も需要面については厳しい見通し。原油市場は小幅に上昇を続けており、今後販売価格に影響が見られると思われる。
商店街 佐世保市
*県内の新型コロナウイルス感染者が激増とはいかないが、絶え間なく生じていること、また、時折の猛暑日によって来街者数(特に高齢者)は減少した。8月中旬(8/16、8/17)に実施した通行量調査でも、昨年同時期対比約30%減という結果がでている。
 
島原市
*8月は、毎年恒例の商店街土曜夜市が夏休みに入ってお盆まで計4回開催されていたが、今年は新型コロナ禍で中止になり、お客様から土曜夜市が無ければ夏が無かったようだと沢山の方から声があり、改めて何気なく受け継いできた土曜夜市が意義あるものだと感じた。商店街が指定管理している温浴施設「ゆとろぎの湯」の8月は、例年帰省客が多いが、今年は新型コロナ禍の影響で減少した。入湯者は昨対63%、駐車場は84%、特にバスの利用は22%と観光客・スポーツ関係が激減している。
サービス業 旅館業
*2月から始まった新型コロナ不況も、6~7月は少し客足は戻ったが、8月からは発病者の増加を受け激減している。非常に厳しい。
 
旅館業
*新型コロナウイルスの影響で帰省客も少なく、前年と比較すると7割減となった。GоTоキャンペーン利用者に期待したい。
 
飲食業
*料理店は前年比△70~80%、物販店は△85~90%程度。お盆期間中も帰省客・観光客共に人出がなく、GоTоトラベルの効果も今のところ見られない。7月からのマインドが続いており、当分マインドの改善が見込めないので厳しい状況が続くと思われる。
建設業 建設業
*新型コロナ禍で企業の業績が悪化し設備投資意欲が減退しており、民間建築工事の計画中止や引合いが減少。また、技術者や技能者の高齢化に伴う人材確保や下請け業者確保難もあり、業界全般に人手不足である。
運輸業 運送業
*8月は1年で1番売上が減少する月であるが、今回も青果物が無く厳しい月となった。軽油が少しずつ上昇してきており、厳しい状況が続いている。

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